「ナポレオン、 后妃・妻ジョゼフィーヌ 、戦争 ドキュメンタリー」ナポレオン 大岸弦さんの映画レビュー(感想・評価)
ナポレオン、 后妃・妻ジョゼフィーヌ 、戦争 ドキュメンタリー
ナポレオン
映画館 OSシネマズミント神戸にて鑑賞 2024年1月1日
パンフレット入手
この作品は多くの時間と関係者によるエネルギー、お金がかかっており、登場する俳優の数に圧倒されます。
撮影カメラ11台集められたエキストラは8000人
あまりにも壮大なスケールであり、どこで撮影したのか、と思わず感動してしまいます。
パンフレットも美しいです。
このような作品を鑑賞できることは、幸せな事と感じ、関係各位、感謝いたします。
ナポレオン 后妃・妻ジョゼフィーヌ 戦争 ドキュメンタリー
ナポレオン・ボナパルト(1769~1821)の生涯、妻ジョゼフィーヌ 戦争のドキュメンタリー アメリカ合衆国とイギリスの合作
1789年フランス革命。マリー・アントワネットは斬首刑(ギロチン)に処された。国内は混乱していたが、若き軍人ナポレオンが天才的な軍事力で活躍、皇帝にまで上り詰めた。最愛の妻ジョゼフィーヌとの奇妙な愛憎関係の中で、最高権力を手に何十万人の命を奪う幾多の戦争を次々と仕掛けていく。冷酷非道かつ怪物的カリスマ性をもって、ヨーロッパ大陸を勢力下に収めていく。英雄?それとも悪魔?
ナポレオンの結婚相手「ジョゼフィーヌ」
未亡人、子供が二人。元より奔放な性格で別の男と関係を持った。エジプト遠征中のナポレオンは帰国、激怒した。涙ながらにジョゼフィーヌは謝罪する。
ジョゼフィーヌはナポレオンとの離婚のとき
子供ができないからという理由であった。妻ジョゼフィーヌにとっては「屈辱的」ではと感じました。
離婚手続きをするときに、妻ジョゼフィーヌは拒んだ。顔がゆがんだ表情になって、結局サインに応じた。
その後ナポレオンは赤ちゃんができ、元妻ジョゼフィーヌのもとを訪ねた。困惑する表情を見せたが、赤ちゃんを抱っこしてあげたのだ。
そう、その赤ちゃんは、「フランス皇帝・ナポレオン一世」の後継ということだからなのかと
ナポレオンはその後、戦争にのめり込むようになった。
1815年 ワーテルローの戦いで大敗、南大西洋上の孤島 セントヘレナ島へ流刑、死を迎える。残した最後の言葉は 「フランス、陸軍、陸軍総帥、ジョゼフィーヌ」とされている
映画監督が言いたかったのは、コレ
ナポレオンが生涯率いた戦いは61
1793年から1895年の間に300万人以上が戦死
ひとつ、エピソードを追加します。
ベートーヴェン作曲交響曲第3番「英雄」は、ナポレオンのことを指している。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770~1827)はドイツの作曲家
自由、平等、友愛の精神をもち、軍事力で広めようとするナポレオンの姿勢に共感したことで作曲したのが「交響曲第3番「ボナパルト」であった。1804年完成、しかしその直後、ナポレオンが皇帝に即位し激怒したベートーヴェンは「俗物に過ぎなかったか」とナポレオンへの献辞の書かれた表紙を破り捨てた、と言われています。
二人に接点はありませんでしたが、ナポレオンは1歳違いということもあり同じ時代に活躍した人物、お互い意識しあっていたのではと感じます。
なお、この「ベートーヴェン作曲交響曲第3番「英雄」」はぜひとも聴いていただきたい。
堂々としたメロディーラインが特徴的で、実にカッコいい曲はまさにナポレオンであると、感じるのだ。