「社会の闇を描きながらしっかりエンタメ」サウンド・オブ・フリーダム 梵天丸さんの映画レビュー(感想・評価)
社会の闇を描きながらしっかりエンタメ
『クーリエ:最高機密の運び屋』という旧ソ連軍の高官とCIA及びMI:6からの依頼を受けてスパイ活動に身を投じた営業マンとの交流を描いた事実ベースの作品を見たばかり・・・。
その映画に触れて「人間は合理的に動くことの無い利他的な生き物」という普遍的な哲学を改めて学んだけど、この作品もそういう意味で同じテーマに沿っているといえる。
予定調和に惑わされず、損得勘定無く崇高な意思をもって仕事に向き合える人は本当に凄いと思う。
映画鑑賞中に辛過ぎて涙を流したのは初めての体験です😢
大人の歪んだ欲に理不尽にも翻弄される貧困に喘ぐ子供たち・・・。
昨年見た『人間の境界』や『ビヨンド・ユートピア 脱北』もかなり重かったけど、この作品はちゃんとエンタメになっていて、アクション映画ファンにも響くはず。
この作品がもっと世の中に広まってほしい。
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