「オッペンハイマーの伝記。」オッペンハイマー マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
オッペンハイマーの伝記。
オッペンハイマー、いざ原爆作ってみたら、その威力のスゴさにおののいて不使用を提言する。だが、政府と軍は、オマエは口出しするな。 使う、使わないはオレ達で決めるって感じ。
原爆の使用決定権がないどころか意見さえ尊重されない。もどかしかったに違いない。
映画の主題は、原爆製作のトップという数奇な経験をしたオッペンハイマーの生涯を描くことだと思った。原爆の是非や、広島と長崎に落としたことも描かれるが、あくまでも主題はオッペンハイマーの事だと思った。
原爆投下に関しては、今まで以上にますますトルーマンが嫌いになったぐらいである。追記:1ケ前のルーズベルトも嫌いだ。
赤狩りのところは知識がないのでよく分からなかった。確かハリウッドにも赤狩り旋風が吹き荒れたはずで、チャップリンも被害者だ。
追記:科学者と科学の軍事利用、或いはも少し広く学者と政策との関わりについてはあまり触れてなかったようだが見逃しかもしれない。
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