劇場公開日 2024年5月3日

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「ビャウォヴィエジャの森」人間の境界 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ビャウォヴィエジャの森

2024年5月6日
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2021年10月ベラルーシとポーランドの国境地帯で密入国を試みる難民・移民達と、彼らの支援をする活動家、そして国境警備隊の話。

ロシア&ベラルーシの謀略で「ベラルーシを経由してポーランド国境を渡れば、安全にヨーロッパに入ることができる」という情報が流され、人間兵器としてベラルーシからポーランドに送り込まれる密入国者。

もちろんポーランドとしても攻撃の形で送り込まれた密入国者をそのまま受け入れることはできず、ベラルーシへ送り返され、また送り込まれが繰り返されて行く。

その当時、国境間の緩衝地帯の様なところで過す人達のことをニュースで観たことはあったけれど、こういうことだったんですね。

綺麗事を言うのは簡単だけれど、こればっかりはポーランド側の対応は仕方ないとしか言えない…暴力は論外だけど。

そして活動家の行いも最初は良かったけれど、4章のそれは気持ちはまあわかるけど共感は出来ない。

これは現状を訴える為につくられた作品か、プロパガンダで作られたのか…ただ、胸クソ悪さは堪らないものがあった。

Bacchus
Mさんのコメント
2024年6月7日

コメントへのフォロー、ありがとうございました。何か少し救われました。

M
Mさんのコメント
2024年6月7日

プロパガンダである可能性は考えていませんでした。
ただ、毎回のことながら、(国ガチャで日本に生まれて、娯楽として映画を見ている)私にとっては、いたたまれない気持ちになる映画でした。多分、「それであなたはどうするの?」と批判されるのは承知で、それでもみんなに見て欲しいと思った映画でした。

M