「ある意味サロンシネマのほうにびっくりした…。」シアター・キャンプ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
ある意味サロンシネマのほうにびっくりした…。
今年367本目(合計1,017本目/今月(2023年10月度)32本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))
サロンシネマに移動してこちらの映画です。
大通りをはさんで反対側にある「八丁座」と含めるとシアター4つで、大阪市でいえば「シネリーブル梅田」に近い扱いみたいです。
これまた古い時代は施設が能などの古典文化に使われていたのか、映画の開始前に「お立ち台」に立たれて「タバコはすっちゃダメです」等、いろいろかわっていた文化にびっくりしました(逆に言えばバルト11は程度の差はあれ大手なので広島でも大阪でもあまりかわらない)。
映画の趣旨としては、経営が傾いた演劇スクールを救うために何らか新しい作品を作ることで立て直しを図ろうという趣旨の、ややコメディに寄せた映画です。
分類としてはコメディになると思うのですが、上記の「経営が傾いた」とあるため、この関係で「担保譲渡」とかといったマニアックな語が出てくるのがきついなぁ…といったところです(日本では民法の物権の中になく、同じく「私法」の中の商法で成り立っていった「決済方法」が暗黙のうちに民法にもあります。これらは民法上条文の根拠がありませんが、実際には多く行われています)
ストーリーとしてはこのほか、時代背景的にフェミニズム思想がどうこうといった話も出てきたり、やや見る方の知識を絞ってくるなぁ…といったところです。もっとも、この映画館で放映される映画は大阪市基準からみると2~3か月遅れくらいですが、放映されるリストがこれまたマニアックなので(一部には大阪市での放映がなかったものもある模様)、そういう映画だしそういう映画館なのだ、ということのだろうと思います。
採点は以下の通りです。
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(減点0.3/一部の語句が難しい)
この「経営が傾いた状態からの再起を目指す」映画であるため、ストーリー的に「お金を返す」だの何だのといった話から抵当権が何だの、はては担保譲渡といったハイレベルな語まで出てくるのが厳しいところです。
なお、英語の聞き取りとしては易しいので、英語学習の方にもおすすめです。
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