「意義はあったけど残念」月 まるだまりMさんの映画レビュー(感想・評価)
意義はあったけど残念
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優生思想について問いたかったんじゃなかったっけ?と、映画館を後にした時に首を傾げてしまったのは、終わり方が夫婦の物語にまとまっていたからなのかもしれない。
難しい内容で間違えたら障害者の人、親を傷つけてしまうのでそこに配慮したのかなとも思われたが、出産をテーマに入れた事でテーマが分散され、事業所で勤務する職員のネガティブキャンペーンになってしまったのだと思います。
もう少し絞ってもよかったのに。
ただ、なかなかメスを入れられないテーマを映画にした意義はあったと思います。
また、二階堂ふみさんが障害者の方と深い関わりをとっていたせいか女性の障害者の方の表情が明るかったのが救いで、光だったと思います。
平たくいうと惜しいって感じです。
次回はぜひ2020年のコロナ禍で、差別とコロナと戦い、収束まで辞める職員が出さなかった船橋の知的障害者施設の話をテーマに映画を撮ってもらえたらなぁと思います。
なぜ職員が頑張れたのか。そこがみたいです。
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