劇場公開日 2024年3月29日

「予習していった方がよかったのかも」オッペンハイマー nakadakanさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0予習していった方がよかったのかも

2024年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

オッペンハイマーの伝記映画というイメージでしたが、法廷劇的な流れもあり、ストーリーの構成の仕方も面白く、見応えがありました。
主人公の心象風景を重ねるような映像や音響の迫力も印象的でした。
オッペンハイマー目線なので、日本の被害の描き方は浅いものの、その目線を通して反核反戦のメッセージはきちんと込められており、良かったと思います。

とは言え、「オッペンハイマーは原爆を開発した科学者」くらいの知識だけで観に行ったので、もう一人の主人公的なストローズのことは全く知らず。
二人の関係性を知らないまま観ていたので、分かりにくいところもありました。
その部分は予習していった方がよかったかもと…。
しかし、知らなかったので後半の展開が読めず面白く感じた、という部分もあるかも…という気もしました。

nakadakan