「ぼくも大の猪木ファン、プロレスファンです。」アントニオ猪木をさがして 待て待て待て…さんの映画レビュー(感想・評価)
ぼくも大の猪木ファン、プロレスファンです。
アントニオ猪木をさがして。
辛口評価が多いけど、ぼくはよかったと思うけどなぁ。猪木信者やプロレスファンを自負している方々は猪木さんやプロレスを扱うドキュメンタリーならもっとこうでなきゃ、あーでなきゃっていうご自身の希望みたいなものを持って観てしまってるのかな…って思ったり。
映画なので老若男女不特定多数の方々に、クセのある猪木さん、クセのあるプロレスを観てもらうことを作り手も試行錯誤しての今回の内容なのかと。決して作り手を贔屓してるわけじゃありませんよ。
猪木さんがブラジルに渡ってコーヒー農園で働いてたことは勿論知ってたけど、本や記事で写真は観たことあったけど、映像で、しかも一緒に働いて人や現地で猪木さんと過ごしてた方の証言を聞けたこと、猪木さんがどんなふうに過ごしてたか知れたオープニングは、若い猪木さんが想像できて、この映画にすんなり入っていけました。
試合シーンが少ないと思うなら、DVDで思う存分堪能すればいいし、インタビューのメンバーもあの人この人と希望を言えばつきないけど、不特定多数の方々にはゆかりのレスラーで占めるより、今回の出演者はよかったのではと思ってます。神田伯山さんの巌流島もお見事だし、皆さん辛口のドラマシーン3作も、自身に置き換えて観ると、子供達のドラマはジーンとするし、青春期、そして社会に出てうまくいかないとき、猪木さんに勇気をもらったという、それこそ猪木ファンの代弁をしてくれてたと思います。
この作品はアントニオ猪木、猪木寛至という職業プロレスラー、そして政治家にもなり、事業もやり、常に猪木寛至はアントニオ猪木の演出家でもあり、世間と闘い、叩かれても立ち上がり、その姿に魅了された沢山のファンがいて、少しでも自分の人生、生活にちょっとでも猪木イズムをもらって勇気を宿して明日もがんばる!っていう経験をした方いるでしょ。猪木さんってどんな人だったんだろうと不特定多数の方々が観終わって考える映画と捉えています。海野にも辛口多いけど、猪木問答の時のメンバーも、海野よりもキャリアあったレスラーが、海野よりはっきり言えてなかったんじゃない?
棚橋さんの証言が猪木さんを探してるテーマのストーリーテーラーになってると思いました。
辛口風当たりも想定内で、猪木さんを題材に作りきったこと、素直によくやりはったなぁと拍手やけどね。
ぼくはよかったと思うけどなぁ。
支離滅裂ですいません。