劇場公開日 2024年9月27日

「誰も否定できないところにつけ込むのがマルチっぽい」サウンド・オブ・フリーダム たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0誰も否定できないところにつけ込むのがマルチっぽい

2024年10月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

先週(10/2)観た映画は「サウンド・オブ・フリーダム」。中南米を舞台に幼い子どもたちを誘拐しアメリカの小児性愛者(ペド)向けに商売をしている組織を追う捜査官の実話がベースになっていて、近年増えているといわれる性奴隷として売買される児童を少しでも減らそうとこの映画は制作され、趣旨に賛同した人々(おそらくは多くが敬虔なクリスチャン)の寄付を基金とした「ペイ・イット・フォワードキャンペーン」を行っている。犯罪潜入捜査ものとして普通に良くできていてそれなりにハラハラもするのだけれど過激さが抑え気味で、重要な子どもたちへの悲惨な性的行為が全く描かれていないのはどうなんだろうか?またエンドロールで主役のジム・カビーゼルが出てきて観客へ直接「ペイ・イット・フォワード」を呼びかけるのもマルチまがいで問題。興行収入(映画がヒットしたかどうか)は純粋に観客数で測られるものだろう。

たあちゃん