「真実に基づくフィクションだそうだ。」人間の境界 チネチッタさんの映画レビュー(感想・評価)
真実に基づくフィクションだそうだ。
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真実に基づくフィクションだそうだ。
それはともかく
白ロシアはなぜウクライナと戦わないのか?
それはチェルノブイリがあるから。
そして、白ロシアやウクライナからすれば、ソ連の時代に起こした負の遺産を、ロシアが白ロシアとウクライナに押し付けている。本来なら、ウクライナと白ロシアは同じ被害者なのである。だがしかし、そうは問屋が降ろさない。
ともかく、
チェルノブイリ原発事故が起きた時、汚染された街はキーウとミンスク。繰り返すが、白ロシアはウクライナとは被害を共有出来るのだ。
そして
敵対するように演出しているのが、ルカシェンコの存在。所謂、ヒール役なんだよ。そして、ルカシェンコ自身が平然としていられるのは、社会主義国ではなく一応民主主義国家を装っているから。そして、経済的には白ロシアの産業が欧米にも多大な影響をあたえているからなのだ。
だがしかし、原発の問題はさらに
ザポリージャが加わった。
つまり
チェルノブイリとザポリージャでヨーロッパ随一の穀倉地帯も風前の灯と言った所だ。
わざわざこんな事をしなくとも、境界は既にあったという事。それを分かって、この事実に基づくフィクションは鑑賞すべきだと思う。
勿論、日本人としては内政干渉すべきではない。
なお、
ウクライナとポーランドは元々余り仲は良くない。だから、ポーランドからすれば、隣の火事が飛び火したと感じているはず。
追記
なお、白ロシア人はロシア人ではないので、誤解のないように。歴史的に見れば、ポーランドやウクライナよりも自国のアイデンティティはあると見るべき。
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