「ナポレオンの生涯を知るのには良いが」ナポレオン ペンタコポンタコさんの映画レビュー(感想・評価)
ナポレオンの生涯を知るのには良いが
はっきり言って。封切られる映画館がどんどん狭められている理由が分かった気がする。そもそも、自分が日本人であるが故、外国の歴史はどうでも良い?そんな風に感じられたからだ。ただ一つ見て良かったことは、日本の歴史を考えたことにある。ナポレオンの映画の歴史に置き換えると、その当時諸外国は、外国同士が戦っているのに対し、当時の日本は、まだ大砲や、船などを使用し、諸外国同士の戦、そして近代的戦闘?といった諸外国の戦とは無縁であり、そもそも日本は、鎖国をしていたから自国の中で自国民は守られていたといえば守られていたと言うこと。ペリーが来日してきたのは1853年。討幕の動きが出て明治維新となるまでまだ68年の年月を要する。諸外国との戦いは明治に入ってからであり、そう考えると日本は遅れていたのだなと本気で考える。確かに秀吉のときに朝鮮出兵や、鎌倉時代に元寇があったりとしたわけだが。そう考えると明治維新後の日本の発展は目まぐるしいものであり、第二次世界対戦で負けはしたが、世界相手に立ち向かっていった先人達の絶え間ない努力と地で塗られた歴史の上に今の私達があるのだと痛感した。そういった意味では見てよかった?と思える作品であった。
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