映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)のレビュー・感想・評価
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返却時に賠償請求される
合奏で敵を倒す話。
良い点
・演奏
・今回は露骨な棒がいない
悪い点
・物語における人物の焦点が散漫
・展示物のガラス越し
・露骨に詰めが甘い
・敵が雑。どこぞのアニメ映画の影響を受けているよう。
・名前の言い直し
その他点
・メガネによるマイナス効果
・オトナの笛
⭐︎3.6 / 5.0
ドラえもん関係ない
主人公が音楽の練習をしているところに来訪者が現れ、来訪者のホームに招かれ、そこで問題を解決しながら大トラブルに対処するという、ドラえもんが主役でなくても成り立つお話。昨今の映画ドラえもんは、単体でも映画成り立つような未来的な舞台を用意するからドラえもんが必要ない。
また、冒険にも出かけない。今回も、巻き込まれ、招待され、舞台を用意されたらようやく主体的に動くという感じ。その主体性も用意された舞台という鳥かごの中でしか発揮されないので、私の心は躍らなかった。子供たちには魅力的な舞台なのかもしれないが…。
また、去年は「僕らの友情が世界を救う」をキャッチコピーにして、くどいながらもその通りであったのだが、本作の「響きあう!ぼくらの音の大冒険」には賛同しかねる。招かれたお屋敷でわいわいするのを冒険とは言わないので。
新ドラえもん映画で一番良かった
素晴らしかったです。新ドラえもん映画で一番良かったと思います。
私はドラえもんで育った世代で、我が子と観に行きましたが、ドラえもんというのは、ストーリーに関しては、もう昔以上のものは作れないと思うんです。今は制約も多いですし、子ども向けという枠で決まってしまっている。王道以外ありえません。
あと頑張れるところといえば、映像や音なわけですが、映像は最高の技術でしたし(タイトル導入は新恐竜並みに鳥肌ものでした)、音楽もクラッシック好きにはたまらない出来となっています。映画館で観て良かったです。
音楽は地球を救う
子供の時以来、ひっさしぶりの劇場版ドラえもんを劇場にて鑑賞。以前WOWOWさんの力を借りて全作一挙観しようと試みたこともあったけど、ドラえもんについては一挙観の必要無しと自分なりに判断。そう思った理由がドラえもん映画って設定こそ毎度さまざま変わるものの、結局のところ大きく3つのパターン(ドラえもんが壊れるパターンと相手のラスボスが異常に強いパターンと環境問題系、だったかな?もう忘れちゃったよ😂)に分かれるんだとわかったらなんか興醒めしてしまい。子供にわかりやすくと言う意味では適切なんだろうけど、だとしたら大人のあたしが時間を費やして観るのはなんとなく違う気がして断念。そこからドラムービーには手を出さずにいたけど、今回の『地球交響楽団』はとっても気になりまして。自分でたてた誓いを破ってでも(←言い過ぎ)観てみようと思ったら、自分の直感は正しかった!あたしは観たことがないドラムービー第4のパターン展開!それが「悪者の登場がなくて何も起こらない平和パターン」www。むしろなぜそれで成り立つのかがわからないけど、ちゃんと成り立ってる。ドキドキとかハラハラとかしなくていいから同日朝一番で中国の大作SF映画「流転の地球ー太陽系脱出計画ー」を観てきた自分には丁度いい箸休め?お口直し?になったかな。そして「流転の地球ー太陽系脱出計画ー」の鑑賞直後だからなのか、このドラえもん作品までなんだかスターウォーズへのオマージュに思えてくる。登場人物のバッチとモーツェルがまるでR2D2とC3POに見えてたww
※求愛行動がんばってたオス猫ちゃんがエンドロールでしっかり結ばれてるのを確認できてハッピー気分💜
オーケストラに期待したがイマイチ
もはや子供向けではない
おもろい
映画ドラえもん のび太の地球交響楽を見た。
ドラえもんの映画を見るのは本当に久しぶりなのだけれど、めっちゃおもろいやん!ってなった。以下、私的な感想を書き留めます。
~私的な感想~
まず思ったことは、ストーリーがバチバチのSFで、ロマンに溢れていたということ。
星を喰らう宇宙生命体、音楽をエネルギーに変換する地球外文明、ファーレの殿堂と呼ばれる(おそらく地球の軌道上を周回している?)方舟。(個人的に、殿堂が地球へ向けて宇宙を移動している時、生き延びたムシーカ人は船内で冷凍保存されていたのではないかと勝手に妄想してます。)SF好きな私の琴線にストーリー設定がビンビンに触れまくっていた。
個人的な見解として、SFの魅力は、その物語が内包する”エモさ”にあると思っている。広大な宇宙を前にして、人々の存在は小さく儚い。そのような切なさ、哀愁のようなものがSF作品ではより際立ち、”エモさ”を加速させている。SFといっても、描かれるのは恋だとか友情だとか、そういった登場人物の人間ドラマだったりすることが多い(人間に限らないけど)。壮大な世界は、登場人物の信念や思いを切実に映し出してくれるような気がする。今回のドラえもんの映画にもそれは言えよう。何よりもぐっと心に来たのは、4万年という時の重みだ。4万年前、ミッカの双子の妹が笛とともに地球に送られた。(個人的には、これが地球の音楽の歴史の起源であると解釈している。)それから、4万年という果てしない時の中で、笛とともに音楽は人類に受け継がれてきた。音楽は地球全体に広がり、変化を繰り返し発展し連綿と受け継がれ、ついには地球交響楽としてノイズを退けるに至る。そこにある人々の営み、ムシーカ人の思い。最後は本当に、4万年の人々の営みがここに一つ結実したのだ!という満足感、充実感、達成感で流石に泣いた。ミッカと歌姫ミーナの対面シーンも好きや。彼女たちの間に存在する血の繋がり、そして4万年の隔たり。
SF設定以外で好きな点は、伏線というか、前半の日常パートとかの一見必要性が感じられないシーンが後半思わぬ形で物語に関わってくるところ。「あらかじめ日記」の使用が、ノイズの胞子が地球に付け入る隙を与えていたり、会話上に登場した歌姫ミーナであったり。(日常パートといえば、電線がよく5本描かれていて、あれは五線譜を表しているにちがいない!と勝手に推測したりした。)伏線に関連して、最後の風呂場に地球が移されていたシーンは個人的に好きなシーン。このシーンに、ドラえもん作品の魅力を感じる(超個人的解釈)。
勉強机の引き出しの中は時空間への入り口、風呂場には空間ごと切り取られた地球。のび太という平凡な小学生の生活が、未知の、巨大な世界と繋がっている。このワクワク感。もしかしたら自分の机の引き出しも時空間と繋がるのでは、と思ってしまったり。この感覚がドラえもん、ひいてはSFの魅力の一つであると思う。
音楽について。(スネ夫バイオリン上手すぎて笑う。)音楽って本当に凄くない?なぜここまで人を感動させることができるのか、不思議で仕方がない。最初の、音楽の歴史紹介みたいなシーンですでに泣きそうになってしまった。河原でみんなで音楽を奏でるシーンも好きや。様々な音が重なり合って、一つの音楽が完成する、他者と音楽を奏でる悦びみたいなものを感じられる最高の場面や。あとミッカの歌声綺麗すぎな。地球交響楽、あの曲の題名が明かされるシーンは鳥肌が立った。タイトル回収ついにきました感。そうタイトル、この映画のタイトルよ。本当に好きです。ノイズが襲来した後半、地球全体から音楽が鳴り響いていた。まさに”地球”交響楽。こんなに綺麗で格好良いタイトルにはなかなか出会えないと思うのですよ。
総じて、「SF」と「音楽」が私の好みにぶっささり、個人的に滅茶苦茶好きな映画だった。音楽のこともあって、映画館で見れて本当に良かった。感動に尽きる。
あとミッカ可愛すぎる
音は時代を超えてつながる
公開しばらくしましたが空いた時間でタイミング合ったので見ました
ストーリーはまぁ王道?のドラえもんかなと
ラスボスは概念みたいだったし悪意も良く分かんなかったからスッキリはしなかったかな〜
最初で宇宙を舞台にする必要性あるのか?と思ったけどなるほどねと
地球シンフォニーはそういうことか!
宇宙シンフォニーではなく
宇宙を漂う緑色の光はアクシズの光かと思った(笑)
ラストに向けての話は結構楽しく見れました
途中話が特に動かないから少しだけ寝てしまった…(笑)😨
演出面は良い思いました
白鳥が所々出てきて時を超えて繋がる音のモチーフになってたり〜
免許証みたいなのがレベルアップするのは単に演奏の上手さではなくて周りと良いセッションできたり楽しさを知ったときにレベルアップするのかな?
エンディングの曲が凄い良かった!
歌詞もドラえもんに合ってた気がしますし
聞いてるだけでなんか泣きそうになりました
異色作ですが素直に感動しました
地球のあらゆる音とのシンフォニー
ついに決戦の時、音楽で敵のノイズを倒そうとしたが、のび太のリコーダー、仲間たちの演奏、ミッカの歌声、ファーレのオーケストラだけではノイズを倒すことができなかった。そこで、地球のあらゆる音、たとえば料理の時に包丁で食材をリズミカルにトントン切る音、ドアがバタンとしまる音、テレビやラジオの音、路上ミュージシャンの演奏など地球上のあらゆる音も加わった全員での合奏でついにノイズをやっつけることができた。
タイトルにも「交響楽」とある通り音楽は大迫力だった。
星2の理由は、途中の平和なシーンで眠くなって数十分寝てしまったから。
感動要素も仲間要素もない
私が好きなのは「のび太の鉄人兵団」と「新宝島」です。
理由としては仲間が助け合うストーリーや家族愛があるからです。それなのに今回は「楽器」というコンセプトは良かったのにそれをいまいち活かしきれていない。
いつもなら映画の時だけ良い奴になるジャイアンも特にない。キャラクターも作曲家を模したキャラクターならそれを活かす訳でもない。ただただ死に設定。せめてその作曲家の曲アレンジでも使えよ……と思う。
ミッカというゲストキャラも決め台詞がなんか萌えアニメみたいでなんかやだ。
敵も喋らないから感情移入もクソもない。敵は喋ってこそでしょ、音楽嫌いのキャラとかさ。魅力が感じられない。だったらドラえもん救う方にストーリー舵切っても良かったかも…?
そして極めつけはラスト特別な笛を世界的なアーティストが持っていると知ってミッカが駆けつけるシーン。いきなり控え室に来たファンに安安と渡すか普通。ちょっと子供向けとはいえ無理やりすぎる。不二子先生の原作の良さが皆無だった。
普通に良かった。
星を救うのは仲間と心を合わせた音楽
映画ドラえもんをおよそ30年愛してきています。音楽がこれまで題材としてなかったのが意外に思い、新鮮に感じました。
ヴィルトゥオーゾに選ばれたのび太くんしずかちゃん、ジャイアンスネ夫。
このカルテットは、(腕前はともかく)しずかちゃんはピアノとヴァイオリンの稽古を受けていて、ジャイアンは将来歌手を志していてリサイタルを開くなどアーティスト活動をしており音楽に造詣が深く、また英才教育を受けているスネ夫はおそらくクラシック音楽のレコードをたくさん聴いているだろうし、のび太はやはり紙一重で天才だったりと4人とも感性が豊かで、即興で楽器のセッションをさせてみたら非凡な才能が開花するというのは長年のドラえもんファンとしてはとても納得したし、痛快に感じました。
地球人が言語で会話をするように、音楽でコミニュケーションを交わすファーレの殿堂の人々。宇宙にそういう星があり、心の通った音楽が星の危機を救うというのは、現代の地球人にとってのメッセージにも感じました。
数年前、コロナ禍でコンサートなどの芸術や娯楽の公演は軒並み中止になったときのことを思い出しました。音が耳元で美しくきこえ、いつも隣に気持ちに寄り添ってくれるような音楽がある。それが失われ、かつては当たり前だったことが当たり前でなくなったとき、人々はどうなる?そんなことをこの映画でもう一度問いかけられた気がしました。そして、当たり前の日常に感謝をしなければ、と思いました。
そして、ドラえもんが今回脇役に徹したということにも拍手を送りたいと思いました。あくまでも今回は、22世紀の科学よりも、人々の心の通った音楽が星を救ったというところに、この映画が伝えたいメッセージが込められていたと思います。ですがのび太が、ジャイアン達に罵られても、必死にドラえもんを助けようとする場面はやっぱり泣けてしまいます。この2人の間の特別な友情にはわかってても必ず毎回やられてしまうんですよ...。
そして、地球にたくさんの素晴らしい音楽家がいるなかで、星の危機を救うヴィルトゥオーゾに選ばれたのが4人の子どもたちだったということも、星を救えるファーレを奏でられるのはこの4人だったのかな...と、納得しました。
いや〜おもしろかったです。ドラえもん大好き!
劇中の音楽も聴いてて楽しく、お得な気分になれました。製作陣の皆さま、演奏家の皆さま、ありがとうございました!
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