「避けては通れない」オッペンハイマー がばちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
避けては通れない
子供の頃、祖母(その日広島に居た)を初めとした大人達から色々教えてもらった。
世界がいつ終わるのか、恐くて眠れない夜が続いた。
映画自体はそこまでキツくないけど、記憶のトリガーとしては充分で、見終わるまでしんどかった。
でも見ない、目を背けるというのは、もっとしんどい選択肢ではある。
出来るだけ客観的に、あくまでエンタメ、一部トリガーとして受け止め、これからゆっくり反芻と消化をして行こうと思う。結果、面白かったかどうかはともかく、これから時間をかけて接する事になる作品の価値を思い、星4つ。
誰が、どこの国が、どの思想が、などと主語に他者を選択して語る人間が人類に居る内は、また繰り返すのだろうと思う。それは人類の行動で、自分は人類。それを受けて、自分はどうするのか。答えが出なくても、問い続けるしかない。
(個人の思いです)
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がばちょうさんのコメント
2024年4月9日
どういう気持ちのバランスで鑑賞するかが難しい作品でした。ただ、それも映画の醍醐味のひとつなのかもしれませんし、その意味では、辛くはありましたが、自分に問いかけるきっかけになる良い作品だったと思います。
コメントありがとうございました。
Mさんのコメント
2024年4月7日
身内に被害者がいる方にとっては、なかなか辛い作品だと思います。
冷静に見ることは難しいですよね。
「自分はどうするのか」きちんとした選択ができる人になりたいと(は)思います。でも、実際にそこにいたら、とは考えてしまいます。