「有機体のような恐ろしさ」悪は存在しない 青樹礼門さんの映画レビュー(感想・評価)
有機体のような恐ろしさ
映画とは、何を描くか、テーマ性より、
それをどう描くか、観て聞いて味わうものだとしたら、
これはまさに映画の塊。
見た事をどんな言葉にしてもそれは不可能。
映画をみなければわからない。
満場の客席、終演後のどよめき。
この映画は終了したあと、観た者の頭の中に棲みつくようである。やがて脳内を侵食するのか。
恐るべき作品。
映画は生きものになった。
付記
余韻の中である作品がいちばんに思い出されましたが、
あえて言わないことにします。
まず、この映画のように、森の中で迷子になってみることですね!
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