「映像だけではない良作」ヒンターラント jaxさんの映画レビュー(感想・評価)
映像だけではない良作
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全編ブルーバック撮影となっており、美しいながらも行場のない帰還兵の重苦しい心情を表したような映像が続く。
また、登場人物の持ち物や設定が後半で伏線として活用されている等、映像だけではなくストーリー展開も十分に練られている。
終盤のシーンで主人公の妻が持っている爆弾が入った箱が話の展開のなかでなかったことにされている。ライフルに弾が入っていなかったことや、犯人の動機、キャラクター設定などから推測すると、爆弾は主人公を追いつめるためのブラフだったということだろうか。
本編とは関係はないが、エンドロールのドイツ語が英語に切り替わる演出は面白いと思った。
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