アントニオ猪木をさがしてのレビュー・感想・評価
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実は政治もプロレスだったか
プロレスファンには物足りないかもしれないが、普段プロレスを見ない私には、猪木という人物の魅力をようやく知れて好きになった。スポーツ平和党から参議院選挙に立候補したとき、ふざけているのか、とか、あるいは一つの世界を極めた人が政治に出なくても、とか思ったが、フセインやカストロに会うのも相手に利用されることも分かった上でこちらも利用する、正にプロレスだったのではないかと思えてきた。実際、一平議員ではできないことをした訳だし。伯山の思いも、彼が講談界を革新していくとき、色々なリスクを取ったのは、正に猪木的だったのではと思う。
猪木ファン
まあ色々批判もまりますが
世代の人間として楽しめましたね
猪木はひとことで言うと強かったと思いますし今のプロレスがつまらないのも、わかります
蝶野や棚橋永田なんか出てきたシーンは蝶野が猪木の前で下を向いていたのが印象的でした
70-80年代のプロレスシーンがもう少し欲しかったですね
アントニオ猪木像は僕らそれぞれが作る
お亡くなりになって一年。
これほど大きな存在だったのかと痛感する毎日。そんな中で公開された作品です。
ドキュメンタリーの中にショートドラマが挟み込まれた構成でした。
ブラジルにカメラが赴き、当時17歳の猪木さんと関わって来た人たちの言葉を聴くことができたのは収穫でした。
そして、アントニオ猪木をカメラに収め続けてきた原悦生さんの話は興味深いものばかり。そばにいたからこそ感じることのできる心の動き。もっと聴きたい!と思うほどでした。
新日本プロレスの低迷期を支えて来た棚橋弘至選手の言葉はひとつひとつに想いがあり、有田哲平さんとの道場での出来事は涙ものでした。アントニオ猪木という人間の大きさをヒシヒシと感じます。
神田伯山さんの巌流島講談も見応えあって引き込まれました。講談を聴きに行ってみたいと思うほどでしたね。
様々な人たちが語る「アントニオ猪木」。ひとりひとりにとっての猪木さんは違うはず。それを探しに行く旅のような作品でした。
前田とターザン山本を出すべきだった。
期待はずれ。表層の、上澄みしか掬っていない。
猪木というレスラー、人間は、もっとドロドロした、混濁した状況を抱えて生きてきた。
本人もメチャクチャで、そんな猪木に、昭和の猪木信者たる「我々」(この言葉は嫌いだが、敢えて使う)は、本気で怒り、喜び、恋い焦がれて。そして、涙もしたのだ。
そういう葛藤が、映画の中で何も表されていなかった。
猪木は決して、薔薇や向日葵ではない。泥の中に咲いた、蓮の花だ、というのはちょっとオーバーだろうか。
しかし、そういう混濁の水面から浮かび上がる「美しさ」を見ていたから、自分などはずっと猪木の影を追いながら生きてきたのだ。
猪木の語り部としてなら、前田日明やターザン山本などは外してはいけない要素だった。
矛盾がアウフヘーベンされて昇華してゆく「美しさ」を語れるのは、現在では、山本くらいだろう。
あと、ロシアに関するエピソードも抜けていた。
とはいえ、ほんのチョチョシビリ戦の一コマが映ったときだけ、私もあの日ドームに居たな、というのは想起させてくれたが。
まぁ、久しぶりに見た映画がこの作品で、やっぱり私は映画って足を運んで見るものじゃないな、と改めて思い知った。
新日の宣伝‥
猪木に深くか変わった人や、想いの強い人に出演してもらいたかった。オカダ選手、棚橋選手、海野選手のくだりはいらないと思った。特に棚橋選手は道場に掛けてあった猪木のパネルを外して、ストロングスタイルと闘魂を捨てて生きてきたのに、今更、今なら受け入れられると言ってパネルを戻しても、猪木イズムが心に無いのに何の為と思った。ストロングスタイルを嫌い、プロレスの中に闘いを求めないのなら、パネルは捨てたもらいたかった。棚橋選手は信念が無いんですね。海野選手もプロレスで怒りをもたないと聞いたので、猪木脱却を図ってパネルを外し、会社名も新しくして、キングオブスポーツのマークも変えてキングオブエンターテイメントにすれば、私も応援出来るのですが。ストロングスタイル否定で闘魂のない試合の今のままで、猪木をかかげていては矛盾だらけ。猪木と関わり合いのない3選手に関しては、新日の選手宣伝の為に出演したんでしょうね。
制作意図がわからない
タイトルからして、ただのドキュメンタリーではないなと思ったが、猪木好きとしては行ってしまった。内容が薄い、薄すぎる。藤波、藤原のコメントは良かったが、猪木が亡くなった今聞ける、語れる証言があるんじゃないの。それを期待してたが、特に目新しい映像もなし、新事実の発覚もなし。最悪なのが変なドラマパートで、いらない。わざわざ映画にしなくても、テレビのドキュメントでいい程度でどこ向けに作ったのかわからない。あ、福山雅治の語りと、最後に出てくる写真は良かったです。
「イノォキーをさがせ!」
アントニオ猪木の半生と、猪木に影響された者達から見るアントニオ・エノキ像のドキュメンタリー作品。
作品を観て思ったのはアントニオしめじ、もとい猪木さんってただのプロレスラーではなかったんですね。
かなり自分を客監視して、「どう見せる、どう見えてるまでを計算され観客をちゃんと楽しませる」って作品のなかで誰か話してたけど、プロレス=格闘技…だけでなく客を楽しませるまで頭が回るってパフォーマンス、パフォマーの考え方ですよね!
ちゃんと自分が見え、周りも見えてるアントニオ・エリンギさんは賢い方なのかなと思いました。
このドキュメンタリー作品見てから、エノキだけさんが生きてて現役の試合を観たらまた違った見え方がしてたのかなと思いますね。
作品の印象的だったシーンは、リポーターの試合前の負けたらどうする?って質問に対して猪木さんの「これから試合するのに負けの事考える訳ねぇだろうよ!」で、ビンタ!最高でした!
猪木さんの前向きさ、ポジティブさ、プロレス界の先までを考えてる姿は素敵でした!
あと時代の流れ?変化も感じました。
物心ついた時にはテレビ放送されてたプロレス、オヤジとバァちゃんがよく見てたのを小さいながらに覚えてます!今はテレビ放送されてないですもんね~
猪木イズムを思い出しました
ドキュメンタリー映画なので
作品が面白くないのは、なんとなくわかってましたので
そのことは触れません。
1972年生まれの私にとって
アントニオ猪木率いる新日本プロレスの旗揚げの年と重なる縁もあり
熱狂的なプロレスファンでありました(今は軽くです)
特にプロレスゴールデン時代から闘魂三銃士の出始め位までは、今でも鮮明に覚えております。
ちょうど
アントニオ猪木さんが
プロレスは、ただのショーではなく
生き様そのもの
だと体現していた頃です
振り返るとその頃は
試合の勝ち負けひとつが、生活そのものに影響する位まで、ハマってたなあと
思い出しました。
アントニオ猪木が引退したあたりから
プロレスはただのショーになりました
それはそれで面白いですが
殺気立った緊張感は無くなりました。
アントニオ猪木を探してという題名は
もしかしたら
今のプロレスで失われた
アントニオ猪木イズムの事を言っているのかも知れません
久しぶりに観た
アントニオ猪木は
やはり、怖かったです!
わざわざ劇場で観るレベルではない
バカになれ
他の映画をみるつもりが、どういうわけかアントニオ猪木を観ていました。
プロレスに詳しいわけでもなく、何故かわからないけど。
結果、観て良かった。
なんだか良くわからないけど感動しました。
プロレスって出来レース的なショーだというイメージだったけど、
ショーではあるけれど、真剣勝負なのだと。
猪木と言えば、お笑いのネタ的なイメージで、
笑っていた自分の目が実は曇っていたのではないかと思わされた。
生き様を観れば嗤うことなど出来ない。
本当に感動した。
オカダ氏がアントニオ猪木と対戦したら、、
ああ来てこう来て、と頭の中で色々組み立てる様子が興味深かった。
ただし、間のミニドラマが要らなかったかなと。
実話?創作?
ファンが落ちぶれるのはどうかなと。
追加;プロレスファンの友人はボロクソでした。
制作陣の方々の意図は理解できるけど、、、
プロレスファンです。(コアなファンではありません。)
制作陣の方々の意図は理解できるけど、皆さま言われている通り、やはり猪木の映像をもっと観たかったかな。。
そして、スタンハンセン、ハルクホーガン、長州力、前田日明、武藤敬司あたりのインタビューがあると、もっと内容に迫力が出たんじゃないかな。。
あと、せっかく「猪木問答」を取り上げるなら、その場にいた全員にインタビューしてほしかったな。「すべてってなんだい?」と猪木に聞かれて数秒固まっていた永田選手が、あの時、何を考えていたのか。「俺に言うな」と猪木が言ったとき、蝶野選手は何を思ったのか。リングアナの田中ケロさんはあの場をどのように見ていたのか。。 それらを通して、猪木が何たるかを我々は感じ取ることができるんじゃないかな。この映画で、棚橋選手が「猪木問答」の時に何を考えていたのかが分かり「なるほど」と思っただけに、そう思いました。そして、このように「猪木問答」について深掘りした後に、海野選手の「私に怒りはないです」という言葉がきたら、「猪木問答」という空間のカオスさが引き立って、おもしろいんじゃないかな。。
上記のような内容の方が、プロレスファンではない人にも、猪木の凄さがより伝わるんじゃないかな。。 と、思いました。 駄文、失礼しました。
作り手こそ、馬鹿になれ!
特にプロレスファンでもなかったのだが、
どのような方だったのかが気になり。。。
力道山にスカウトされてから、新日の立ち上げ、
そして今に至るドキュメンタリーとなっている。
残念ながら内容がかなり薄かったのだが、
その中でも「道」とか「馬鹿になれ」は心に響いた。
そして後輩に熱い思いが受け継がれていることを
多少なり感じる内容だった。
もう少し名言を拾い上げてほしかった、
また、試合ももう少し見たかったかな。
良くも悪くも冷めた今の時代、こういう
熱い魂を持った人が必要なんだろうな。
ただ、ホントに内容が薄すぎて、猪木の凄さが
半減しているのではないか?と感じた。
どういう思い、気持ちで作ったのだろうか。
それこそ、馬鹿になれ、恥をかけ。
これでは猪木さんをさがせない
かなりレベルの低いドキュメンタリー映画だ。
製作時に棚橋弘至が監督に「猪木さんを知らない世代にも伝わるような作品にして欲しい」とリクエストしたとの事だが、残念ながらそれは果たされてはいない。いや、知っている世代にも何も響かない内容だった。これって猪木さんを知らない人が作ってるのか?と思わずにはいられない程だ。
猪木初心者を考慮に入れるのであれば、やはり名試合のシーンや数々の名言を語るシーンをもっと盛り込むべきだったのではなかろうか。それこそが猪木さんの凄さを知ってもらえる一番分かりやすい方法ではないだろうか。
例えば「道」の朗読シーンは入れるべきだったし、お馴染みの「1.2.3.ダー!」「元気があれば何でも出来る!」すらも無いのは疑問しかない。
これは何十回と聞いてきたオールドファンでさえ改めて聞きたかった見たかったのではないだろうか。
試合シーンのみならず試合以外のシーンも含め莫大な量の映像アーカイブは存在しているわけで、このコンテンツの弱さにはガッカリだった。
インタビューを受ける人も神田伯山よりも、長州力、坂口征二、佐山聡、小川直也、古舘伊知郎等、猪木さんの近しい方々のコメントが聞きたかった。こうしたあたりも違和感しかない。
なぜ入れたのかわからないドラマシーンは、こっちはこっちでクオリティの低さが目立ってしまってかなりのノイズになっていたのも残念だ。
安田顕の演技はうまいとか、各時代の街並みの再現具合は良かったりもしたのだが、例えば80年代編のチャンネル争いにて「ワールドプロレスリング」vs「金八先生」(もしくは「太陽にほえろ」)のはずが、結果的にドラマではなくバラエティ番組を見ている事になってしまっていたり、続く90年代編は見るにたえない青春もので、名言「馬鹿になれ」が「雑」に扱われてしまうしまつ。さらに2000年代編のどう見てもAVには見えないVHSを「お宝AVだぁ〜」と喜ぶ後藤にも本当に酷すぎるなと。
とにかく挙げたらキリがない程のダメな部分が多い本作だが、個人的に最も弱いなぁと思ったのが、猪木さんの挫折の部分をしっかり伝えていない部分も原因かと思った。そこの伝え方が弱いためにいかに猪木さんが逆境から這い上がったかが今ひとつ響いてこない。ゆえに猪木さんがいかに凄い人だったのかが前に出て来ないのである。
ドキュメンタリーは真実を忠実に語るべきものであると思うが、そうした部分が著しく足りなかったのが本作を駄作たらしめてる要因に他ならない。
本作で唯一伝わってきたのは現在の新日本プロレスのトップレスラーであるオカダカズチカの猪木さんともっと話をしたかったという切ないエピソードのみだった。
今後も猪木さんのドキュメンタリー映画や、はたまた伝記映画が作られるかもだが、今作のようにはならないよう、猪木さんに敬意を表した内容のものが作られていく事を心から願いたい。
その為には焦らずじっくりと丁寧に作品を作って欲しいものだ。今作は一周忌に間に合わせようと焦ってこんなチープな内容になってしまったのではと思わずにはいられない。
最映画映画
予定調和嫌いなあの方の最後の演出だと思いたい
ドキュメンタリーだと思って観たらバラエティーでした。
内容がブレブレで残念な頭の自分には何を表現したいのか理解出来ませんでした。
リング外の移民時代の話や議員さん時代の話をだすなら押し通せは良いのにくだらないドラマ入れてみたりアレコレ良いとこ取りしようとして結果、内容が雑で薄く残念と感じました。
組長の話や棚橋選手の話をもっと聞きたかった。
海外撮影やくだらんドラマ撮影する時間やお金があるなら坂口さんや弟さんの話し撮ってこいよと思ったのは自分だけでしょうか?
ただコレラ全て予定調和嫌いの会長の指示によるものでしたら死して尚、観衆を手のひらで転がす会長は凄いと思い10点付けさせていただきます。
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