DOGMAN ドッグマンのレビュー・感想・評価
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ケイレブ・ランドリー・ジョーンズの演技がいい。 犬たちも名演。
ダークヒーローもののような宣伝の仕方ですが、そんなフォーマットにははまらない。
悲惨な少年期、暴力親父と兄の最低な扱いに胸が痛む。
人に虐げられながらも、犬たちの純粋で忠実な愛に助けられて生き延びてきた。
確かに、リュック・ベッソン版、犬版の「ジョーカー」のようではある。
主演のケイレブ・ランドリー・ジョーンズの演技がいい。
犬たちも名演。
(ごめんなさい。以下、大事なことを思い出して追記します。☆0.5追加します。3.5→4.0)
主人公が歌うピアフの『水に流して』に感動。
キャバレーでは同じくピアフの「群衆」が披露されて驚き、
終盤の「水に流して」が特に素晴らしかった!
クリストファー・ノーランの映画「インセプション」でもたびたび流れる名曲です。
大竹しのぶ主演の舞台「ピアフ」(最前列で観た!)でも、聴いて大感動でした。
他にも歌の使い方が秀逸です。
但し、映画の音楽を担当したエリック・セラの曲は、他の歌のインパクトが強烈なこともあって、全く印象に残ってません。
「007ゴールデンアイ」も担当されたのですが、そちらも全く記憶に残りませんでした。
リュックベッソン監督
観る前は「レオン」のような作品をイメージしていました。が、みてみたらレオンとは少し違いました。
じゃあ面白くないのかと言われるとそんなことはなく、映画としてとても面白かったです。
事前情報でバイオレンスアクションや、ダークヒーローと書いてありましたが、アクション要素はそこまでなかったのが少し残念でした。
ワンちゃんたちの名演!何か賞をあげて!
ダークな予告、リュック・ベッソン監督作ということに惹かれて、公開2日目に鑑賞してきました。この日の4本目の鑑賞で、しかも最終上映回だったので寝落ちを心配しましたが、全くの杞憂で最後まで目が離せませんでした。
ストーリーは、ある夜、女装して運転するトラックの荷台に多くの犬を載せていた男・ダグラスが、検問で止められて身柄を拘束され、彼から話を聞き出すために呼ばれた精神科医エヴリンに対し、親から虐待を受け、犬に育てられたという壮絶な過去を話し始めるというもの。
本作はその大半が、ダグラスが語る自身の半生として描かれます。そして、その壮絶な物語に心を握りつぶされそうになります。無慈悲な父から虐待を受け、父の顔色をうかがう兄にひどい仕打ちをされ、頼みの母は守ってくれないどころか、自分を置き去りにしていきます。愛を注いでくれるのは周囲の犬たちだけ。この悲惨な体験が、後のドッグマンの原点になっていきます。
こんな過去をもちながらもダグラスが道をそれずに成長できたのは、神への信仰とサルマの存在のおかげでしょう。しかし、神は自由の代わりに足を奪い、それはその後ずっと重くのしかかり、彼を苦しめ続けます。闇の中から自分を救い出し、心の拠り所であったサルマに対しても、結局その思いは届きません。その後、誠実に務めた犬の保護施設も閉鎖されるに至り、自身に残されたものは犬たちだけだと悟ったのでしょう。行き場を失ったダグラスの思いは、愛する犬たちと虚像の中に見出した自分へと注がれます。
街のゴロツキを懲らしめ、富裕層の富を盗むダグラスの姿に、神の加護に疑問を呈し、自身の理屈と信念で事態を乗り切ろうとする強さを感じます。虚像の中に真実を見たダグラスは、「GOD」を鏡に映した「DOG」の中に本当の“神”を見出そうとしたのかもしれません。ラストシーンで、自身の足で歩き、十字架の影に倒れるダグラス。その姿は、神にはもうすがらないという決別と、犬とともに自身の力で生きるという決意の表れでしょうか。それとも、エヴリンにすべてを語ることで忌まわしい過去を断ち切った、新たなダグラスの誕生でしょうか。観る者によってさまざまな解釈ができそうな印象的なシーンです。
主演はケイレブ・ランドリー・ジョーンズで、彼の怪演が本作の大きな見どころの一つとなっています。脇を固めるのは、ジョージョー・T・ギッブス、クリストファー・デナム、グレース・パルマら。そしてなんといっても、数々の名演を披露したワンちゃんたち。これがCGじゃなくて実写なら、何か賞をあげてほしいです。
88点 なぜドッグマンと言われたのか?
とにかく凄かった!主人公の表情や演技が素晴らしかった。思わず「こりゃすげぇや」と思いましたね。追加で主人公が子供時代を演じた子もすげぇや…
犬も主人公に慣れていていやほんと犬って頭いいしほんとに人間の言葉が分かるんじゃないかと思わせますね。
ドッグマンの子供時代から今現在までを振り返るそんなストーリー。もう展開に1つ捻りが欲しかったがまあうん。
なぜドッグマンと言われているのか、なぜ主人公は女装しているのか、アイデンティティを覗くようなそんな映画です。
最後はなにかジョーカーみたいな衣装だったので少しゾッもした。
犬たち最高。
ダグラスの生きる執念も凄いし犬たちが素晴らしい。助演アニマル賞あげたい。クライマックスはまるでホームアローン。ダグラス最後は天に召されたのか?再逮捕されのか?あるいは逃げたのか?気になるところ。
ダグラスはジョーカーとは違う、そう、ダークヒーローなんかじゃなく、ただの人間なんだ。
人生は自分で切り開くものと他人は、大人は言うけれど、出自や環境がそうさせないことは少なくない。そんなとき頼れる友や大人が居てくれたら転落しないで済んだのにと思うことも少なくない。ダグラスの不幸は犬しか助けてくれなかったこと?いや、彼ら等彼女等は人間以上に本音でダグラスに寄り添ってくれた。彼はそんな者たちに見送られ旅立ったのだから、何より幸せだったのかもしれない。だけどこの世の不条理は枚挙にいとまがなくいつもながらやるせない。
振り切り方がもう少し。
リュック・ベッソン監督作品を劇場鑑賞するのは多分「フィフス・エレメント」以来で本当に久々。
犬小屋に数年間閉じ込められて育ったことから犬と友達になり、自在に意思疎通ができるようになった男ダグ(ドッグのダジャレ?)の半生を描いた話。
正直な感想としてはファンタジーなのかバイオレンスなのかどちらにも振り切れず中途半端な印象。
クライマックスのバトルシーンも本人の動きが少ない分、犬たちの活躍や仕掛け罠など他の作品との差別化は見られたがいかんせん地味さは否めず、さらに女装も必然性が感じられず一風変わったキャラ作りの一つの手段としか思えなかった。
何よりも主人公は立てないと言ってたのに少し歩けたりと本当に中途半端な感じしかしなかった。
ただベッソンが昔から終始一貫して描きたかった誰からも愛さず孤独で救われないヒーロー/ヒロインのフォーマットにはしっかりとはまっており、「サブウェイ」以来のファンからするとホッとさせてくれたという側面もあり嬉しかった。
ダグのエディット・ピアフを歌うシーンはわかってても圧巻で見せ場の一つ。(本人じゃないと思いますが)
個人的にはダグが初めてキャバレーに入ってきた時にダンサーがステージで踊っていた曲がユーリズミックスの sweet dreamsだったことがただ嬉しかった。
ベッソン監督にしか撮れない映画🎞️
愛と絶望と狂気と暴力と殺し合い。
生きづらさなんて生やさしい言葉は撃ち抜いて。
やなもの全部全部、ぶっ壊して、破壊して。
犬さえいればそれでいいよ。
犬並みの嗅覚で、同じタイプの人間も見抜いてしまう。
ここまで徹底的に破壊を描いてくれると、爽快で、ある意味、清々しささえ覚えました。
レオンの感動が蘇る、ベッソン監督にしか撮れない作品🐕✨
圧倒的にオリジナル。ベッソンはずっと好きだったので、とても楽しみだ...
圧倒的にオリジナル。ベッソンはずっと好きだったので、とても楽しみだった。暴力的な父はベッソンの世界そのもの。少女が出てこなくて、女優と精神科医が出てきた。
もちろん、ラストの圧巻の戦闘シーン。そして犬たち。
ベッソン
映画を長年観ていると誰もが嫌い(または苦手)な作品が、あることでしょう
自分にとって、その筆頭がリュック・ベッソンの「レオン」なのです(正確には完全版の方)
「レオン」は当時レンタルビデオで観たはずで、その時はオモシロイじゃんくらいの感想だったのですよ(あと、ゲイリー・オールドマンの怪演ね)
その何年か後に完全版が上映されると、当時20代の自分は職場の同僚だった女の子と渋谷に観に行きましたよ(ジャン・レノ人気だったしね)
何か、途中から「えっ⁉」の連続
「こんな話だっけ⁉」
観終わったあと、食事しながら「こんな話だっけ⁉」「確かに、私が観たレオンと印象が違う⁉」と二人ともビミョーな空気に
そう、一言でキモいんですよ!
ナタリー・ポートマンはまだ無名の子供だし、ジャン・レノは渋いけどオッサンですよ
日本はジャニーズ以降、イケメン俳優ばかりで、ジャン・レノみたいな渋めの俳優が少ないんですけど、ムリクリ例えるなら、子役時代の芦田愛菜がリリー・フランキー(もしくは昭和の藤竜也 ワカルカナ~⁉)と「レオン完全版」やっていると思っていただければ…(要は生々しいんデスヨ)
それからは、リュック・ベッソンは自分の中ではナシ!の監督になっちまったと…
ベッソンが「WASABI」を制作したとき、当時の国民的アイドル広末涼子を起用したのはいいのだが、それからの広末は奇行が目立ち、プッツン女優の仲間入りと(で、皆さんご存知、現在の広末に至ると…)
たまに、「レオン」が自分のベストムービーですと聞くと、決して否定はしませんが、「どこが⁉」「ああいう話はOK⁉」「マジデ泣けるの⁉」とシツコク聞く傾向が🎵ワルギハナイ
だから、今だに「フィフス・エレメント」「ジャンヌ・ダルク」「TAXi」は未見
「マラビータ」はデ・ニーロとミッシェル・ファイファーが出ていたので観た(内容、全然覚えていない)し、前作の「アナANA」は「ニキータ」みたいと思ったので映画館で鑑賞(結構オモシロカッタ!)
で、今作の「ドッグマン」(やっと本題に)
ポスター写真を見て、「ニキータ」「ルーシー」「アナANA」みたいなベッソンお得意の「女殺し屋」みたいな話かと思っていたら、全然違〜う
荒唐無稽な漫画みたいな設定で、途中までは「何だコレ⁉」と思っていたのだが、これはベッソン版「ジョーカー」みたいなDCコミックのダークヒーロー物だと理解すると納得デキタ
しか~し、面白くない⤵️(あくまで個人的なクソ意見デスヨ~)
主人公が「スリー・ビルボード」でサム・ロックウェルにボコボコにされて入院する可哀想なヤツや、「ニトラム」でサイコ野郎をやっていた俳優、今回ドラァグクイーン役なのだが、両足義足設定なので激しいアクションができないのデスヨ
その代わり犬が活躍するんだけど、犬映画なのに肝心の犬があまり可愛くない⤵️(あくまで個人のクソ意見デスヨ~)
ベッソンさんよー、いっぱい犬出せばいいってものでも…(以下自粛)
と、今作のベッソン映画はザンネンながら好みではなかったのですが、いろんなことも含めて誰かとア~ダコ~ダ語りたい映画となっておりますので、皆さん安心シテクダサイ!オモシロイですから!オワリ!
ちょいちょいかったるいけど、最高
とりあえず言いたいのは犬は死なないから愛犬家の皆も安心してくれ!
10代ならもっとぶっ刺さってたと思う、アンニュイで切なくて純粋すぎるが故に苦しくなるくらいの愛が溢れた映画。
色んな美しさに触れられる。
劇場でぜひ見てほしい。
リュック・ベッソンはエリック・セラとばっかりつるんでてそこも微笑ましい。
ベッソンソン
思い出したー!
おじさん若い頃だけどベッソンてヴェンダースとかジャンジャックべネックスとか同列に語ったりする文化が有って、これ理解出来なきゃダサいマウント有ったわーw
もう文化系美術系ん中じゃ次世代ゴダール、トリュフォーみたいに扱われてましたよ。
レオン以降かな、今じゃ んな訳有るかーー!!ってボケた価値観だけど、ベッソン作品て大衆向けじゃ無くアートな時代有ったのよ。
すっかりレオンとフィフスエレメントに、そんな思い出消してたけど、こんなんも作っちゃうんよリュックベッソン
わー今作その間取ってきたなー、レオン期待してした若い世代はどう思ったんだろ?
若いってもレオン30年くらい前かw
でも今作、キリストへの信仰、生きて行く術としてのバイオレンス、わんわんおですお。
彼が持つ筈だった物、家族、幸せ、五体満足な肉体、愛とか恋、人生。
それを別の形にしたのがわんわんだったんだろうな。
だからイヌさんは彼の手足のように忠実で時に心も代役してくれてたんだろうな、だから彼は最後自分の足で立ち、神たる十字架に張り付くんだろうな、自分の一部で有る犬達に囲まれ。
彼に取っては性別も不要でドラァグクィーンに美しく響く歌声とステージは犬無くてもステキだったもんね。
あとマリリンモンローでショットガンぶっ放つ絵はカッコよかったぞー!
犬がポイントの作品。凄い作品。
凄い作品だった。
女装で犬好きな男の壮絶な作品だったとは。
人間と犬の関係を改めて考えさせられた。
ドラマ、アクションと展開が目まぐるしい。
犬がポイントになる作品が昨年の枯れ葉、今年の落下の解剖学など多い。
しかし、ふと思った。これ、もしかしてデユックベンソン流ジョーカー?
それにしてもあるシーンでギャングの子分がなぜか阪神
タイガースのユニフォームを着ていたのは不思議だった。
バイオレンスアクションということで鑑賞しました。 虐待がリアルすぎ...
バイオレンスアクションということで鑑賞しました。
虐待がリアルすぎて、耐えられないです。
ワンちゃんが救いで とてもお利口さん。
犯罪は。。。
シェイクスピアのことは全く知らないですがあの場面は涙線が緩んでくるのが分かります。
設定が突飛すぎる
設定が突飛すぎて感情移入できませんでした。そこが僕には雑に思えました。
例えば主人公・ダグラスの父は闘犬を仕事にしており、常に飢えさせておきたいため、犬に餌を与えると激怒します。その怒り方は尋常ではなく、とんでもない暴力を振るいます。ある日、ダグラスが犬に餌を与えていることを知ると、父はダグラスを檻に入れてしまいます。以来、ダグラスは犬とともに生活をすることになります。
この設定なんてまさに突飛すぎて感情移入できません。
また、ダグラスは「富の再分配」と称し、犬たちを富豪の家に侵入させて盗みを働きます。そのやり方は、たとえ本当に富を再分配していたとしても、到底、共感できるものではありません。しかもダグラスはお金に興味はないと言いつつも、富豪から盗んだ装飾品を自ら着用して舞台に出演し、金庫に保管しています。これって富の再分配と言えるでしょうか。
みたいな感じで、共感したり感情移入したりする要素がなく、突飛すぎるので、子どもが何の裏づけも検証もなく思いつくままアイディアを出して行って、それを繋げて映画にしたような印象を持ちました。
ただしこの作品の通底には常にキリスト教があり、それ故僕には理解ができなかったという面はあると思います。キリスト教や聖書の知識があればもっと違った印象を持ったのかもしれません。おそらくキリスト教社会で生きてきた人には理解できるのでしょう。でも僕には分かりませんでした。
じゃあこの作品が面白くなかったのかというと、そういうわけでもありません。ダグラスは自分の理解や常識の外にあるキャラクターなので、そういう人物が何を考え、どういう人生を送ってきたのかということには興味があったりします。だからこの作品が、ダグラスへのインタビューによって構成されているのは秀逸だと思います。ダグラスには共感できないけど、精神科医のデッカーには共感できるんですよね。
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