「監督二作目にして映画で遊びまくる。」マエストロ その音楽と愛と 村山章さんの映画レビュー(感想・評価)
監督二作目にして映画で遊びまくる。
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監督二作目でこれをやってのけるブラッドリー・クーパーがスゴい。あの手この手を繰り出しながら、映画づくりをめいいっぱい楽しんでいるのが伝わってくる。ガシガシ放り込まれる音楽によって、レナード・バーンスタインがいかに攻めた音楽家だったかもわかるし、突然ミュージカル調になったりしてリアリティラインとかを平気で飛び越えてくる暴れ放題な構成もワクワクする。そしてキャリー・マリガン! 存在感が圧倒的に強いし、痰をティッシュで拭く仕草のリアリティには震えた。演技だってわかってるのに、命の炎が消える寸前って残酷だけどマジでアレだと震えた。震えたって二回言った。それくらい震えた。
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