「音を楽しむ120分」映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー) 破雲泥さんの映画レビュー(感想・評価)
音を楽しむ120分
いやあビックリした
予告から想像するような話ではなかった
正直、いい意味で予想を裏切られた。これは面白い
散発的な音が重なり音楽となり
不特定多数の音と音楽がセッションし、オーケストラと化す
「原初の音楽」を彷彿とさせる展開だ
下手糞な音を排除するのではない
上手いい奴が前に出て主張するのでもない
皆で「音」を「楽」しむことそのものが
のび太の成長と物語のけん引力となっていく
クライマックスにおける音/無音の使い方も良く、
ものすごくさりげなくはられた伏線とその回収もよかった
やや強引に感じられる部分がないわけでは無いのだけど
テンポのいいみせかたでストレスなく最後まで一気に楽しめる作品だ
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