「上映中、ずっと涙が流れていました。」青春ジャック 止められるか、俺たちを2 のりたまちびさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0上映中、ずっと涙が流れていました。

2024年3月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

観客は半分くらいの入りで、50代の私が若手です。
昭和40年代生まれにはたまらない、懐かしい風物や人との距離感に、上映中ずっと泣いていました。

この頃の大人は、我が子や身内、教え子やからとか関係なく、地域で子どもや若者を育てていました。
私も、親だけでなく、祖父母やおじおば、地域のおっちゃんやおばちゃん、先生、先輩や上司からの愛を感じて育ちました。

井上くんも、若松監督に怒鳴られまくっていたけれど、それは井上くんへの愛と期待があるからです。
井上くんの成長と、エンドロールの監督 井上くんを観れただけで、心満たされました。

作中、若松監督が、井上くんに、「お前の撮りたいものはなんだ」と訊くシーンがあります。
井上くんの答えに、「そんなんじゃねえんだよ、お前が怒っているもんを撮るんだよ!」とすごむとこ、すごくガンと来ました。
私の中にも、怒りはあって、でも変えることはできないよねと諦めて、蓋をしていたことに気づきました。
今年、そこに向き合っていきます。

ホンマに、色々気持ちが動いて、実り多い映画でした。
この作品を知ったきっかけは、前日にFM802で、同年代のDJが熱くこの映画を語っていたから。
不思議なご縁に心から感謝です。

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のりたまちび