「衝撃だけが存在する」悪は存在しない bionさんの映画レビュー(感想・評価)
衝撃だけが存在する
何、この終わり方。衝撃のあまり、息もできないし、思考も停止。
梢を眺めながら歩く。そんな風景がひたすら流れ、タイトルコール。続いて無言で湧水を汲み続ける男が映し出される。
ここで睡魔が訪れてもおかしくはないんだけど、不穏な空気が早くも漂い始め、これから起こることが気になってしまう。
平板とゆうか、棒読みにも感じる独特のセリフ回しが多用されている。例の読み合わせを引きずっているのか、監督の演出なのかはわからないが、妙な間が生み出され、緊張感が伝わってくる。
持続可能な開発、自然との共生がモチーフなんてことを思い浮かべていると、叩きのめされる。
そんな衝撃の作品でございます。
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