「カヴァリーノ・ランパンテ この馬に乗れたなら!」フェラーリ The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
カヴァリーノ・ランパンテ この馬に乗れたなら!
昔、スーパ-カ-ブームってのが有ってね。
某飲料水メーカのビンの王冠裏に車のイラスト載ってて。
一杯集めた記憶が・・・懐かしい。
一番好きだったのは ランボルギーニ・イオタ。メッチャ憧れ!
王冠持ってて自慢www バカですよね。ハハハ。
ランボルギ-ニ・カウンタック、ロータス・ヨーロッパ、ランチア・ストラトス
ディーノ、デ・トマソ・パンテーラ、フェラーリ、
トヨタ・2000GT、ポルシェ 911ターボ etc
それで、あんまりフェラ-リは 赤のイメ-ジで暴れ馬エンブレムって事ぐらいしか知らなかったかな。ランボルギ-ニの方が仲間内でも人気だったような。
ポルシェ911も独特なフォルムで好き。
今回はその中の「フェラーリ」を鑑賞に行きました。
この映画は1957年のフェラ-リの事を中心に描いています。
実の正妻との息子ディーノが昨年の1956年に病気で死去。
そして翌年1957年ミッレミリアレースにてドライバ-のアルフォンソ・デ・ポルターゴの観客巻き込んだ事故死に及びます。
正妻ラウラ役(ぺネロペクルスさん)、愛人リナ(シェイリーン・ウッドリーさん)そしてその息子ピエロ(なんちゅう名前だ)との間に揺れて行く彼フェラ-リ役(アダム・ドライバーさん)の心境を描いて行きます。
まあ見てて、エンツォ・フェラーリってカッコイイね。身長あるし。
レ-サ-でもあり、技術者でもあり、経営者でもあり、良き父でもあり、正妻ラウラを愛していたし、愛人にも優しかった。
アダムの役作りが凄いのかもです。
終盤のミッレミリアレース事故の大惨事!。
ひでぇの一言。人体真っ二つやないか。
好く、あんな旧型マシンを復活させてレースシーンを撮ったなと思う。
見ていてヒヤヒヤですよ。(アブネ-アブネ-)(*ノωノ)
結局、破産寸前。妻が無条件でお金を貸してくれる・・・でも・・・
愛人の息子を認知(名前をフェラ-リにさせない)させないでと言う所。
女(正妻)と女(愛人)の戦いを感じたわ。
大奥の世継ぎ問題みたいに感じるね~。
12歳のピエロに、”お前には兄さんが居たんだよ”って
墓地で接する父エンツォの優しさが 心の救いですね。
中々な古いレースシーンの再現と、
エンツォ・フェラーリってどんな人だったのかを垣間見れた
ひと時でした。 (本田 宗一郎氏の伝記も遣ってくれ!)
ご興味ある方は
是非、劇場へGO!