「全体的になんとなく良かった。」青春ジャック 止められるか、俺たちを2 マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
全体的になんとなく良かった。
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井上淳一と金子法子の青春ストーリーが良い。
井上は自分が、「在日かゲイか部落」でないと嘆く。差別された怒りが有れば、それを映画にぶつけて生かせると思っている。撮りたい対象も怒りもないから映画が撮れないと言いたいのだろう。
金子は自分は、「女で、才能がなく、在日」だから映画監督にはなれないと嘆く。若松監督に弟子入りした井上が河合塾の映画監督をやる記事を見て落ち込む。
木全は落ち込む金子を井上が監督している現場につれて行き、若松監督に仕切られている実情を見せる。この時、「何でここに連れてきたんですか?」と聞く金子に対し、木全がなんかいいこと言ったと思うんだが記憶にない (^^)
無い物ねだりはなにも若者だけではないが、若者がやると青春っぽくて良いなと思った。
金子が屋上から顔を出して井上を呼ぶところと、屋上の場面が印象に残った。
名古屋にミニシアターを作った若松監督は、客の入りが悪いなあとボヤく。一方、支配人になった木全純治は、若松孝二に振り回されるがやや楽天的だ。
若松監督は、客が入らなきゃつぶれちゃうよ。ピンクでも何でもいいから客を増やせと思っている。
木全はいい映画を上映すれば、その内だんだん客も増えますよと思っている。
いい映画を上映したいという想いはどちらも同じだが、やや温度差があり2人のやり取りが面白かった。
、前作でも誰かが若松監督に、「視界から消えろ」と言われてたような気がする。
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