「猪木信者としては必見の1本ですが」アントニオ猪木をさがして おっちょさんの映画レビュー(感想・評価)
猪木信者としては必見の1本ですが
燃える闘魂がこの世を去り
早いもので1年になりました
アントニオ猪木という不世出のレスラーの足跡と魂に触れるする作品でした
闘いとは、目の前にある相手だけではなく
プロレスに対する偏見と揶揄
言わば世間と闘うと
これをリングで体現したアントニオ猪木
猪木の闘いは、世間との闘い
この姿を見るために
ずっとプロレスファンだったのだと気がつかされました
ただし内容には、手放しで誉めれるようなものではないですね
ドラマパートは頓珍漢だし
話の掘り下げが下手な印象を受けた
例えば、人間猪木寛至にフォーカスするとか
アントニオ猪木の孤独に焦点を当てるとか
マット界以外の活躍にもっと注目して描くとか
猪木の名言の数々をもっと引き出して、そこを辿っていくとか
やり方は色々あるはず
その辺りの軸がまとまっておらず
何となくカットがCMを意識した編集で
テレビマンが映画を作った感が否めません
猪木が逝去して、すぐ企画されて
製作費もすぐに集まったのでしょう
中身をもっと熟してから制作しても良かった
せっかくいい企画なのに
残念な部分が多すぎます
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