劇場公開日 2024年3月29日

オッペンハイマーのレビュー・感想・評価

全884件中、681~700件目を表示

5.0オッペンハイマーの内面に同期

2024年3月31日
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鑑賞方法:映画館

「疲れた〜」というのが正直な気持ちです。しかしそれは妙にザラザラした、何と表現したものか分からない感動を伴う疲れ。 難解な映画です。時間軸がコロコロ変わり、台詞も多く物理学の単語も含まれる。普段使わない脳みそをフル回転する3時間。事前に少しは勉強して臨んだが全然足りなかった。 では何に感動したのだろうか。 この映画に反核や反戦といった主張は見えない。広島の惨状もない。 ただ一人の稀有な科学者オッペンハイマーの内面に、カメラはぐいぐいと容赦なく入りこんでいく。観客とオッペンハイマーの内面を同期させるがごとく。そのための3時間だったのか。 人類がパンドラの箱を開けてしまう現場に立ち会ったような、或いはその一端を担ってしまったような感覚が残る。

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ピッポ

4.0【テッペン映画】

2024年3月31日
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てっぺい

2.02024 29本目(劇場 8作目)

2024年3月31日
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知的

寝られる

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しゅん13

4.0時間軸が前後するのが難しい

2024年3月31日
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興奮

知的

難しい

クリストファーノーラン監督の手腕はいつもながらすごいと思う。アカデミー賞を取ったのも納得。ただ、日本人としては、原爆成功後の熱狂シーンなどは心穏やかには見れない。ただ、現実にはこんな感じだったんだろうな、と思わざるを得ない。 映画の作りとしては、時間軸が前後するので、見ていて理解するのが難しく感じた。アインシュタインなんか、いつ出てきても同じ外観なので、いつの話なのかすっと頭に入らなかった。あと、量子力学の最初の授業で一人だけの生徒が、「基礎だけはやりました」と言ったのに対して、「そりゃ間違っている(ちゃんと教えれるのは俺ぐらい)」の反応は笑えた。

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MTY2000

2.5今迄で一番考えさせられた映画(良くも悪くも)

2024年3月31日
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登場人物が多い事や共産主義活動(本人は関わっていない)や主人公に恨みを持つ者の政治的策略の赤狩り聴聞会等があるので事前学習必須です。また当監督特有の時間軸の違いがあるので途中で追いつかなくなります。また多数の皆さんが言う通り広島長崎の描写は一切出てきません。なぜなら主人公の主観で描かれているから。 実際に本人がこの映画を観たらどう感じるかどうしても聞いてみたい所です。トルーマン大統領の捨て台詞の言う意味も理解出来ます。自分達(ロスアラモスチーム)で作っておいて主人公が大統領に嘆く姿は母親に慰めて欲しい子供の姿そのものだから…結果は本人が一番分かっていた事なので。日本人の我々からすると偽善者に見えてしまう。 【追記】2024.4.2 タイトルにも記した予習ですが、雑誌スクリーン5月号のオッペンハイマー特集を読めば大体理解出来るようにはなると思いますが、いかんせん登場人物がおおいので内容をもっと理解したい方は吹替版をみるのもいいかも知れません。【【すみません。吹替版はありませんでした。申し訳ありません。】】わたくし自身ももう一度吹替版で観ようかと考えましたが…やめました。何故なら本映画が原爆の破壊力の凄さや主人公の懺悔を表現して無いからです。(少しはその描写はありますよ しかし我々から見れば全然足りないです)あくまで内容は赤狩りの方(ストローズの策略)に重点が傾いているからです。 わたくしの40代半ばの広島出身の友人は今でも映画「この世界の片隅に」を観る事は出来ないと言います。オッペンハイマーは日本に来日した際、広島長崎には行って無い。では本作を作成したノーランはどうなのでしょう⁇資料館迄入ったのでしょうか⁈知ってらっしゃる方が居たら教えて下さい。 ある意味この映画は西側(米国)から観た社会そのものかも知れません…日本人のわたしからするとこんな映画でノーランがアカデミー賞を獲りに行って欲しくなかったです… 【追記の追記】2024.5.15 レビュアーMさんへのコメントでも記載しましたが、私はこの映画を観てずっとずっと考えています。今も考え続けています。よく言われますが、「たら/れば」は無い。しかしもしこの映画の主人公であるオッペンハイマーが来日した際に広島長崎へ行って居ればその映像は出たのでしょうか?ノーランも視察したのでしょうか?そうなればこの映画はもっと違うものになっていたのではないかとも考えています。。

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えーじ

3.5科学者(人間)としての罪

2024年3月31日
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シューテツ

3.5アカデミー賞受賞は納得できるが、他に有力な対抗作品がなかったからだと私は思う。

2024年3月31日
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何年前だったか忘れてしまったが、原作を立ち読みして、オッペンハイマーの映画を作るべきだと強く思った。ノーラン監督がオッペンハイマーの伝記映画を作るとニュースで見て、私の念願がかなった。 観賞前に原作を読んでいく事を勧めるが、文庫本でも大部なので最低でもチラシにある人物相関図を見ていくと良い。 原爆開発と赤狩りが同時並行し、また時系列も前後する。頭が混乱してしまう。しかし、オッペンハイマーの数奇な人物、および複雑な性格を描く事に成功している。私達は今も核兵器の脅威にさらされている。その原点を見るだけでも価値があると考える。 ウクライナ侵攻でプーチン大統領は、核兵器の使用を脅しに使っている。この映画は時節がら合っている。これに対抗するにはよほど優れた映画でなければ、アカデミー賞受賞は難しいだろう。但し、10年も経てば、そんな映画があったなと思える作品になる気がする。 私が考える映画に是非すべき人がいる。他でもない我が国の昭和天皇である。オッペンハイマー以上に数奇な人生を歩んだ方だ(神様から人間になった、戰犯を逃れた。私は天皇に道義的責任はあると考えているが、仕方がないとも思っている)。しかし、右翼の反発が恐ろしくて日本では製作されることは無いだろう。海外の監督でもいい。たしかイッセー尾形が外国人監督で昭和天皇を演じた映画があった。

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いなかびと

4.0Struggle

2024年3月31日
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ブレミン

5.0科学者と政府

2024年3月31日
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原爆の父ということでそこにクローズアップされてたけど、どちらかと言うとオッペンハイマー自身について。冒頭は何が起きてるのかよくわからずに断片的に話が進んでいくが、物語が進むにつれて話がつながっていき、スクリーンから目が離せませんでした。 純粋に技術を追い求めた科学者と、それを政治利用・軍事利用しようとする政府、そしてその責任の所在をどこになすりつけるのか。 理系出身者は特に考えさせられる映画ではないでしょうか。 どこまでがほんとでどこまで美化されてるのかわからないし、日本人にはちょっと見るにハードルは高いかもしれないけれど、これは観るべきだと思う。

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しょう

5.0知的ヒーローの悲哀、残酷な仕打ち

2024年3月31日
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都心の音響の良い館だったので、心情が爆音と重なり、ストーリーもずっと落ち着かないが、それもいかにも天才を描く映画っぽく、圧倒された。癖の強い科学者たちを束ねて巨大プロジェクトを一から動かすさま、時代の英雄から挫折と復活、文化・芸術に及ぶ教養など、細部にも魅力多し。それにしても、アメリカの政治って、人を大胆に使って、誉めそやし、後には痛めつける、なんと残酷なのだろうと思う。

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Boncompagno da Tacaoca

3.0映画の上手さと語ることの背景

2024年3月31日
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 観客の頭を適度に揺さぶる構成、登場人物の多さと複雑な時制を扱いながらそれほど混乱させない。まず感じたことは、とても上手い映画だということ。しかし好きではない。  好きでない最大の理由は作品そのものににあるわけではない。この作品は人をこそ描くもので戦争や原爆被害を描くものではないことも承知している。ただドイツとの競争で作られた原爆を「ドイツは降伏したから落とせない、それなら日本に」みたいな軽さで落とす判断だったり、当時は彼我ともに戦時で麻痺していた事も含め、加えてオスカー授与の露骨なシーンもありもやもやが取れない。こちとら昭和のオヤジ、仕方がない。  東京大空襲に触れている点やわずかながら被爆イメージも描いている点、良心も感じることは感じる。ピューちんのもよく見えたし(笑)

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またぞう

3.5よく日本で公開できたな

2024年3月31日
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モ-ts

何とも言えない感情

2024年3月31日
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悲しい

知的

難しい

原作は上巻の途中まで読み、 通常スクリーンにて鑑賞。 次は本全部読み終わってIMAXで観たい。 小学生の頃に夏休みの登校日に平和授業を受けていた記憶がある。原爆の悲惨さを学んできたので、この映画の発明の成功の裏側を容易に想像できた。悔しくて泣いていた。人間は頭が良いのに愚かな生き物だと見せつけられたような気がする。 言いたいことはたくさんあるけど、これ以上何も語りたくないという気持ち。

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nao

3.5ハイクオリティーだけど予習が必要な映画

2024年3月31日
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悲しい

知的

難しい

知的でクオリティーが高く、映像の一部に白黒を使用したりと凝った部分のある映画でした。ただ、大ボリュームでそこそこ長い音の流れるシーンがあり、正直、不快でした。 ストーリーは、軽く予習していったので話の流れは掴めましたが、科学者や政治家、原子力委員会の面々等、大勢登場するので、細かい所までちゃんと理解したい自分にとって、3時間は短すぎると感じました。6-12話位のドラマで作ってほしかったです。 第二次大戦と赤狩りに翻弄されながら生きる一人の科学者の人生を興味深く見ることができました。 激動の時代を生きた人達から、人間の愚かさ等、多くの考えるトピックをもらえる映画です。

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sunbeams72

3.0他人に話す映画ではない

2024年3月31日
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悲しい

知的

難しい

【良かった所】 臨場感のあるBGM 原子爆弾の開発経緯が分かる 科学者の人生を追体験 【微妙な点】 爆発の迫力がショボい 時系列が分かりにくい 共産主義など政治知識がいる 同じシーンが多く飽きる 原子爆弾がどのようにして作られたか、 どんな人が作ったか知りたければ見る映画。 他人に話す映画ではない。

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ヤスナリ

4.0時系列のややこしさこそあれど名作

2024年3月30日
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類稀なる才覚を持つ物理学者のオッペンハイマーは、新型爆弾の開発を担当することとなり…。 クリストファー・ノーラン監督作。時系列が変わりまくるややこしさこそあれど、自己顕示欲がそのまま後悔に変わっていく物語が精神的にキツくなる良質な作品でした。

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shotgun

4.5とまどいもありつつ

2024年3月30日
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TPO

4.0慧眼でありながら盲目

2024年3月30日
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Pocaris

4.0予習していった方がよかったのかも

2024年3月30日
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悲しい

知的

オッペンハイマーの伝記映画というイメージでしたが、法廷劇的な流れもあり、ストーリーの構成の仕方も面白く、見応えがありました。 主人公の心象風景を重ねるような映像や音響の迫力も印象的でした。 オッペンハイマー目線なので、日本の被害の描き方は浅いものの、その目線を通して反核反戦のメッセージはきちんと込められており、良かったと思います。 とは言え、「オッペンハイマーは原爆を開発した科学者」くらいの知識だけで観に行ったので、もう一人の主人公的なストローズのことは全く知らず。 二人の関係性を知らないまま観ていたので、分かりにくいところもありました。 その部分は予習していった方がよかったかもと…。 しかし、知らなかったので後半の展開が読めず面白く感じた、という部分もあるかも…という気もしました。

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nakadakan

3.0非常に疲れました。私はだめでした

2024年3月30日
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ノーラン監督作品の中では、私は唯一不満の残る作品でした。残念です。 理由は、原爆被害が映像として全く描かれていないからです。 唯一の被爆国の日本人として、国をあげて原爆開発に勤しむ中盤あたりから、観ていて沸々と怒りが湧いてきて・・・心がゾワゾワして・・・ 実験成功の場面の恐ろしさと合わせて、大騒ぎで歓喜する様子を見て非常に不快。 腑に落ちないし、正直とても気分が悪い。 出来上がった2つの原爆が砂漠の中を運ばれていく場面は、罪のない沢山の人たちがこの球体によって無惨に焼き殺されたのだと思うとたまりませんでした。 広島や長崎の人たち、これ見れないんじゃないでしょうか? 私は、敗戦間近の日本への原爆投下は間違っていたと思っているので。 非人道的過ぎると思うので。 ロバート・オッペンハイマー個人は善人だったし、大変優秀な研究者でしたが、結果、とてつもなく恐ろしい殺戮兵器をその手で作り出したことは変えられない事実であり、罪を背負うべき。 あの時代に政治利用されないわけがないでしょう? 科学者は、そういう事を考えられないの? 罪の意識に苦しむ晩年を丁寧に描いてはいるけど、それが当然の報いだと思ってしまう私は厳しすぎるのでしょうか? 3時間観終わり、とっても疲れました。

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Mariko