「難しくも非常に興味深く観られた」オッペンハイマー mochiさんの映画レビュー(感想・評価)
難しくも非常に興味深く観られた
主演の俳優は知らなかったし、オッペンハイマーの本当の風貌も知らないので私の中ではもうこれがオッペンハイマーです。
オッペンハイマー、ユダヤ人だったのですね。
ドイツの物理学実験に先を越されないためにというのがそもそもの発端。
だんだんと、実験そのもの以外(ロスアラモスの研究員達の調整だったり、軍との折衝だったり)に振り回されていって可哀想になってきてしまった。
広島、長崎への投下は全否定したいですが、日本が降伏しないことを米国も憂いていたのはやはり事実だったのだろう。1943年になーんにもない土地にロスアラモス研究所(先駆け)を作っちゃうアメリカ。日本が勝てる相手ではなかったなと改めて心が痛くなる。
私はこの映画は決してアメリカの原爆使用を肯定しているわけではなく、今後の世界の反核への願いがあるように感じました。
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