「ベッドサイドの薬」プリシラ berkeleyさんの映画レビュー(感想・評価)
ベッドサイドの薬
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Priscilla
門の外から家の中まで囲まれ、自室のベッドだけが、2人が唯一孤独になれる空間だった。
その中で、エルヴィスは脆い部分をプリシラに見せている。今では光と影は、周知の事実となったが。
口論を挟みながらも、写真をいつまでも撮影し合い、また幻覚剤を飲んでお互いに効果を確かめるシーンでは、不道徳でも運命を共にするように、まるで離れていたときでもずっと近くに居たようで、涙腺が刺激された。離婚と自立に愛情を感じることは矛盾しているかもしれないが、エルヴィスがプリシラを(おそらくは自身以上の)アイコンとして、そして自分が帰るはずの居場所として、大切に思っていたことは伝わる。
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