劇場公開日 2023年10月13日

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月のレビュー・感想・評価

全269件中、1~20件目を表示

3.5さとくんというアンチテーゼを生んだ社会=私たち

2023年10月14日
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鑑賞方法:映画館
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ニコ

4.0匂いは映像で伝わらない

2023年10月31日
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鑑賞方法:映画館

生産性、という言葉が定着して久しい。いや、製造や仕事の成果という点で昔からあった言葉だと思うのだけど、人間を評価する尺度としてこれが定着してしまった。そのことをどう考えるべきか、過酷な競争社会に煽られてしっかりした議論ができないままに社会は動き続けている。あらゆる人間の評価が数字に置き換えられていきそうな時代になってしまった。
本作の題材となった事件は、そんな人間を生産性で判断してしまう社会の行き着く先を示したようで、大きな衝撃を与えた。だが、ニュースが出た時多くの人は、単純にクレイジーな人間がクレイジーな行動に出たという風にしか受け止めていなかったのではないか。

しかし、多くの人も、どこかにあの犯人にように、生産性を尺度に人間を評価する心情を抱えているのではないか。本作は犯人をクレイジーな人間として描かず、周囲の人間にも一歩間違えれば同じようになりそうな危険性も混ぜつつ描いている。
そして、現実を知るということの困難さも本作は浮き彫りにする。カメラは真実を映せるだろうかとこの映画は問うている。

カメラを通じてニュースを見るだけでは現実を知ることはできない。典型的なのが匂いだ。匂いはカメラに映らない。この映画はそのことに自覚的だ。きっとこの映画の作り手は、「誰も挑まない社会の現実を見せた」という自惚れはないと思う。津波直後の匂いも排泄物の匂いも映像では伝えられない、その限界をきちんと自覚しているのだと思う。

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杉本穂高

4.0境界

2025年5月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

健常者と障害者、
生きる価値のある者とそうでない者、
心のある人と無い人、
産まれて感謝される者とそうでない者、
生きていてくれてよかったっと思われる者と思われない者、
その境界はどこにあるのだろう。

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上みちる

3.0障がい施設当事者です。

2025年5月5日
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鑑賞方法:VOD
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maku1

3.0うーん難しいわ。

2025年5月2日
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go-chan

2.5オダギリジョーってすごい

2025年4月29日
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監督の荒々しい作品が好きです
だからこういう作品は全くもって向いていないんだなたと改めて思いました
監督の演出は、物語に向き不向きがあると思います

ただオダギリジョーも磯村勇斗も二階堂ふみもとんでもなく素晴らしかったです、とんでもなかったです

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23歳®︎

2.5テーマは何?

2025年4月29日
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ほくほく

3.5彼はサイコパスではない

2025年4月29日
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鑑賞方法:VOD

当時は衝撃的なニュースだった。フィクションとはいえこの映画を見たことで、少しその内面が見えた気がした。実際の犯人はどうなのか。事件の概要を見ると、再現できうるところは結構忠実にやってるようにも見える。真面目だからこそ、信念があるからこそ、そういう行動に出てしまった。利用者を邪険に扱って鍵をかけたり、てんかん発作を起こさせようと懐中電灯で遊ぶあの若者たちの方がよっぽど悪人に見える。恐ろしい。必死で止めようとも、言い返せない。そうかも、とちょっと思ってしまう自分がまた恐ろしい。だってあんな光景を目の当たりにしてしまったら。どうしようもない現実を見てしまったら。でも残された家族の思いを感じたらどうか。やはり親にとっては大切な子供だ。
その親はここにしか預けられないから仕方がないと言った。やはりこの問題は根深い。彼らを良い環境に生かす社会的な手助けが必要。閉じ込めるのではなく、ほったらかしにするのではなく、何か手立てはないのか。日本の態勢を思う。

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いつこ

4.0犯人の言葉に...

2025年4月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

難しい

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映画食わず嫌い

3.0皆さんの演技力が凄い

2025年4月26日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

なかなかキツいお話でした。

それよりも、とにかく思ったのが、キャストの皆さんの演技力の凄さ。
訳ありで苦しんでる人物、嫌味な人物、サイコパスな人物など…

作品のクオリティに、とても貢献していると思います。

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きよ

3.0暗いドラマ

2025年4月26日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

WOWOW視聴より。暗い話でした。あまり面白くもなかった。

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ノブ様

0.5製作者側のもつ「人間観」や「障がい者像」が浅すぎる

2025年4月25日
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自身が障がい者福祉や教育にたずさわっているので劇場で観ようと思っていたのですが叶わず、VODにて自宅で鑑賞。

演出が良くないのか、脚本のせいなのか、登場人物全員に厚みがない感じを受けました。
特に宮沢りえ氏とオダギリジョー氏は大好きな俳優さんなだけに残念でした。

それぞれの人物の過去エピソードはそれなりに語られてはいるけど、その過去エピソードと今の人物の人となりとの繋がりが実感できませんでした。

とにかく、全部が“さらっと上部だけ”で“中途半端”で“浅い”印象。

一番気になったのが、時々挿入される障がいをもつ当事者さんたちの映像。
これ、必要でしたか?
この演出をどう解釈していいのか、製作者側の意図がわかりませんでした。

主要な登場人物たちが、障害者施設で働いているはずなのに、利用者さんと”普通に”交流する場面がほとんどなく、静かに事務室にいるか、利用者さんにいじわるしているか、利用者さんの問題行動にうろたえているか。
まぁ、職員のレベルが低い底辺の施設という設定なのかもしれませんが。
それにしても、障がい者を描いているはずの作品であるのに、現場にいればすぐに実感できる本来必ずあるはずの「当事者自身がもつ生命感や命の輝き」の表現が非常に薄い。わざとなのか?
そこを補完するために障がいをもつ当事者のリアルな映像を細切れに挿入したのかもしれません。
でも、それならば、そのリアルな当事者の方が実際にしている常同行動について、犯人役の役者に批判的、攻撃的に語らせるのはいかがなものかとも感じました(そこは障がい者役の役者の行動にするべきでしょう)。

現実の障がい者福祉や実際におこった悲惨な事件を取り扱うだけの知識や力量が、製作側に絶望的に足りていない。
そもそもの人権意識が未熟な製作者が、自身の重大な問題点に気付かないままに、未熟な人間観や浅慮な障がい者像をたれながしている。

センセーショナルな事件をネタにして、適当にそれらしいエピソードをくっつけて、時流に乗ってサラッと突貫工事で作った無責任な作品だな、という印象です。

書いているうちに、また腹が立ってきました。

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toyoto

どう…評価したらいいのか

2025年4月24日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

…難しい
痛いところをついている
…障がい者施設の殺人事件
実際に起きた出来事
この事件を聞いたときの
衝撃は大きくて
どうしてとこんなことに
なったのか理解が出来ないほど
ビックリしたことを覚えています

"心のないものは削除する"

犯人の
この考え方が下支えになっている
この作品のなかで目を覆いたくなる描写
大声で叫ぶ声、臭い匂いのところまで
…臭いものには蓋をする
という諺があるが
その臭い中身を見せられている
目にしない目にしたくない
心理をついてくる
宮沢りえ(洋子)も高齢で妊娠して
はじめは堕すことを考えていた事もあって
犯人と口論のなかで自問自答するところ
自分と対峙するところは見入った
二階堂ふみ(陽子)も精神的に大丈夫かな
と思っていましたが…
洋子と一緒に
最後まで考えさせらる作品でした
★はどう評価していいのか今のところ
わかりません
もう少し考えてから

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しろくろぱんだ

1.0差別の助長ではないのか

2025年4月21日
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鑑賞方法:VOD

この映画を見て、誰が障害者の方々と向き合いたいと思うだろうか。これがリアルだから、と言ってしまえばこの映画における描写は全て正しく見えるかもしれない。しかし、この事件を繰り返してはならないと強く思わせる工夫を監督側は考えたのだろうか。この描き方だと、さとくんの考え方に共鳴してしまう人間が生まれる気がした。
障害者にも心が通じ合う瞬間がある。だからお母さんはいつも施設にいる娘に会いに行っていた。
心がある瞬間も描かなければ、本当にさとくんの言っているように障害者を見てしまう。あまりにもさとくんの目線で描き過ぎているのではないかと感じた。
さとくんが投げかけた問いに対して、明確な答えを示さずとも、それを否定する場面を入れるべきである。監督はこの映画を被害者遺族が見た際、どれほど傷つくか考えてないのだろうなと思った。
又、中絶に関してこの事件に絡めてくる意味は全く見出せなかった。今回の出来事の背景にあることと、中絶の話を絡ませることには私としては大変怒りを持つ。様々な背景がある。苦しみがある。本質的に全く異なる話を同じ土俵で語る監督の意図には賛同できない。
この映画を見たどれほどの人がこの映画を良いと評価するかはわからないが、私はあまり良いとは思えなかった。

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超人間

3.0ただただ胸が苦しくなる

2025年4月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

難しい

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まるりん

3.5久しぶりに圧倒的された映画でした

2025年4月13日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

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ねこたま

4.0さとくんに言いたい・・・

2025年4月13日
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泣ける

悲しい

怖い

さとくん・・・
君の思想は良く分かった。
でもさ、さとくん個人の倫理観で人を殺めていいのか?
君になんの権利がある?
自分がそう思ったから殺人を犯してもいいなら
僕も個人の倫理観で君を殺す。
何の罪もない人間を殺そうとする魂のある人間の方が
人間じゃない。悪魔だ。だから君を殺す。
僕は刑務所に入るリスクを請け負うよ。
それにそんなにリスクを請け負いたいなら閉じ込められたおじいさんの
部屋の掃除をして毎日面倒見てやってくれ。
あの人たちがかわいそうかそうでないかは君の決める事ではない。
さとくんは自分の倫理観に従ってはいけない。
今こそ法律に従え。
そして彼女の事を考えろ。

宮澤りえさんは赤ちゃんを産んでくれるのだろうか。
どうか生んでほしい。
映画鑑賞者への救いをください・・・

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yukikaze

3.0心が無いのは人間ではないのか…

2025年4月13日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

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KEI

1.5花は花で有るように

2025年4月13日
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ぶらうん

3.5ヒトってなんですか?

2025年4月12日
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鑑賞方法:VOD

実際の事件を施設職員の側から丁寧に紡いでいった作品です。もっとセンセーショナルな内容にもできただろうけど、人間ドラマとして丁寧に描こうとしている姿勢には好感を持ちました。ただし絶対に表明できない社会のホンネの部分はあいまいになった感はあります。
内容については鑑賞してもらうしかないので書きませんが出演していた俳優陣には感謝しかありません。この作品が完成し公開された事実こそが大切だと思いました

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虎太郎
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