劇場公開日 2024年3月8日

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DOGMAN ドッグマンのレビュー・感想・評価

全254件中、61~80件目を表示

5.0In the name of God

2024年4月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

想像していたのとまるで異なっていて(というより想像のしようがなかった)凄くよかった。美しくて痛くて辛くて激しい。虚構の世界に入ってたった数分間でも自分の場所に安心して居られる幸せ。メイクや音楽やライトと衣装が歌詞や台詞と一緒になって自分を守って自分を強くしてくれる。自分が何をしたっていうんだろう?

ダグラスとエヴリンの対話というか質疑応答から始まったダグラスの語り。これにも痺れた。人間だけが過去や記憶から物語を紡ぐことができる。ストーリー・テラーとしてのダグラス=ケイレブ良い!

サウンド・デザインと音楽、選曲が本当に素晴らしかった。ゴッド・ファーザーのあの曲が歌詞付きで歌われるとは!エディット・ピアフ、マレーネ・ディートリヒなどヨーロッパの音楽はダグラスのママが愛していた。ママが読んでいた雑誌がダグラスを救った。施設の演劇指導の美しく明るい前向きの女の先生がシェイクスピアとメイクを教えてくれた。

知的なダグラス、恋しても叶わないダグラス、ハンサムなダグラス、美しいダグラス、歌うダグラス、お料理するダグラス、微笑むダグラス、痛みを持つ人をわかるダグラス、叫び悶えるダグラス。ダグラス役を演じたケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、完璧の演技で感動しました。

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talisman

4.5またリュック・ベッソンの映画を楽しめた喜び

2024年4月7日
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鑑賞方法:映画館

(20240409書き直し分)
犬小屋で兄が幕に書いた文字が反転して『DOG MAN』と見える。これは犬男ではなく、神(GOD)に背を向けられた者ということなのだろうか。

主人公の行く所、関係する人達はみんな神の加護とは縁遠く見える。例外は お腹の子と共に家を出た母と、舞台女優として成功した初恋の人。特に初恋の女性は彼にとって、まるで極楽から降りてきた蜘蛛の糸の様。そしてやはり、自分のものにしようとした途端に糸は切れてしまう。

きっと、上を向いて探せば他の糸も見つかったかもしれない。しかし、彼は天からの施しを待つような事はしなかった。母からは歌を、初恋の人からは化粧を、そして父からは犬を、これまでの人生で得てきたもので身を立てて行く。そこに社会的な善悪は関係無い、自分の心に従い生きていく。

最後、服装を整えて教会に歩いて向かう主人公。歩くことで髄液が出てしまう彼にとってそれは死への行進。ゴルゴダの丘を登るキリストのようなもの。高く掲げられた教会の十字架は彼には手の届かないものに見える。しかし、十字架の影に横たわる主人公。こうしてしまえば、十字架は見上げるものでなく、彼に見下されるものになるし、背負えるものにもなる。そして彼の周りには、天使ではなく飼い主に捨てられた犬達。

この姿は何を表現しているのだろうか。今の私には、神に背を向けられた者が、神への愛憎を抱えつつ、精一杯の生をもって 改めてその審判に身を委ねようとする姿のように思える。

主人公役のケイレブ・ランドリー・ジョーンズの演技はとても心に響いた。そして何より、またリュック・ベッソンの映画を楽しめた歓びは、とても大きなものだった。

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(20240407初回保存分)
主人公が閉鎖空間で聞き手に過去を告白するフランス映画、去年見た『パリタクシー』を思い出した。

主人公はハンサムでも運動神経抜群でもない。完璧の反対にある、非常に不安定な人物だし、大きな失態も犯す。そんな彼がなぜこんなにも魅力的なのか?それは愛を求めながらも得られず、それでも母や初恋の人が与えてくれた物で懸命に生きようとするからだろうか。そんな彼が歌う愛の讃歌。歌詞を見ると、本当に彼にぴったりに思えてくる。

正直に言えば、ラストの宗教的な表現は理解できなかったし、「こういうのが観たかったんだろ?」と言う様な少し鼻につくものを感じはした。しかし、そんな事を気にしなくなるほど、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ演じる主人公は魅力的だった。

色々と書いてしまったが、一言で心境を言い表すなら、リュック・ベッソンの新作を再び楽しめた事が何よりも嬉しいのだ。

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komasa

4.0肉体と精神の苦しみを、主人に忠実な犬だけが癒してくれる

2024年4月7日
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じきょう

3.0なるほどね。

2024年4月6日
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eiga_beginner.com

4.0与えられた苦境で、なお神のことを信じて

2024年4月5日
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泣ける

悲しい

こんなに強くて優しくて哀しい人が居たら、抱きしめて一緒に泣きたい。

そんな気持ちになりながら、いつの間にかその強さに惹かれるほどになり、
最終的には人であれ、犬であれ、他者を介して人は自分の強さを作り、
関係性が人の優しさを作っていくのかなと思った。

正直なところ、ここまで人間側の都合よく犬たちが動いてくれることは
現実にはないかもしれない。

でもそれが人であれ、犬であれ、他の動物やひいては人工知能であったとしても
関係性を構築していくことは出来るのではないかという希望。
そして神を信じる心が人を支え、他者のせいにしたくなるような環境や
物事に対しても、なぜかと問う相手としてくれているようにも感じた。

彼はとても優しい。
その優しさをどうやって構築したのかと言われれば、
やはり犬たちから教わった優しさから学んだのだろう。

彼はとても強い。
そのしなやかな強さは犬たちを守りたくて、
守るための自分を作り上げたのだろう。

それぞれの場で人間関係を構築しようとせず、背を向けるのではなく
きちんと彼なりの距離感で、
彼なりのやり方で頑張ってきた結果、
彼の選んだ道は哀しいものではあったけれど。

音楽と映像とストーリーの交じり合った、好きな映画がまたひとつ増えた。

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ひなたんく

5.0裏ベッソン

2024年3月31日
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リュック・ベッソン大好き。「サブウェイ」がとにかく好き。「フィフス・エレメント」は毎週映画館で観てた(何回かは忘れた)。勿論「レオン」には痺れたし、「ニキータ」「グレート・ブルー」の頃も好き。もー、全部好き。なんなら監修系も好き。きりが無くなるからやめとくけども笑 そんな中でも個人的に大事にしているのが「アンジェラ」。日本ではいまひとつ響かなかったが、鑑賞当時一人でビリビリと痺れていた。あれは良いものです。今回の「ドッグマン」はそれを思い出しながらの鑑賞でした。だからきっと"表ベッソン"では無くて"裏ベッソン"。それが良い。あまり出しゃばらないエリック・セラもお見事でした。このコンビでまだまだ観たい(お願いします)。
「ドッグマン」と言えば数年前に同じ事件を題材にした同名の映画がありまして。アレも中々の衝撃度合いなので、今作が気に入った方は是非ともご賞味下さいまし。胃もたれするかも知れないけども笑

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lynx09b

3.5人間ドラマに徹してほしかった

2024年3月30日
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鑑賞方法:映画館

犬と意思疎通ができる男の半生を描いた話。
映画の紹介ではバイオレンスアクションとなっているが、途中までは人間ドラマだったので、中盤からのスパイアクションのような展開に違和感があった。
よく言えばいろんな要素を盛り込んでいる。悪く言えば中途半端。
個人的には人間ドラマに徹してほしかったと思う。
トータルでは面白かったんですけどね。

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ひとふで

2.0わんわん忠臣蔵

2024年3月29日
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梨剥く侍

4.024-038

2024年3月28日
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リュックベッソンの最新作。
遅ればせながら鑑賞。

愛憎、虐待、絶望、逃避。
自身の拠り所を次々失いながら捨て犬たちと心を通わす本当は優しい青年。

バイオレンス色を纏わせながら、
マイノリティの中で輝くダグラス。

ケレイブの熱演に心奪われました。

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佐阪航

4.5リュック・ベンソン監督の真骨頂

2024年3月28日
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鑑賞方法:映画館

「グランブルー」リュック・ベンソン監督の"犬愛"がいっぱい詰まった映画です。もうとにかく犬たちがサイコー。
まさかこんな映画とは想像もつかなかったけど。

リュックベンソン監督はサーカス団員だったDV父親がサーカスから預かったライオンが家にいて、赤ん坊の時はライオンと一緒に寝ていたんだと(なんちゅう親だ!)
地中海のバカンス村でダイビングインストラクターをやっていた母親の影響で毎日海に潜りそこにいたタコとウツボが親友に。
孤独だった少年時代は近所の犬が唯一の話し相手という子供だったそうです。
もしかして本当に犬と話せるのかな?

「グランブルー」「レオン」「ニキータ」「ルーシー」
彼の映画には孤独がつきまとう。
リュック・ベンソン監督の自伝「恐るべき子ども」
めちゃめちゃ面白いので気になる人は読んでみてください。

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ぎんぞう

4.0

2024年3月27日
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U-3153

4.5ドッグマン、大好き

2024年3月27日
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笑える

楽しい

興奮

カラフルな映画
生命力に溢れた映画
悲惨さを、凌駕する生き様よ

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アメリカの友人

2.0ダークな101匹わんちゃんアクション

2024年3月27日
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ワンコ達がすばらしい。
ドッグトレーナーと根気が必要であったであろう
撮影陣、グッジョブです。
それ含めアクション・・・いいですね。

・・・だけだったような気がします。

主人公の今の立ち位置になってしまった背景の
描写があったような無いような?な感じなので
なぜそーなる?が刺さってこないんですよね、胸に。
ワンコとの連携は(まぁ)わかりますが・・・。

以心伝心はやりすぎ感が・・・あるっちゃある。
もう、フォースを感じますよ。

比べるのもなんですが、ホアキン版ジョーカーは
めちゃくちゃ感情が揺さぶられ、移入して
「そうだよね、ジョーカーになっちゃうよなぁ」
とめちゃくちゃ胸が締め付けられましたが、
本作の主人公は特撮物にでてくる怪人レベルの
ような印象でした。つまり、そういう能力を
もってるのねーって・・・止まりなんですよね。

映像作品としては素晴らしいとは思いますが、
物語としてはどーなんだろ?ってとこでした。

期待していただけに残念。

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バリカタ

3.5「DOGMAN ドッグマン」リュック・ベッソンを映画館で観ることは...

2024年3月26日
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「DOGMAN ドッグマン」リュック・ベッソンを映画館で観ることはもうないかなと思ってたんだけど、これは良かったな。ドラッグクィーンや障がい者の描き方に薄っぺらさはあるけど、神が救わない弱者、虐げられた人たちの痛みを描いた秀作でした。

犬は神のメタファーというより、他者の痛みを感じることができるものが神であるということかもしれないですね。あと、レオン再びみたいな声もあるけど、バイオレンスはそれほどないです。エリック・セラの音楽はもろレオンですけどね。

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ピンボール

4.0

+さん
2024年3月26日
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ワンさんたちが可愛い。

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+

3.5ハッピーエンド?

2024年3月25日
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辛い幼少期を過ごした主人公、留置所で自分の過去を精神科医に話しながら人生を振り返っていくスタイルの映画です。
父親の虐待が酷すぎて、見てる側も辛いです。お母さん!何とかしてあげられなかった?人里離れた山中に住んでる家族だと思ってたら、そうじゃないことを意外な場面で知ります。
まさに主人公はドッグマン!犬たちとささやかな楽しみを糧に穏やかに暮らしてほしかったな。
せめてラストはハッピーエンドだったと思いたい。じゃなきゃ辛すぎる。

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たかな

4.5見逃さなくて良かった…

2024年3月23日
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ruriruri1515

3.5犬とドラァグクィーンの受難オペラ

2024年3月23日
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パングロス

4.0監督、もう少しカタルシスを

2024年3月23日
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泣ける

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亞LEX

5.0犬たちのイエスキリスト

2024年3月23日
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泣ける

悲しい

興奮

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ヒロピロ