「ノーラン天才…」オッペンハイマー らべさんの映画レビュー(感想・評価)
ノーラン天才…
初日にドルビーアトモスで鑑賞。
冒頭から引き込まれる演出で3時間、夢中になって見てしまった。何一つムダがない映画の撮り方に思わずうなる…
テーマも重く、おじさんがたくさん出てきてひたすら議論や追及をしている映画なのに、このエンターテイメント性の高さは何?!内容の濃さは何?!
クリストファー・ノーラン天才すぎる…
ただひたすら「オッペンハイマー」博士の内面の揺らぎとか苦悩を真摯に描いた作品でした。人間ドラマだけど、ドキュメンタリーなのではと錯覚してしまうほどのリアルさ、緻密さ。登場人物も多く時系列も入り組んでいてかなり複雑な映画だけど、私レベルの観客でもついて来れるようにわかりやすく描写しようとしているのは伝わってきた。わかりやすくするための演出がまた、スタイリッシュでうっとりする。
それでもついていけてないところがいろいろあるので(しかもかなり重要なところ…汗)これから考察したり学んでいきたいと思う。
日本で生まれ育った人にとっては他国の人が見るのとは違う視点が入ることは間違いない作品であり、そういう意味では観ているのがつらくなったシーンもあった。それも含めてこれから自分の中で消化していきたい。
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