「期待度○鑑賞後の満足度◎ “何のこっち”と思う人が少なからずいるだろうけれども、私には大変面白かった。何よりレア・サドゥを観ているだけで飽きない。」けものがいる もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
期待度○鑑賞後の満足度◎ “何のこっち”と思う人が少なからずいるだろうけれども、私には大変面白かった。何よりレア・サドゥを観ているだけで飽きない。
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①かなりいじくり倒したストーリーテリングというか描き方というか映画の撮り方だけれども、ラストはSFによくある幕の降ろし方で、“何やそういうオチかい”という印象ではあるが、そこが却って可愛いというか面白かったぞ。
②“感情”を持つということが人間(というか人類社会)にとって幸せなのかどうかというのが本作に秘められたテーマだと思うし、感情をなくした人間というのは“動物(原題の『La Bête 』もそういう意味でしょう)”と同じ(“動物には悪いけど”)というのが題名が暗示していることだと考えるけれども、これからAIが人間の代わりに殆んどの仕事をすることになるだろう人間の未来を考えると絵空事とは思えないな。
人間の判断(冷静な判断とか言うけれども)が全く感情に影響されないかというと疑わしいものだし、AIの私情などない論理的かつ客観的な判断が結局正しい歴史を作るかもしれない(随分味気ないものになるだろうけれども)。
そこら辺を考え合わせるとアメリカのSF映画とは違う欧州らしいSF映画と言えるだろう。
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