「手がかかると睨まれてたのか昇進まで3年→4年に」青春ジャック 止められるか、俺たちを2 サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5手がかかると睨まれてたのか昇進まで3年→4年に

2024年3月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

2024年劇場鑑賞22本目 傑作 78点

テアトル新宿お昼過ぎの初日舞台挨拶にて鑑賞

作品も勿論良かったし、前作より好みだがどちらかというと登壇された20人近くの若松プロの意思を引き継ぐ俳優部の情熱に呑まれた印象が強い

タイトル通り、青く駆け抜ける青春を映画という結晶に閉じ込めるという意味で青春ジャックは良い名前で、それに加えてこのレビューの表題にもある昇進に3年から4年に伸びているのは、若松孝二の映画人としての生きた血から見えた杉田雷麟のパッと見の印象から前作の門脇麦より手がかかると思ってのセリフと同時に、彼女をいったら弟子に置きながら制作をともにしていたが、次第に映画人として生きるギャップは勿論、心身ともに過酷な状況に追いやってしまった多少の負い目もあっての今回は大切に育てたい、一歩下がったアプローチをしていきたいなどの背景が窺える

でも若松孝二の人間味は健在で、昭和のクソジジイの声の抑揚や発声、気性が荒くすぐ見かねて登場して手を出してしまうシーンの数々は、またやってらぁと思いながらも特に撮影のシーンなんかはコントの様で堪らなかった

2-3年後くらいには3をやってほしいね、井浦新監督で

サスペンス西島