「素敵な腰に御加護を」プリシラ 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
素敵な腰に御加護を
2024年映画鑑賞29作品目
4月27日(土)フォーラム仙台
会員料金1500円
監督と脚本は『マリー・アントワネット』のソフィア・コッポラ
『ゴッドファザー』シリーズ『地獄の黙示録』で有名なフランシス・コッポラの娘
粗筋
時代は60年代
スーパースターのエルビス・プレスリーが兵役で西ドイツに勤務していた
ヒロインのプリシアの父は軍人で彼女もまた父の転属でテキサスから西ドイツに移住していた
エルビスの知人の軍人の斡旋でプリシアはエルビスのホームパーティーに招かれた
一目惚れしたエルビスはプリシアの両親に挨拶に訪れ交際を許すよう求めた
なんやかんやで2人は交際が始まりやがて結婚し女児が誕生した
エルビスはプリシアを束縛し時には暴力を振るうようになった
プリシアは離婚を決意し1人で車を運転し屋敷をあとにした
ドキュメンタリーとか伝記映画を好む傾向が強いビビさんにお勧めしたい
2人の出会いはプリシアが15歳の頃
9年生だから中学3年生
まるで三船美香
『ラマン 愛人』を思い出した
でもそんなにエロくはない
そういえば鳩山邦夫代議士の妻はリカちゃん人形のモデルになったことでも有名な元子役タレントのエミリーさんだがプロポーズされたのは14歳で相手は大学生だった
まあ別にいいけど
ヤフコメ民みたいな頭の硬い人じゃないんで
プリシア役のケイリー・スピーニーが白人女性のわりにあまりにも小柄なため幼く見えるが25歳
エルビス役のジェイコブ・エロルディが特殊メイクを施したのか本人とそっくり
赤ちゃんが笑顔でバイバイするのが微笑ましい
時折古めかしい赤茶けた映像を挿入される
当時の本物の映像なのかわざとそんな感じに加工したのかよくわからない
ラストは自立するプリシア
ちなみに幼い娘はエルビスの元に置いてきた
たしか中学生の頃に初めてVHSで『クレイマー・クレイマー』を観たがその時なんで母親は子供を置いて家出したのかと疑問に思った
子供が可愛くないのか?冷たいなと思ったもんだ
ところがそうじゃなかった
海外ではそれが当たり前であり日本だけが異常だという記事を読んだ気がするがまあそうだろう
国際結婚が増え母親による子供の誘拐が頻発し国際問題になり左翼弁護士らの反対を押し切り日本の法律が最近変わった
本来なら旧態依然な日本の保守層を打倒し国際協調で改革を推し進めるのが左翼の役割なはずが日本の左翼は世界的にも見てもおかしい
日本では子供は母親が育てるものでありそれは男性側のエゴだけではなくそれが女性にまで浸透しているからだろう
子供は母親の所有物であり母子無理心中も日本ならでは
子供を個人として1人の人間として尊重されていないからだ
左翼弁護士の一部は子供は0.5人だから死刑は回避と主張するろくでなしもいるくらいだから
それもこれも外圧によって日本人の考え方もやがて変わるはずだ