劇場公開日 2024年3月29日

「結末は悲劇と決まっていた開発」オッペンハイマー KQさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 結末は悲劇と決まっていた開発

2025年11月23日
iPhoneアプリから投稿

重厚なストーリーをものすごいテンポで見せつける。
このあたりの組み立てのうまさと演出力、そして演技力は洗練されたものがある。
物語の焦点は次第に原爆を開発した科学者の良心へ移る。使用する判断と責任は政治にあると理解しながらも、その狭間で揺れる。当然だ。原爆投下は人類の悲劇だ。その開発において葛藤がない方がおかしい。
科学者たちの努力が兵器そのものになって日本に落ちた。その宿命に気付きながらも開発は進む。悲劇はより一層複雑だ。

KQ
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