「最後の字幕で違和感が顕著に」ルー、パリで生まれた猫 ひとふでさんの映画レビュー(感想・評価)
最後の字幕で違和感が顕著に
猫が可愛いだけの映画かと思ったら、家族の問題、食育、安楽死と様々なことを扱っていて硬派。
前半は猫の魅力満載で、よく撮影できたなと思う猫の自然な演技(?)シーンも多い。
後半は野生の猫を通じた少女の成長物語のような作りに。だいたいラスカル。
私は野生化してしまう原因が管理ができていないからだと思うのだが、フランス的には猫の意思を尊重してるらしい。その辺の意識が日本人とは違うと思う。
最後に『動物をみだりに遺棄すると、懲役や罰金が科されることがあります』の字幕でなんだか作品そのものを否定されてるような気分にもなる。
そのあたりおおらかな気持ちで観たほうがいいかも。
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