「好きなら一緒にいて」あの歌を憶えている MARさんの映画レビュー(感想・評価)
好きなら一緒にいて
障がい者施設で働くシングルマザーが、高校の同窓会で若年性認知症の男と出会い…互いに思いを寄せ合っていく物語。
記憶を失っていくソールに対し、シルビアは逆に忘れたくても忘れられない過去を抱いるようで…。
事情はともかくとして家の前までフラフラとつけてくるおじさんとか怖すぎるし、よく受け入れる気になったな…。
そんなこんなありながら、娘のアナにちょっと過干渉(!?)にも見えるシルビアだが、その過去の闇も明かされていき…。婆ちゃん、そりゃあねぇよ…。これは本当にホラ吹きだと思っているのか、或いは病的に認めたくないだけなのか…。
キャラクター的にはとにかくアナが優勝しすぎてる。可愛いし、思春期に入りかけで色々やりたいだろうに、厳しい母に反発らしい反発はせず…。
好きなら一緒にいて…思春期のコなら1番辟易としそうな状況なのにも関わらず、良いコだ。…ってか失礼ながら、おっさんが自分の部屋使うの平気なのかよ(笑)
オリビアもねぇ…。アナはあぁ言ったけど、当時幼い彼女に何が出来たかって言うとねぇ。彼女だって怖くて堪らなかっただろうに。罪は無い、はその通りだと思ってしまった。
全体を通し、勝手に涙腺崩壊モノかと期待して観てしまったのでそこまででも無かったのと、この邦題にするほど歌がフューチャーされてたか…??
あと、シルビアの元旦那についての言及はありましたっけ?
終わり方もちょっと淡々としたイメージで、もっと大袈裟にドラマチックにしても良いような…まぁ完全に個人の感想ですが。
哀しさもありつつ良い話だったが、プロットが良いだけに、もう少し大袈裟でも良いかなと思わされた作品だった。
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