「脱力系人生いろいろ十人十色」コーポ・ア・コーポ ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
脱力系人生いろいろ十人十色
アパートに住む人たち、それぞれの人生にスポットがあたり、
過去を振り返りながらも今を生きていく群像劇ですね。
馬場ふみかのヤサグレ感というか、めっちゃ脱力した感じがすごく良くて
彼女が軸になっているのは間違いなく、彼女のエピソードが最終的に
少し明るくてホッとしましたね。
東出昌大は、プライベートのやらかしと類似している役をやっていると思うのですが、
よく引き受けたなと思いますし、最近の東出昌大の演技は深みが増しているというか、
すごいなと思う次第です。
笹野高史の飄々とした演技や、倉悠貴の苛立ちなど含め、
本作に出てくる登場人物は、すごく人間っぽくてそして力が抜けていて良いと思いました。
あまり期待していなかったのですが、実に人間の深いところに視点を当てた面白い作品だと思います。
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