「子供たちにとって、受難の時代」サウンド・オブ・フリーダム 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
子供たちにとって、受難の時代
制作メル・ギブソン・・・
その名を聞くと、
話しを盛ってる、
極端な結論に結びつける、
などの危惧がどうしても湧いてくる。
子供の誘拐、人身売買そして性奴隷・・・
中南米に潜伏、働きかけて、
子供を120人を救い、仲買人を12人も逮捕に導いた、
元政府職員のティム・バラードの実話に基づく映画です。
日本では人身売買は少ないと思います。
しかし今の子供たちは生まれてくる時から、
安全な幸福な状況とは言えるでしょうか?
①生まれつきの疾患。
100人生まれた子供のうち5人は障害を持っているそうです。
障害と言えなくても、
アトピー性皮膚炎、
食物アレルギー、
これらは軽く見られがちですが、
非常に深刻です。
②精神疾患や、イジメ
③不登校(小学校でさえ不登校は0・7%。
生まれてくる子供も、
【生まれてこなければ良かった】と思ってる子供が
かなり多いのではないでしょうか?
結婚した夫婦もリスクを考えると、産まない選択が
当然考えます。
人身売買の少ない日本でさえ、子供たちは受難に
さらされています。
映画の最後で、奴隷的な生活をしている子供たちが
数百万人いる・・・
と、テロップが出ます。
開発途上国では、小さい子供たちが労働力として働き、
家計を支えていたりします。
そういう子供たちは、目を輝かして、
「勉強したい、勉強して医師になりたい」と言います。
なのに日本では、
「勉強したくない、学校へ行きたくないと、」
多くの子供たちは引きこもりになります。
ラストで「子供は神の子」と歌いますが、
「悪魔の子供」も生まれてくることを、
私たちは知っています。
琥珀糖さま
レビューアップしていない作品ですが、コメントさせてください😅
>しかし今の子供たちは生まれてくる時から、安全な幸福な状況とは言えるでしょうか?
>【生まれてこなければ良かった】と思ってる子供がかなり多いのではないでしょうか?
>結婚した夫婦もリスクを考えると、産まない選択が当然考えます。
私の生涯ベスト5は時々入れ替わるのですが、『ガタカ』という作品だけは必ず残ります。1998年公開なので、リマスター版の上映を期待しています。
遺伝子操作で生まれた子どもは“適正者”、自然分娩で生まれた子どもは“不適正者”として、生まれた時から子どもの幸福が決められているという、近未来社会のSFです。
もしお時間と興味があれば、琥珀糖さんのレビューを是非読ませていただきたいです😊
お久しぶりです。言論の自由も危うくなってますが、こんな映画が世に出せるということは、まだ闇に支配されていないということですね。しかし、奴隷となった子供が戻ってくることは、ほぼないでしょうね。トランプ政権で児童人身売買の闇が暴かれるかもしれません。人間はあればいらないと言い、なければ欲しいと言う。わがままな生き物ですね。