DOGMAN ドッグマンのレビュー・感想・評価
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ケイレブ・ランドリー・ジョーンズの演技が素晴らしい
父親からの虐待をきっかけに車椅子生活になった主人公ダグラスのストーリー
優しい母も父の暴力が原因で出て行き、意地悪な兄、そんな家庭でたくさんの犬達が味方
確かに犬は注いだ愛情をそのまま返してくれるし、いつも寄り添ってくれる大切な存在
その冷たい社会の中にいるダグラスの悲しさが伝わるケイレブ・ランドリー・ジョーンズが素晴らしかったです
自分の生い立ちから今までを精神科医に語るダグラス、胸にギュッとくる悲しさなのです
心を通わせる事ができる犬達がいても、それは寂しさを紛らわせてくれる存在でしかないのかも
本当は人と繋がっていたいのかも
過去のリュック・ベッソン作品とは違って悲しいお話でした
基本的には宗教映画なので、アメコミ的なダークヒーローは登場しません
2024.3.8 字幕 イオンシネマ京都桂川
2023年のフランス映画(114分、PG12)
ある事件の容疑者と精神科医の会話を通じて構成されるクライム映画
監督&脚本はリュック・ベッソン
原題は『Dogman』で、劇中に登場する「In The Name of GOD」のアナグラム的な意味を持つ言葉
物語の舞台は、アメリカ・ニュージャージ州ニューアーク
暴力的な父マイク(クレーメンス・シック)と意地悪な兄リッチー(アレクサンダー・セッティネリ)、従順な母(イリス・ブリー)とともに育ったダグ(ケレイブ・ランドリー・ジョンソン、10代:エインカーン・パウエル)は、ある事件を機に犬小屋に押し込められしまう
母は夫に耐えられずに逃げ出し、ダグは犬たちとともに日々を過ごすことになった
ある日、子犬が生まれ、兄は嬉々として父に知らせにいく
ダグは全力で抵抗するものの、痺れを切らした父は猟銃を発砲し、それによってダグの指が吹っ飛んでしまった
ダグは犬のミッキーに指を託し、パトカーに届けて、警官を連れてくるように促した
ミッキーはダグの言葉を理解して、指の入った袋を路上の警察に届ける
それによって、彼は保護されて、施設にいくことになった
だが、父の放った銃弾は跳弾となり、ダグの脊髄を傷つけてしまう
彼は自由を得る代わりに立てなくなってしまい、車椅子生活を余儀なくされてしまうのである
映画は、ある事件の容疑者として拘束されるダグが、急遽呼ばれた精神科医エヴリン・デッカー(ジョージョー・T・ギッブス)と会話を重ねる中で、彼自身のこれまでを回想する内容になっている
犬小屋で母親が隠していた雑誌で文字を学び、施設に入ってからは本を読んで世界を学んでいく
そんな折、演劇クラスで教えているサルマ・ベイリー(グレース・パルマ)と出会い恋に落ち、彼女の薦めでシェイクスピアの演劇にハマっていく
彼は「別人になれる」ことを喜びとして、その後の「アーティスト」としての生活へと続いていく
ドッグシェルターは市の方針で閉鎖され、廃校となった高校に住処を確保するのだが、彼にはアーティストとは違う別の側面があった
それが「犬たちを使って富裕層から金品を盗む」というもので、映画の宣伝などは、この部分だけを強調して「ダークヒーロー」という宣伝をしているように思えた
映画は、ダグの壮絶な人生を描き、冒頭でフランスの詩人アルフォンス・ド・ラマルティーヌの未発表回想録の詩篇が引用される
この言葉に添うように、神から犬を遣わされたダグが、「同じ痛み」を持つエヴリンに犬を遣わす存在になっていく様子が描かれる
ラストシーンは電柱の影が十字架に見えるように配置され、そこでダグが倒れて、犬たちが駆け寄っていく
その犬たちの中でドアマンをしていた犬がエヴリンの元に行き、彼女は彼の死を知るという流れになっていた
物語は回想録で、死刑執行人との戦闘の余波で拘置所に入れられるのだが、あの状況と相手の数を考えれば正当防衛にも見えてくる
そんな中で檻から出たのにも関わらず死を選ぶ意味がよくわからず、犬が有能すぎてファンタジーという部分も含めて、ノレない部分も多い
冒頭の引用から宗教的な側面が仄めかされ、「DOGMAN」のアナグラム的な引用などの言葉遊びもあるのだが、ドラァグクイーンのシーンは全部口パクだし、なんだったのかなあという映画だったように思う
個人的には嫌いな部類ではないが、宗教映画のようにも見えるので、ダークヒーロー爆誕で飛びついた層にはウケが悪いように思えた
いずれにせよ、『ジョーカー』的な印象が強いものの、ダグは自分をヒーローとも思っていないし、犯罪という面でもそこまでえげつないものもない
マフィアっぽいおっさんの股間に犬が噛み付いたことで反撃を受けるのだが、それを返り討ちにしている流れにヒーローっぽさはなかったりする
好みがざっくりと分かれる映画だと思うが、聖書の引用や古典文学の引用が好きな人向けの映画のように思えた
なので、アメコミ的なヒーロー映画を観に来た層にとっては地獄の2時間だったのではないだろうか
狂気と悲哀と家族愛?
犬が家族で友達で…好きになった人とは対等ではなく結局同情(とは思わないけど、本人にはそのつもりじゃなくてもそうとられるかも?!)一般社会では生きにくい人だなぁ。マイノリティの中では実力を発揮できる。ショービジネスでも犯罪でも。魅力的ではあると思うのだが。アーチストなんだなぁ〜
思っていたのとちょっと違ったが面白かった。
凄く良かったです。リュック・ベッソン監督作で一番良かった。
いやあ良かった。リュック・ベッソンが監督した映画の中で過去最高に良かった!
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズの演技は主人公の悲しみ・人生を余すところ無く演じ切り素晴らしかった。歌のシーンで身体が震えました!脚本も良き!
ケイレブ好きだわ〜
試写会当選@ユーロライブ🌟 Filmarksさんありがとう😊💕
不遇な人生に屈することなく情けない顔しながらも毅然と立ち向かうdrag queenのイヌ使い。そう言ってしまうと「え?それって本当に面白いの?」ってなるけど面白い。
主演のケイレブはニトラムの時から陰のある演技が素敵だなーと思ってたけど、今作でもそれが炸裂✨✨ジョーカーからサイコパス要素を取り除いた感じ。
試写会のため、上映後はトークセッションあり。そこで話されたここ最近のリュックベッソンの評価が酷いこと酷いこと……。(映画そのものの批評ならまだしもリュックベッソン自身のダメ出しについてはちょっと頂けなかったかな)でも、今作については評価高かった❗️そりゃそーだ💜面白かったもん (*´∀`*) ノ
そしてこの映画を語る上では無視できない芸達者なワンちゃんたち🐶🐕🐩🦮🐕🦺🐶可愛い過ぎてたまらん😍❤ ❤ ❤
公開されたらもう一回ワンコ達に会いに行く〜(´∀`艸)♡♡
DOGMAN ドッグマン 親から酷い虐待を受け、社会からも見放され...
DOGMAN ドッグマン
親から酷い虐待を受け、社会からも見放され犬達だけが信頼そして愛する存在。そんなドッグマンがギャング集団を一掃し留置所で自分の過去を医師に語り手としてストーリーが進む。
予告で見た際はフランス版ジョーカーみたいだなと思ってたが雰囲気は似ていたが中身がだいぶ薄かった。
親から受けた虐待による生まれた狂気はトリガーとして分かるが、そこからの生き様が映画作品として魅力に感じられず。
とりあえず失恋やら支援打ち止めやら狂気に満ちる動機は与えたにしろこじつけがましい。
犬を自在に操れるのもよく分からないし、犬があそこまで人を襲えるのも少し現実離れし過ぎておりそして、吠える走るの描写だけで肝心なところは映せないシーンが多すぎて迫力にも欠ける。
期待していた分残念感が強く感じてしまった。
個人的な2024年洋画新作鑑賞ランキング
1 ネクスト・ゴール・ウィンズ 4.8
2 Firebird ファイアバード 4.8
3 コット、はじまりの夏 4.7
4 アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション4.5
5 ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ 4.5
6 アクアマン/失われた王国 4.5
7 ニューヨーク・オールド・アパートメント4.3
8 異人たち 3.7
9 ミツバチと私 3.6
10 コヴェナント/約束の救出 3.0
11 僕らの世界が交わるまで3.0
12 カラーパープル 2.9
13 弟は僕のヒーロー 2.8
14 ジャンプ、ダーリン 2.5
15 エクスペンダブルズ ニューブラッド 2.3
16 マダム・ウェブ 2.3
17 落下の解剖学 2.3
18 ダム・マネー ウォール街を狙え! 2.3
19 哀れなるものたち 2.3
20 DOGMAN ドッグマン 2.2
21 ボーはおそれている 2.2
22 ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 2.2
23 瞳をとじて 2.2
24 ゴースト・トロピック 2.2
25 葬送のカーネーション 2.2
26 Here ヒア 2.1
27 ハンテッド 狩られる夜 2.0
28 サウンド・オブ・サイレンス 2.0
29 サン・セバスチャンへ、ようこそ 1.8
30 VESPER/ヴェスパー 1.5
31 フィスト・オブ・ザ・コンドル 0.5
番外
QUEEN ROCK MONTREAL 5.0
なんだか良く分からないけど、 予想と全然違ってたけど、 すごく良か...
なんだか良く分からないけど、
予想と全然違ってたけど、
すごく良かった
映画自体も主人公も、
とにかく魅力的
物語としても絵的にも音的にも楽しめた
予想と違っていたと書いたけど、
そもそもこの映画を説明したりカテゴライズしたりは難しいので、
ドットコムとか作品ホームページとかの説明読み返してもやっぱり違和感残るし、
見るしかないんだと思う
新しいアクション?
今日は猫の日なのに、試写会で本作鑑賞。色々な種類の沢山の犬達が出演していて、全員ゴールデンカラー賞並みの演技!に、気を取られていたら、ストーリーが頭に入ってきませんでした。。
ヨーロッパの古い楽曲を使った退廃的な雰囲気は良かったです。女装&車椅子の主人公の怪演も、なかなか。エディットピアフに扮してLa Fouleを歌うシーンが好きでした。
わんちゃんかわこわい
2024年2月18日
映画 #DOGMAN #ドッグマン (2023年)鑑賞
まずは、#ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ が魅力。#二トラム の時より不気味さがパワーアップしてます
そして、出てくるたくさんの犬たちがいい味出してます
どちらも狂気とユーモアがある
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました
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