「コマンダンテ・トーダロの勇気ある決断」潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断 雨雲模様さんの映画レビュー(感想・評価)
コマンダンテ・トーダロの勇気ある決断
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自分なりに調べてみた結果について述べてみる。
潜水艦コマンダンテの正式名称はコマンダンテ・カッペリーニといい、これは実在したカッペリーニ司令官をリスペクトし船の名前にしたもの。因みにコマンダンテは日本語に訳せば"司令官"という意味になる。
コマンダンテ・カッペリーニ号のその後は数奇な運命を辿ることになる。日独伊三国同盟において最初にムッソリーニのファシズムが倒れ、続いてヒトラーのナチスが倒れ、日本が敗戦を認めるのだが、カッペリーニ号はイタリア→ドイツ→日本へと渡り、最後は紀伊水道(和歌山〜兵庫県淡路島〜徳島県)で連合国により海没処分。
コマンダンテについて説明したところで映画へ。
船籍不明の貨物船に襲撃されたにも関わらず船員を安全なアゾレス諸島(ポルトガル)へ安全に送ったトーダロの決断が素晴らしすぎる。
イタリア人だから
このセリフが凄くしびれる(;゚∀゚)=3ハァハァ
敵だろうが困っている人は見逃さない、結城のある決断が多くの人命を救い、また第二次世界大戦を乗り切ったのが凄い。
エンドロールの説明で生き残った船員がトーダロの家族を訪れ、生きて帰れなかったトーダロの偉業を産まれてきたトーダロの娘に伝えてあげたのも、助けてもらった御縁は絶対に忘れないということだろう。色々な方々に見てほしい!
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