劇場公開日 2024年3月8日

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「久しぶりの本気ベッソンだった」DOGMAN ドッグマン Mr.Tさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0久しぶりの本気ベッソンだった

2024年3月19日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

萌える

最近の生っちょろい映画と違ってベッソンの初期の頃のようなザラザラとした手触りがとても良かった。
元ネタはおそらくジョーカーだろうが、こちらの主人公のほうが断然感情移入がしやすかった。
神との対話シーンはどれも素晴らしかった。
特に僕は神を信じているが、神は人間を信じているか?
と、ラストの磔のように十字架の影と重なる主人公がエディット・ピアフの曲と相まってこみ上げるものがあった。
登場する犬たちも現代的なトリミングされたお犬様的な感じはせず、自然で加工されていないそれぞれむき出しの感じが大変良かった。
ドッグマンと言うだけあって人間的なエゴを犬に向けず、あくまで友人や家族のような接し方に好感が持てた。
あと犬が酷い目に遭わないのも大変良かった。

Mr.T
トミーさんのコメント
2024年3月20日

共感ありがとうございます。
ビジュアルはジョーカーですが、破滅的、テロリストでは決して無かったと思いますね。人間社会のアウトサイダー、イヌの王と言うか、バットマンで言えばペンギンが近いのかもしれません。

トミー
トミーさんのコメント
2024年3月19日

ベッソンの撮りたかったものが、はっきり出ていた感じでしたね。稼がなきゃならんのでしょうが、大して撮りたくない題材には手を出さないでほしいですね、今迄が今までですから。

トミー