「イタリア人がフェラーリを溺愛する理由」フェラーリ あさちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
イタリア人がフェラーリを溺愛する理由
個人的にはモータースポーツファンなのでレースシーンを始め、見るもの全てがメッチャ面白かった!場面の隅々までカッコ良くてクルマ好きジジイのオイラ痺れまくったわ(笑)
ミッレミリアを主軸に据えつつ、情熱的人生を生きるフェラーリ本人とフェラーリ家の内情、妻と愛人と子供たちとの愛憎を丹念かつテンポ良く描き切っていたので最後まで興味は尽きなかった
観る前にヨーロッパにおけるモータースポーツの位置づけは最低限理解しておいたほうが素直に楽しめるかもしれません♪
頂点のF1はヨーロッパではサッカーに次いで自転車と並ぶ人気スポーツなのは万人周知、もはやこれは常識とも思いますが、そのレベルはヨーロッパ文化の一部であり、日本で言えば野球や大相撲以上のレベルなんだと思う
バブル前後の日本でF1の世界戦略プロモーションのおかげで一時的に人気に火がついたけど、不景気風がビューッと吹いた後はすっかり鎮火して、自動車生産王国の日本なのに残念ながら文化と呼ぶに相応しいレベルにはほど遠い
イタリア🇮🇹人だけは自国選手の応援というよりも兎に角、フェラーリ フェラーリ!
フェラーリ愛一途らしい
世界的な自転車レースフォトグラファー砂田弓弦氏のブログで読んだけど、イタリアの街角のバールでは老人たちが今年のフェラーリは強いとか、マクラーレンはダメだねとか、呑みながら楽しそうに議論してる光景は日常茶飯事、まさしく文化の一部なんだと
正直、この映画をモータースポーツファン目線で見てしまったので鑑賞直後に簡単に傑作と褒めちぎるには興奮しすぎてて少し抵抗感があります
でも時間経ったら傑作と呼ぶに違いないな
悪しからず(笑)
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