劇場公開日 2023年10月6日

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「猪木信者としては必見の1本ですが」アントニオ猪木をさがして おっちょさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5猪木信者としては必見の1本ですが

2023年10月6日
iPhoneアプリから投稿

燃える闘魂がこの世を去り
早いもので1年になりました
アントニオ猪木という不世出のレスラーの足跡と魂に触れるする作品でした

闘いとは、目の前にある相手だけではなく
プロレスに対する偏見と揶揄
言わば世間と闘うと
これをリングで体現したアントニオ猪木

猪木の闘いは、世間との闘い
この姿を見るために
ずっとプロレスファンだったのだと気がつかされました

ただし内容には、手放しで誉めれるようなものではないですね
ドラマパートは頓珍漢だし
話の掘り下げが下手な印象を受けた

例えば、人間猪木寛至にフォーカスするとか
アントニオ猪木の孤独に焦点を当てるとか
マット界以外の活躍にもっと注目して描くとか
猪木の名言の数々をもっと引き出して、そこを辿っていくとか
やり方は色々あるはず
その辺りの軸がまとまっておらず
何となくカットがCMを意識した編集で
テレビマンが映画を作った感が否めません

猪木が逝去して、すぐ企画されて
製作費もすぐに集まったのでしょう
中身をもっと熟してから制作しても良かった
せっかくいい企画なのに
残念な部分が多すぎます

おっちょ