「否の録り〜暴挙編〜」火の鳥 エデンの花 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
否の録り〜暴挙編〜
予告で覚悟はしていたが、ド頭の苦しさを欠片も感じさせないロミの呼吸で演技は諦めた。
だが、その宮沢りえがマシな方だったのでサスガに絶望。
2回ほどあったコムが叫ぶシーンは、盛り上がるどころか力が抜けてしまいましたよ…
まぁ子供に罪はないのでそこは制作側に問いたいが、大人のキャストは出来ない仕事を受けないでもらいたい。
青年カインのパートだけ別作品です。
尺の割に話はまとまっていたが、雑さは否めない。
自分はwikiで粗筋を確認していたから問題なかったが、事前情報なしで『13年』の意味が分かるだろうか。
「独りで死なせたくない」というのも、カインより後に子を授からなかったら結局同じこと。
チヒロちゃんのご都合主義感も拭えないし、島ごと爆破するのにクモ型ロボを出した意味が分からない。
最後も、飛び立つまではまだしもコムが亡くなった後にどうやってエデンまで戻ったのやら。
ムーピーが「相手の望む姿になれる」と言った直後に見知らぬオバさんになったのは笑った。
コムが最後に“望郷”の念を芽生えさせるが、出立の際に躊躇いがなさすぎたので唐突に感じる。
これは脚本の甘さか、それともそんな人でも最後は故郷を望むという描写なのか…笑
作画は概ね悪くなかったが、地球降下時のCGが浮いてたのと、エデン崩壊の描写が省エネすぎたのは気になった。
ラストシーンのジョージが幻かムーピーかを明確にしないところは良かった。
個人的には、ロミの若返りが(画面の華やかさ以外で)活かされてないので後者と解釈しました。
エンドロールに英語表記が添えてあったのは海外を意識したのだろうが、うまく吹き替えてくれることを祈る。
uzさん、コメントありがとうございます。
長い原作を、決まった時間枠に収めるためかは分かりませんが
色々と削ったり、設定を変更したりした結果、見終えた後でじっ
くり考えると辻褄の合わない事も多かった気はしますね。・_・;;
>コムが亡くなった後にどうやってエデンまで戻った
確か地球に行くときは、コムの念力で岩船を飛ばしていたはず。
仰る通り、動力源が見当たりません…。
>チヒロちゃんのご都合主義感も拭えない
昔、ロミの同級生だった少女の設定になっていましたが、「私に心は無い」と良いながらロミたちを助ける行動をしていたのが「?」でした。
充分「心」というか「感情」を持っていそう。
>ムーピーが「相手の望む姿になれる」と言った直後に見知らぬオバさんになった
この場面は良く覚えていないのですが、そうでしたか。
うーん。
話題のネタに事欠かない感じです。・_・
>ラストシーンのジョージが幻かムーピーかを明確にしないところは良かった。
私もムーピーだと思いましたが、そうだとすると私のレビューでも書いた通りに「エデン17再興」が出来てしまいそうです。。
原作のラストが、やはり良い感じかなぁ と。
長々とコメントしてしまいました。
これにて失礼いたします。・-・