劇場公開日 2023年11月25日

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ほかげのレビュー・感想・評価

全120件中、21~40件目を表示

3.0絶望の先に

2024年8月30日
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鑑賞方法:VOD

絶望の先には何が見えるのか

ただ、生きるためだけに生きて幸せなのか

ただ、食べるためだけに生きて幸せなのか

戦争という非日常は人間の生きる意味を改めて考えさせられる

ただし、本作は、話が断片的過ぎて、寡黙過ぎて、わかりづらい。塚本晋也らしいと言えばらしい。

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ちゆう

3.0灯影(ほかげ)のような不安定さ

2024年8月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
兵隊さんは怖かったけど、神様が旦那と子どもを戻してくれたのかと思ってたんだよ。
短い時間だったけど、姉さんにとったら一生だよ。
ありがとね…ありがとね。

女がどういう経緯で「この家」(持ち主が戦災に遭って空き家になった?)に居着くことになったのかは、本作の描くところではなかったように思いますけれども。

おそらくは他に身よりもなく、この家に居着いていた女のところに身を寄せて来た「子供」も、「復員兵」も、おそらくは戦争で身寄り頼りを亡くして、「家族」の温もりを求めて女の下に身を寄せて来たのではないかと思います。

復員兵にしても、女に(今は亡き)妻の姿を見ていたのではないでしょうか。
反対に、女が、復員兵の姿に(今は亡き)夫の姿を見ていたことは、上掲の映画のことばからも明らかです。

その子供にしても、一度は女に放逐されるのですけれども。
それでも、また戻ってきたのは、疑似の「母親」の姿を女に求め、自分を追い出したことがの女の本意だったかどうかを確かめるためだったように思われてなりません。

そして、女も子供も復員兵も、登場人物は、それぞれに「心の闇」を抱えていることは、明らかです。戦争=敗戦が彼・彼女らの心を押し潰してしまったことには疑いがなく、戦争の不条理というものを、改めて見せつけられた思いもします。

結局のところ、語彙としては「灯火に照らされた姿。また、うす明りでできた陰影。」(コトバンク)を意味するという本作のタイトルは、ゆらゆらと揺(ゆら)らめく炎によって、ゆらゆらと投影される不安定な疑似家族の関係を映し出していたと受け止めるべきなのだと思います。

その意味では、充分に佳作としての評価に価する一本だったとも思います。
評論子は。

(追記)
女は、最後には病を患ってしまうようですけれども。

終戦直後の数年間は、保健衛生機関は、発疹チフス、痘そう、コレラなどの急性伝染病の防疫に追われたと聞き及びます。

熱帯地方のジャングルで戦ってきた復員兵は、日本では稀有な病気のウイルスに感染していたことも、充分に考えられるところです。

かてて加えて、復員船の中は、超過密の「三密状態」だったことでしょうから(実際例、復員船の船倉で、戦地から持ってきてしまった伝染病で病死する復員兵も珍しくはなかった)、そんな過酷な状況で帰国した復員兵たちを介して、終戦直後の日本に持ち込まれたことは、疑いようもありません。

女が感染した原因菌も、そういう経路で女にまでたどり着いたものなのでしょう。

戦争の不条理というものは、こんなところにまで顔を出すものなのでしょうか。
何とも言えない想に、心がけ痛みます。

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talkie

3.0出演する俳優の演技力

2024年8月26日
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えーじ

3.5戦後市井の地獄

2024年8月26日
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泣ける

悲しい

怖い

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近大

4.5ゆきゆきて

2024年8月17日
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塚本晋也監督作品なので観なくてはと思いながらついつい年を越してしまった

アップリンクで上映されたので、台風一過の猛暑のなか吉祥寺へ

前半の趣里編は話が停滞していたが、後半の森山未來編から動き出す

こ、これは「ゆきゆきて、神軍」では!?

奥崎謙三の若かりし頃を森山未來にみる(個人的妄想デスヨ~)

しっかり反戦映画となっております オワリ

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たれぞう

3.5戦争が終わっても

2024年8月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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りか

3.0子供の視線

2024年8月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

 終戦直後、居酒屋で売春をしながら虚しく生きる女。そこに戦争孤児の少年ががやってきて、一緒に生活する。しかし少年は、片腕が不自由な男と出会って、彼についていく。男の目的は。
 子供にはわからない理解できない、大人の行動を子供の視線で描いている感じでした。終戦直後で、こういった出来事はあったろうな、と容易に想像できます。なので思ったより評価が高いかな、自分にはあまり響きませんでした。

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sironabe

2.5演出が臭い

2024年8月15日
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売春婦に母性を見いだした少年を巡る物語
低予算なのか?演習が安っぽい上に臭かった
反戦が主題なんだろうけど映画として楽しめなかったらデカデカと掲げても話題性も産めないだろうし、なあ

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かまぼこたんごろう

3.5アイドル?

2024年8月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

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トミー

4.58月に観るということ

2024年8月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

太平洋戦争を描く時、軍人側からとする作品と市井の人からとする作品があると思います。どちらも秀作はありますが、「ほかげ」は後者、とても感動しました。

塚本作品はほぼ見ていると思いますが、ハイパーな路線以外では「ほかげ」が最も好きかもしれません。唯一無二と言いますか、監督得意の狭い空間での演出、演技者さんたちの能力と合わさってグイグイ引き込まれました。

わたしたちの今の平穏な生活は、戦争で犠牲となった全ての方々、また生き延びた後、全力で日本を再構築してくださった方々のおかげだと心底考えてしまいます。戦争を身近で経験する、また何も無い国土を懸命に生き抜く、こうしたことと比較すれば、今のわたしたちは本当に恵まれています。株が下がったとか、社会保険料が上がったとか、インフレだとか、そんなこと、戦争という生きるか死ぬかと比べたら当に小さいことです。

趣里さんは初めてちゃんと映画で観ました。結構野太い声でハッキリとセリフを言ってるなと思いました。森山さんはこの手の役は適役です。子役の男の子、凄すぎる。利重剛さんもなるほど適役と関心。大森監督、やっぱり声は弟さんに似ているんですね。海獣シアターのオリジナルみたいなので、予算かけてないなと思います。塚本監督、こうした環境での演出は得意でしょう。

先日、上田市の無言館に行ってきました。名もなき市井の画学生、みんな戦争で命を落としました。一般的に太平洋戦争での軍関係の犠牲者は230万人とのこと、一口に230万人て簡単に言っていいんでしょうか。それぞれが、親や奥さんに見送られ、懸命に従軍し犠牲となり、紙だけが入った棺桶が戻って来て、残された家族は焦土から再出発です。忘れることはできない記憶だと思います。

冒頭に書いた軍人側からの映画を見ると、上層部は1人1人のことは考えてませんよね、あと何万人いたら勝てるとか、本土決戦だとか。

人々目線の「ほかげ」のような作品は重要だと思います。

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ウルスアベイユ

4.0子役の子の目を通して

2024年8月10日
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鑑賞方法:映画館

現実に近い話しだろうなと思う。

戦後の混乱状態をよく現してます。

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Billy

5.0語られることのない戦後を描いた渾身の一作

2024年7月25日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

幸せ

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こべっこ

3.0混乱期の中でも

2024年5月30日
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ムービー好き

4.0戦争は

2024年5月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

頭の良い人が武器を作り、計算高い人が利用し始める
国家を引き合いに出す嘘臭さが匂う下劣なイベントだ

その戦争に翻弄され生きることが是とされ
生きることが本当に求めている幸せなのかも
わからなくなった人々が交差し絡み合う物語を見た

物語で出てくる少年は
まだ経験が少なく見えるものばかりが全てではない
からだろうか、素晴らしい気づきと感想を
分け与えてくれるキーマンとして物語をナビゲート
してくれた◎

ブギウギでの趣里しか知らない僕にとっては
めっけもんだった怪作

心炎は燃え上がる🔥

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tomokuni0714

3.0趣里ちゃん

2024年5月4日
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零落で見初めて見ましたが、この手の役をやらせると上手いです。逆に朝見ると駄目ですね。

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michi

4.5最後まで観たら、すごい傑作だった。

2024年5月2日
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琥珀糖

4.5ほかげ、とは、戦争の灯影

2024年4月7日
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観たかった、塚本晋也監督作品「ほかげ」。
ようやく鑑賞できました。

100分弱の長さなれど、シリアスで脂っこく、「野火」もそうでしたが、鑑賞者は気力を奪われます。

しかし見終われば、よくよく考えられた脚本と撮影があればこその筋書きであることに気付かされます。

いわゆる戦争映画で「表現されなかった戦争」を描いた戦争映画であり、少年が自身の心理と対峙するサスペンス映画でもあります。

大陸や海、足元からの「きな臭さ」が濃くなってきた昨今、特に見るべき一本ですし、塚本晋也さんの作品群の中でも傑出した一本である、と思います。

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Kyoiji Shimao

4.0ベトナムで有名な戦争で精神がいかれる

2024年3月17日
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鑑賞方法:映画館

難しい

戦争で精神がいかれる。

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こえん

5.0映画を通じて戦争を知る

2024年3月8日
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鑑賞方法:映画館

戦争とはどういうものか、想像するしか術がないので戦争をテーマにした映画は想像しやすく貴重。
生き残った者それぞれの苦しみや悲しみ、怒り、やるせなさが伝わってくる。

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Olivia
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