青春ジャック 止められるか、俺たちを2のレビュー・感想・評価

全50件中、21~40件目を表示

3.5ふたつの熱意が重なった作品

2024年3月27日
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鑑賞方法:映画館

事情や背景を全く知らず鑑賞しました。
当時の映画に対する熱意と、この作品を制作している熱意が重なり、背景を知らない私も映画好きの魂を揺さぶられました。

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チャーリー

4.0何にもない

2024年3月27日
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鑑賞方法:映画館

何にもない、何にもない、全く何にもない。

コンプライアンスもない

ハラスメントもない

SNSもない

そんな時代にあったエネルギーを画いた作品です。

あの頃のシネマスコーレも、名古屋も懐かしいですね(個人的にしみじみ)

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ちゆう

5.0観る専門ですが感動しました

2024年3月25日
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鑑賞方法:映画館

映画愛に溢れた作品でした

井浦さん演じる若松監督が似てるのかどうか分かりませんが、こういう人居るな〜って面白かった。
怒ってばかりなのに、実はお茶目で優しい人柄なのが良く伝わってきました。

井上監督の撮影現場を見て、
木全支配人が若松監督に自分が掛けたい作品について
詰め寄る姿にとてもとても感動しました。

そういう作品を上映してくれる場所が無かったら、今私の充実した生活は送れていません。。

映画館で観る映画が好きなだけの、こんな私の事を
何か認めて貰えたような気がして嬉しくなりました。

今日は舞台挨拶で井上監督と芋生悠さん藤原季節さん毎熊克也さんが前作の時の事も含めて色んなお話を聞かせてくださいました。
更に、最後に井浦新さんも加わって皆さんでサイン会もして下さいました。

とっても幸せな時間を過ごせました。
ありがとうございました。

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rin*

4.0金本法子の物語を演じきった芋生悠に拍手を。

2024年3月25日
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鑑賞方法:映画館

前作「止められるか、俺達を」は1969年から吉積めぐみさんが亡くなった1971年頃までが舞台。(前作を観ていない方に念のためお伝えしておくと若松プロの事務所に掲げてある門脇麦の写真、あれが吉積めぐみさんの遺影という設定です)
本作品はシネマスコーレがオープンした1983年頃の話で前作との間隔が10年以上ある。私自身の学生時代(口はばったい言い方だが青春時代)はすっぽりこの間に収まってしまう。前作の時代は子どもだったし本作の時代は既に会社勤めをしていた。ということであまり同時代感はなく、そういう観点でこの映画を味わうことができない。
そこで芋生悠に注目し彼女の演じる金本法子の姿を中心に観た。この映画は、群像劇であり、主役それぞれの物語である。ただし、どちらかというと若松監督と木全支配人は保護者的に後景に退いており若い井上と金本2人それぞれの物語であるといっていいかもしれない。
金本は「三重苦」で苦しんでいる。このうち「才能がない」は本人の問題だが「女である」と「在日朝鮮人である」ことは全くに本人の責任ではない。金本は苛立ち、他人を攻撃する。他人がのうのうと有利な地位を占めること、そして卑怯にも逃げ出すことを許すことができない。
この人物像を演じきった芋生悠が素晴らしい。彼女は演じる役それぞれで雰囲気をガラリと変えることのできるカメレオン役者であるが(「朝になるとむなしくなる」も「夜明けのすべて」も脇役ではあるが素晴らしかった)芯の強さを感じさせる役を演じさせると若手女優の中ではピカいちである。
ちなみにレビューではどなたも触れていないようなので敢えて言及すると、在日外国人の指紋押捺制度は2000年まで存在した。特別永住者(戦前から日本に居留していたものとその子孫)への指紋強制は1993年で一応中断されている。つまり映画の時代から10年間の闘いを要しているのである。
最後に下世話な感想をひとつ。金本は男性と「寝る」って言うんですね。「エッチする」とか「やる」ではなくて。これってとても80年代的というか村上春樹的というか懐かしかった。

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あんちゃん

4.5幸せな映画

2024年3月24日
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鑑賞方法:映画館

映画監督若松孝二が名古屋に作ったミニシアター「シネマスコーレ」を舞台にした青春群像劇。前作は未見。
まずは役者の皆さんのモデルになった方々への愛情が凄い。若松監督役の井浦新も木全支配人役の東出もご本人の様子を見てみるとそっくり。芋生悠の佇まいも良い (この役だけはフィクションとのこと) 。
とにかく映画と映画館と若松プロに対する愛だけを感じる。幸せな映画。

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ぱんちょ

4.0小さな映画館が大好きです。

2024年3月24日
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鑑賞方法:映画館

前作は観てませんが、予告が面白そうだったので行ってみました。いやぁ井浦新はいくつの顔を持っているんだろうか。本当に素晴らしい俳優さん。とっくに最盛期を過ぎた“映画館で映画を観る”という娯楽の行く末を考えずにはいられない。そんな映画でした。

若松孝二監督が名古屋に小さな映画館を作った実話がベースになっている。私は若松孝二監督は名前なら知ってるくらいで作品も観たことないですけど、1つの映画として普通に楽しめました。

映画を作る側、そして出来上がった作品を上映する側。映画館を大切に思う人たちが作った愛に溢れる映画でした。キャスティングも良かった。

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はるたろう

4.5映画は熱だ!

2024年3月23日
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鑑賞方法:映画館

笑える

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sankou

4.5まだ見ぬ果ては

2024年3月22日
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ブレミン

4.5青春って、バカだけど愛おしい!

2024年3月22日
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鑑賞方法:映画館

若松監督のことも知らず、前作があったことも知らずに鑑賞しました。
つまり、関連する予備知識は何もなく、映画に出てきた中でも、知ってるのは赤塚不二夫、文芸坐、文芸地下、森田芳光、山本晋也くらいで、あとは聞いたことあるかなという程度の半端ものです。

だからこそなのかもしれませんが、純粋にタイトル通りの青春群像としてメチャクチャ楽しめました。

言葉にできるような理屈立った理解ではないけれど、なんか直観的に腹落ち(納得)したことだけは分かる!
それは自分がやりたいことが見つかった!ということでモヤモヤしていた自分と折り合いがついた、ということでもある。

映画を作るのに、主要スタッフ全員が100%納得ずくということがあり得ないこと。
強引に突き進むタイプの監督であっても、あちこちに小さな不満を抱えながら、限られた予算や人員や時間の中でやり繰りしていること。
ほぼ全員が何かしらの後悔ややり残し感があるのに、いざ映画が出来、観客の前で披露できた時にそれなりの達成感と次はもっと頑張ろうと思えること。

監督、脚本家、俳優、その他大勢の裏方…
何かを表現しようとする人たちのエネルギー、パワー、もどかしさ、人間関係からの苛立ち。
そんなこんなのすべてが凝縮されているから、自分ごとのようでもあり、俯瞰的に笑ったりもできる。

映画作りだけでなく、仕事におけるチームプレイで悩んでる人なら誰でも共感できる、素敵な映画です。

井浦さん、東出さん、芋生さん。
この3人のことを知ってる方も知らない方も、この作品一発で大好きな俳優さんになると思います。

あ、忘れちゃいけない支配人の奥さま!!
男女の別を問わず、こんな素敵な配偶者でありたい!!

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グレシャムの法則

5.02024暫定ベスト。青春時代の熱さと挫折

2024年3月22日
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東條ひでき

4.0映画好きには胸アツ

2024年3月22日
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鑑賞方法:映画館

まず、副題に「止められるか、俺たちを2」とあるが、続編と考える必要はなく、これ単独で十分楽しめる。
懐かしい話題や映画への情熱が山盛りで、映画好きの胸をアツくする。
井浦新の若松孝二成りきり度、東出昌大の演技には、思わず頬が緩んだ。
若松監督への追悼の想いが溢れ、日本映画の一時期を振り返る映画としても価値がある。

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ファランドル

4.5井上淳一監督の芋生悠ジャックはなんとしても止めなければならぬ

2024年3月22日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

萌える

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カールⅢ世

4.0あの頃を描く青春映画

2024年3月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

若松プロの全盛期の映画製作現場を描いた前作とは違い、名古屋に作った映画館をメイン舞台に描いた映画館映画。そして、井上監督の自伝映画的な側面もある。
登場人物は全員、映画に取り憑かれた変人ばかり。だからこそ、全員に愛おしさを感じる。
映画愛に溢れまくっている映画。
そしてあの頃の空気を正確に描いている。レンタルビデオが普及し始め、二番館、名画座が姿を消し始め、ミニシアターが隆盛しだすあの独特な時代。
かと言って、ノスタルジーに浸り過ぎず、青春映画として素晴らしい作品だった。

#青春ジャック
#青春ジャック止められるか俺たちを2

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naichin

4.0映画の制作と興行の2つの側面から映画愛を表現した作品。 本年度ベスト!!

2024年3月20日
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鑑賞方法:映画館

映画作りや映画館の運営をリアルに表現していた感じの作品。
実話ベースと思わせる展開が素晴らしかった!

1980年代の名古屋が舞台。
当時の街並みや車、ファッションや音楽などで当時にタイムスリップした錯覚に陥る(笑)

井浦新さん演じる映画監督の若松が名古屋にミニシアターを作り、東出昌大さん演じるビデオカメラの営業の木全を支配人として招き入れる感じ。
その映画館に学生の井上と金本(芋生悠さん)がアルバイトで働く設定。

登場人物達の映画を愛する感じを全面に打ち出していて熱い!

特に監督の若松の熱量に圧倒される。井浦新さんの熱い演技が見所。
最近観たアイドルと共同生活する、のんびりした井浦新さんが良かったけど、本作では真逆のキャラで迫力があって引き込まれた。

東出昌大さん演じる木全も熱い!
映画館の収入を上げる為に奔走する姿がリアル。

映画監督を目指す井上が要領悪くも笑えるキャラクター。

金本の予想もしない隠された事実に考えさせられる。

予備校の授業でのビールの差し入れに笑えるも、予備校って面白そうだな(笑)

映画作りと映画館の運営の2つのストーリーが相まって満足度は高めの作品でした!

ミニシアターをもっと応援したくなりました( ´∀`)

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イゲ

4.0木全、映画館始めるってよ

2024年3月20日
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鑑賞方法:映画館

「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」ATG的で時には残酷だった前作とはテイストが全く違っていたのにびっくり。理想と現実との乖離への焦燥、挫折を描いているのは同じなんだけど、ひたすら前向きで肯定的な王道青春映画になってたな、うん、楽しかった。屋上シーンの東出昌大のあるセリフに涙。

「桐島、部活やめるってよ」で主人公の映画オタクと対照的なスクールカーストの頂点にいるが空疎感を抱える学生役を演じていた東出昌大が、今作では逆に、映画を愛して、理想の映画館を作るために悪戦苦闘する役を演じているのも面白かったです。

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ピンボール

3.5牧野の講義は面白かったなあ

2024年3月19日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

若松孝二が名古屋にひらいた映画館「しねますこーれ」を中心とした群像劇。

ということで、名古屋で生まれ育ち、河合塾で当時の名物講師「現国の牧野」の講義をナマで聞いたことがある世代としては大いにハマる映画だった。 ちなみに木全(きまた)姓ー愛知ローカルでわりといる姓ーの親類もいる。

逆にそういった思い入れがないと、入りこみにくい、やや普遍性には欠ける映画。(いや、面白いけど) ただ若松本人に焦点をあてて、過激なつくりの前作よりは呑み込みやすい。

名古屋が舞台のわりに、ひとびとの会話の名古屋弁成分がちょっと薄かったのは気になった。

井浦は前作に続き、個性的なべらんめいの若松孝二を魅力的に演じていてとてもよかった。
東出は主役よりも、準主役か脇にまわるとおとなしめなキャラクターがハマる気がする。ただし脇だとあの長身が目立ちすぎるかなあ。本作でも井浦との2ショットを除き、他の役者さんと並んだショットは前屈み気味で身長差を小さく見せていたように思えた。

河合塾の牧野の講義は、映画で描かれていたとおり、ビール片手で脱線のし放題。教室には生徒が溢れていた。成田闘争でカブトムシ(機動隊員のこと)相手に丁々発止やりあったこととか、機動隊のバスに火炎瓶で炎上させるにはどこを狙うかなんてアブナイはなしをしてました。現代のポリコレ社会では想像もできないだろうけど。

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ばとー

3.5ただで起きない為に転べ

2024年3月18日
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楽しい

幸せ

若松孝二監督が作った名古屋の映画監シネマスコーレとそこで働く映画好きな人達の話。

1982年、文芸坐で働いていたが辞めて結婚し、名古屋で就職していた木全に若松孝二から電話がかかってきて、自分が作る映画館の支配人になって欲しいと持ちかけられて巻き起こっていくストーリー。

前作では若松孝二監督達のもとで一緒に映画をつくる吉積めぐみに足立正生他少々だったけれど、今作では若松孝二のもとで映画を作りたい井上淳一と彼に嫉妬する金本法子、そして劇場を運営する木全純治という構図。

続編ということではあるけれど、監督も違うし毛色も全然違う印象で、当時の時代を背景にしつつも単純に悩める映画好きな若者達と若者の手助けをする若松孝二という感じ。

前作も嫌いではなかったけれど、今作は小難しい事言わず面白い映画だったし、前作を観ていなくても楽しめるつくり。

ただ、ラストのタイトルバックの後は前作をみていないとわからず、みているとちょい胸熱な感じかな。

エンドロールで燃えろ青春の一年が少々…自分は観賞したことないので結構気になった。

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Bacchus

4.0映画監督

2024年3月18日
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鑑賞方法:映画館

映画好きには、たまらない作品でした。

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完

4.0ただで起きないために転ぶ

2024年3月17日
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鑑賞方法:映画館

笑える

今回もミーハー気分で舞台挨拶付き上映を鑑賞
若松監督も井上監督も知らなかったが、
井浦新、東出昌大、芋生悠の生挨拶を見れてよかった

映画の方は、とても映画愛溢れる熱ーい青春映画
井上少年の映画監督になるという熱い気持ち
それが実現してるってスゴイことです
自分の青春時代と比べちゃいましたね
それにしても井浦新の若松監督の演技はさすがですね
井浦新と言われななければわからない

年は取ったけど転ぶような面白いことみつけたいなあ

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かちかち

5.0映画愛が溢れてる(T_T)

2024年3月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

映画が好きで色いろ観てきましたがこんなに映画愛に溢れた映画は無いかもしれません。
ミニシアターも好きで、自分には合わなと思う映画もありますが、自分だけの宝物を見つける感覚は、他には例えられないものです。
ミニシアターの応援にも涙してしまいました。

私は、この映画を観るまでは若松監督を知りませんでした。
1作では、しょうもない人だな、と思いましたが、2作目を見ても、しょうもない人だなと思いましたが、カリスマ性とか愛情とか、とても好かれていたのだと泣けました。最後のカットはとにかく良かった。

韓国映画もよくみますが、なるほど、カット割りってなんでも良い訳じゃないんだなと。いろいろとメッセージがこもった作品ですね。

1作目の白石監督も好きな監督で、なんで監督が変わるのかと思いましたが、途中で理由に気が付きました。
唯一、音尾くんを期待してしまったが、残念です。

井浦新も東出昌大ももちろん良かったけど、芋生悠も良かったですね。

テアトル新宿は聖地。
何度か近くて映画を観ていましたが、初めて行きました。
満席とは行きませんが、私よりも先輩のオールドファンが多数。観客が声を上げて笑えるシーンもあり、映画館で観てよかった。見ず知らずの方々ですが、なんか共感。

映画好き、ミニシアター好きは是非映画館で観て欲しいと思いました。

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だるまん