「バランスだ」悪は存在しない 北枕寝二さんの映画レビュー(感想・評価)
バランスだ
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いつもの映画館で
大型連休も残り2日の日曜日
この監督の新作ということで楽しみにしていた
前作のドライブマイカーはよかったが長かったんだよな
本作は106分と標準的なサイズ
オラとしては80分とか90分くらいがBESTだが
話の展開とエピソードにはグイグイ興味を惹かれた
・学童保育
・コロナの補助金
・グランピング開発の住民説明会
・オンライン会議
・芸能事務所の二人の車中の会話
・便利屋
・移住してきたうどん屋
・芸能プロダクションの社長
・元マネージャー
・元介護福祉士
・一番前に座って辛辣な言葉をぶつける若造
・環境コンサル
それぞれの人生の背景がちらちら見える
スピンオフで映画にできそうな
芸能プロダクションの社長はスキャンダルで干されたのかとか
主人公は当初はスタッフで参加と
確かに異質な存在だった 遊離しているというか
子役のほうが上手かったし
でも不思議とイヤではなかったな
主人公が語る
自分は開拓三世だと
最初からここにいたわけではない
要はバランスだと なるほど
アメリカもイスラエルも同じだよなと
帰り道にふと思ってしまった
バランスだ
いろいろフリが効いていて
ずいぶん分かり易くしてくれていると思ったら
最後はやっぱり突き放された
でもイヤではない終わり方だった
(ここからは映画と無関係)
終了後はいつもと逆方向の公園へ
機嫌よく自作弁当を食べながらビールをグビリと
今日もいい休日だった
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