ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌のレビュー・感想・評価
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アジア発オペラ映画
ジャコモ・プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』1830年代のパリから、 舞台をCovid-19のパンデミック下のNYへ。 ロドルフォ、ミミは中国人。マルチェッロはメキシコ系アメリカ人。 ムゼッタはプエルトリコ人、ジョナールはアフリカ系アメリカ人、 コッリーネは日本人。 アジア人をメインにした現役オペラ歌手たちによる競演。 ただ、舞台がNYでカジュアルなファッション、イタリア語で歌っているせいで、 本当に歌っているのかどうか? 見ていて混乱してしまう。 オペラだから基本、かん高くて大きな歌声だけ。 正直、プッチーニを予習していないと、ストーリーが頭に入ってこなかった。 オペラ通だったら色々語れることもあるのだろうけど、 芸術を理解するには、自分にはまだ早かったかな…
想像以上にオペラ
想像以上にオペラだった! 現代風にアレンジされたオペラ。 口パクなのかと思うほど演技もナチュラルに皆さん歌ってたわ。 別撮りなのかな。 これは映画館で観た方がいいかも。 すごい声量なのでめっちゃ耳がビーンなるけども。笑 オペラは敷居が高い上に言語がわからなくて外国の絵本読んでる感覚になるけど(絵で読む、みたいな)、これはわかりやすかった! イメージ大分知ってるオペラとは違うけどこれはこれでと思えたな。 歌に慣れるまではほんとにずっと歌い続けるんか!とちょっと驚いたけど、慣れたら歌の盛り上がりと共に感情移入しやすかったかも。 多国籍のが舞台アメリカっぽくてよかった。
オペラが映画に!!!
音楽の迫力、役者の皆さんの表現力の豊かさに惹きこまれました💕 そして、観ていくうちに、心の深いところに触れるものがあり❤️ 忘れてしまった大切なものを思い出させてもらったような・・・ 大事なことに気付がされたような・・・ 自分の心の反応をちゃんと感じられる❣️ この作品から今の自分に必要なメッセージをもらった気がします💌 鑑賞後は、歌声が耳から離れず🎵余韻に浸りながら静と動の感動が続いていました✨ 「ラ・ボエーム」は実際のオペラで観たことのある作品ですが、この映画を観ることで初めて内容を理解できました👍 オペラでもう一度、「ラ・ボエーム」を観てみたいと思います! オペラに触れる機会がない方、ハードルが高いと思っている方にとって、この映画がオペラに触れるきっかけになるといいなぁ~(^_-)-☆
へんなものを見せられた
チラシに「新感覚ミュージカルに生まれ変わった」とあるが、誤誘導で、この映画はミュージカルではない。まごうことなき、オペラ映画である。 プッチーニの音楽をそのまま(ピアノ伴奏だが。後述)使い、登場人物の名前も職業も話の展開(4幕構成)も全くオペラのまま。歌詞もイタリア語の原語を使用。 ただ、ロドルフォは中国人、マルチェッロはメキシコ系アメリカ人、コッリーネは日本人、 ショナールは黒人、ミミは中国人、ムゼッタはプエルトリコ人が演ずる。多様化の反映というが、さて。 屋根裏での4人の生活も不思議で、現代のニューヨークだというのに、テレビも電話もない。パソコンもスマホもない。電気さえなく、ろうそく生活。吉幾三の歌じゃあるまいし、 リアリティが全くなく、ニューヨークに移した意図はうかがえない。 そもそも、詩人と哲学者など、19世紀前半のパリなら通用した存在も、現代のニューヨークでは、落ちこぼれの貧乏青年に過ぎない。 既にニューヨークに舞台を移してミュージカル化された「レント」では、登場人物の職業は 元ロックミュージシャン、自称映像作家、大学で哲学の教鞭を取るゲイのハッカー、ストリートドラマーのドラァグクイーン、ヘロイン中毒のゴーゴーダンサー、アングラパフォーマー、などに置き換えられ、少数民族、(性的少数者)、麻薬中毒やHIVなど、ニューヨークへの置き換えに必然性が感じられた。 本作は、わざわざニューヨークに移しかえた意図も意義も全く不明な作品となっている。 最後に、これだけは言わなければならないが、なにより本作の最大の失敗は、伴奏がピアノ演奏だということ。オペラは歌だけではなく、オーケストラの演奏が重要で、歌とオケが相乗効果を生む。歌+オケで成り立っているのだ。このことを本作の製作者は見落としてる。ラストのミミの死は、わずか1分余りのオーケストラが観客の涙腺を決壊させる、まさに音楽の持つ力だが、ピアノでは力不足で、涙には至らなかった。終始、オケとの合わせ以前のピアノ伴奏の歌唱練習を聞かされている感じ。若手オペラ歌手の歌唱は、悪くはないが、感動を呼ばないレベル。 狭い室内の平板な描写、手持ちカメラなど意図不明な演出。最後は、病人を雪の降りかかる場所に放置する無神経さ。そして、エンドクレジットでラストシーンを終わった後の撮影風景を見せるなど、意味不明。 へんなものを見せられたな。 なお、チラシには、本作を絶賛している著名人の評が掲載されているが、これらの人々の今後の映画評は、疑問符とともに読む必要があるだろう。
ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌
この作品を見て、正直に僕はびっくりした。題材はオペラ!オペラが映画?なんともイメージがつかない。ミュージカル風?なんだろって。 僕は勝手に映画ってこういうものだと、自分の固定概念が強かった。 いざ物語が始まると、歌がセリフ(言葉)として成立している。あれ、いつ歌が無くなるのかなと思いながら観ていて気づいた! 違う、これは感情、表現、空間が全てオペラという歌として構成されているんだど。僕は今までに感じたことのない衝撃を受けました。 歌には 仲間との会話、男女の駆け引き、思い、怒り、嫉妬、悲しみ、愛、友情、別れ、許し、優しさ。という感情が全て表れていたから、自然と瞬きする事なく涙が溢れてしまった。心が揺さぶられた。 こんな気持ちになった事がない。いや出会った事が無かった。改めて涙が溢れた。圧巻な気持ちでいっぱいでした。 終わってから、少し頭の整理がつかなかった。 80分という時間は僕には短く感じ、もっと見ていたかったと感じていた。 私はミュージカルは好きで良く観るのですが、オペラとなるとハードルが高く今まで見る事は無かった為、初めてオペラの世界に触れることができました。 個人的にすごく感動しました。
初めてみるタイプの映画✨
ものすごく面白かたです🌸
ちゃんとオペラなのに見せ方や飛び出しちゃいそうどギリギリ着地させてゆく演出のセンスが素晴らしかたです✨
舞台のオペラは何度も鑑賞してきましたが
動きが少なくて(オペラだから仕方ないのですがww)
回数観ないと楽しめるようにならないなあーて思てたのですが
今日の映画は取付きやすくてそして練られていて本当に面白かたです
酷すぎる。。ポスターに騙されるな。ミュージカル映画ではない!
いやぁ、、ここまで酷い映画を観たのは初めてだ。。 オペラは普段から観に行くしラボエームも知っているが、まずこの映画はオペラ映画であってポスターに記載されているようにミュージカル映画ではない。観に行く人は気をつけてください。そして、ポスターの女性は主役ではありません。 映画の中身は、文化祭で作ったような酷い素人映画です。(映画をも冒涜しているような、、)。演出も突っ込みどころが多すぎる!歌手もオペラ歌手としては普通、容姿も普通のおじさんおばさんでアップばかりの映像辛かった。音楽はもちろんプッチーニで綺麗だが、オーケストラでなく最後まで伴奏はピアノ。音に強弱もなく、盛り上がりも無い。 オペラ好きの私にとってはオペラをバカにしているのか?としか思えない映画だった。 観に行った回、10人も客は入っていなかった。 時間とお金を返して欲しい気分だ。 この映画を上映させた映画館にもかなり問題があると思う。
私は好き オペラを気軽に見る的なこういうの、 シリーズ化してくれた...
私は好き オペラを気軽に見る的なこういうの、 シリーズ化してくれたら網羅したい あと、突然日本語が聞こえてびっくりしたけど、 日本人が出てたんですね
オペラ「ラ・ボエーム」の予習のつもりで
オペラ「ラ・ボエーム」を観たことはないのですが気になっていた演目でした。そこでこの映画が上映されていることを知り予習のつもりで鑑賞しました。 オペラというと荘厳な舞台装置、オーケストラ、バレエダンサー、そしてオペラ歌手という固定観念を持っていますが、ピアノ伴奏と歌手の素晴らしい歌唱力、そして舞台では見ることが難しい歌い手さんの表情で私の心を十分満たしてくれたと思います。
ラボエーム
ミュージカル映画ではなく、 オペラフィルムとして観よ! この映画はミュージカル映画だと思って観に行くと、突っ込みどころ満載のダメな作品と感じるでしょう。 でもあのオペラ不朽の名作を、今の若いアーティスト達がコロナ禍のブロンクスなどニューヨークを舞台に生きていて、そのマイノリティな若者たちに置き換えて、タイムスリップさせた挑戦的で斬新なオペラフィルムとしてマインドセットして観れば、オペラ初心者でも、歌劇の魅力を感じる作品になります。私は途中から制作スタッフの意図に気付き、楽しみました! ラボエームのあらすじは頭に入れてから見たほうが楽しめると思いました!
ラボエーム ニューヨーク愛の歌
敷居の高かったオペラが目の前におりてきてくれた! 映像化されたオペラの名作が、現代に甦り何とも感動的な心揺さぶられるものだった! 久しぶりに何度も観たい映画に出会った!
映画ラボエームを観て
国内外でミュージカルやオペラなどを少しは観ていても、ラボエームは初めてだったので、どうかしら?などと思いながらストーリー予習して観ました!(ストーリーは予習おススメ) 最初は主人公のルックスにガクッときたりしながらも8ミリでとったのかと思うようなノスタルジックな映像に引き込まれて、だんだん私も映像の中の片隅でラボエームをニューヨークの屋根裏部屋でみているような感覚になっていきました。 この映画は普通のミュージカルとは違うな!という思いや、唐突に愛を感じる? などと疑問に思ったりしつつも、オペラだものね。と思いまた画面の中へ…とにかく圧倒的な歌、歌、歌、これがすごい! この映画はオペラ不朽の歴史的名作を、コロナ禍のニューヨークのロケーションを舞台にして現代のアーティストを目指すマイノリティな若者たちに置き換えて、タイムスリップさせた映画…のような… 挑戦的で斬新な[シネマオペラ]なんだ!と思いました! 色々考えたりしながらも、最後には完全に引き込まれていて、涙していました❣️
オペラ初心者でも楽しめる作品!
オペラ初心者なので映画として楽しめるか不安だったが、現代のニューヨークが舞台で現代に生きる私でもストーリーに入り込みやすかった。現代のお金が無くて芸術に生きる人たちの’青春’が感じられる作品でした!!! (原作は19世紀が舞台で歴史が分からないと入り込めない部分があると思うが、今回の映画は現代が舞台なので初心者にとっても見やすい。) 生のオペラだと舞台から遠い場合は演者の表情がよく見えなかったりするが、映画の場合は、人物の顔がよく見え感情移入しやすく、人物に親しみが感じられた。オペラ初心者でも、観る価値がある作品である。 また、アジア人が主人公で多様性も感じられる作品であった。コロナ禍で撮影された作品のため、主人公たちがマスクしているシーンも多い。(マスクで歌うシーンもあった。)コロナ禍の息苦しさ、貧困により薬を買えない悲しさ現代の社会問題にも疑問を呈する作品となっていたと思う。 歌唱を素晴らしくキャスティングも良かった。 オペラ初心者の方もも楽しめる作品となっているので、おすすめです!
ミュージカル映画に生まれ変わった…?
ラボエームといえばプッチーニのオペラの名作。
それを題材にしたミュージカルにはすでにRENTがある。
華やかな色彩のポスターにミュージカルに生まれ変わったと書かれた言葉に鑑賞をとても楽しみにしていた。
公式ホームページを見るとキャストは全てオペラ畑の方々。ということはオペラとミュージカルが融合された作品なのではという期待も膨らむ。
上映からすぐにオペラシーンから始まる。
オペラの歌唱は重厚感がありミュージカルとはまた違ったクラシックの魅力を感じる。
しかしいくら話が進んでも踊りや芝居のパートがない…。
これはミュージカル映画ではなく完全にオペラ映画だ。
ちなみにポスターの人物がヒロインではないのはなぜだろう。
舞台が現代のニューヨークになったのも様々な人種やマイノリティが出演しているのもいいと思ったのに正直その設定や配役にした必要性が感じられなかった。
登場人物がニューヨークという街でどのように生きているかのシーンがもっと観たかった。
コロナ禍で撮影の制限があったのかニューヨークの街並みもあまり良くわからずアジア感のある街の印象が強く残った。これは自分の知識不足のせいもあるかもしれないが。
また映画として観た時に画角が顔のアップや上半身の映像が多く単調で飽きやすかった。
オペラやミュージカル映画として観るならば身体全体を使って表現している役者の姿を観たかった。
歌唱に関しては個人個人のレベルが高くて素晴らしいと思ったものの映画館の特性か3人以上の重唱になると耳が疲れてしまった。
宣伝文句としてミュージカル映画に生まれ変わったという一言がなければまた見方が違ったかもしれない。
(便宜上のフルスコア)見る方を極端に制約するので要注意
今年346本目(合計996本目/今月(2023年10月度)11本目)。 (参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで)) この映画は「映画なの?」というのも微妙だったりします。一応映倫を通しているので映画ということなのでしょうが、実質的にミュージカルです(今日は同じ映画館で宝塚か何かのライブかをやっていたので、お手洗いなど行くとシアターどこだっけと迷ったりした…)。かつ、「イタリア語」です(英語は5%ほどは出ます)。 私は原作のミュージカルを知らずに見に行ったのですが、それでも良かったかなというところです。ミュージカルって、例えば宝塚さんや劇団四季さんほかでも数か月前から予約しないと取れない席があったりしますからね。 一方で極端に見る方を制限するという部分もあり、「とにかくミュージカルな映画「だけ」である」という点(何らかの映画性は本当に存在しない)のほか、「妙に甲高い声を連発して寝かせてもくれない」(まぁ、映画館は寝るところではないですが…)と、見る方は予告編ほか要チェックで、「事前チェックをしていない」と「なんじゃこりゃ」になりかねないので要注意です(ストーリーがどうこう以前に「映画館で」流される作品としては特殊すぎる)。客席は3割ほど埋まりで高齢者の方が多かったのが印象的だったところです。 本映画を見て原作に触れようという「逆の方向」に私はなってしまいますが、それもまた良いのかな、といったところです。一応、原作をもとに現在のコロナ事情等の論点が足されており(「コロナ」という語は出ないが、マスクシーンや咳をするシーンほか存在する)、この「新解釈版」ともいえるのも良かったです。 ただ、「映画館で」みる作品としては「???」な部分も多く、過去に例がないためどのような評価をするのかという「過去の例」がまるでなくどうしたものか…といったところですが、とりあえす評価なしにはできないので便宜上のフルスコアにしています。原作が存在するため、ある程度の「新解釈」はあっても極端に変えられないという事情もありますし。 また、ここでは「登場人物」の「役者」の扱いでなんと日本人男性の方まで出てきますが、「イタリア語ができる」かつ、「ミュージカルにも対応できる」という方は少ないように思え、最近のいわゆる「多人種志向」を考慮したものと思います。および、「新解釈版」といえるこちらの作品では中華街かどこかにいくシーンもありますが、そこも日本語から類推がきく範囲であるので字幕なしです(そもそも、中華街に何が書いてあろうがそもそも関係がない)。 (減点なし/参考/女性主人公の方のミミ) この女性、最初に本名がルチア(ルキアだっけ?)だという話は出てきますが、そのあとその話に一切飛ばないのは原作側の展開に沿ったものと思います(後半にかけてまたその話をしそうな部分もありますが結局出てこない。イタリアではよくある愛称なのかな?)
既存の ミュージカル映画、オペラ上演スタイルの固定観念を持たずに 新たなアレンジを受入れて 歌曲(ドラマは、ほぼオリジナル)個人劇団風な作品的
プッチーニ作曲の代表的な作品「ラ・ボエーム」、過去にも何度か映画化や、オペラ、ブロードウェイでの上演されてきて、過去極一部の映像作品で鑑賞したくらいの者のレビューになります。
本作観るにあたり、作品タイトルと、ポスター、紹介文、などで舞台を現代化して華やかさを入れたニューヨークでの悲しい(「ウエスト・サイド・ストーリー」「ラ・ラ・ラ・ランド」他)をイメージ(勝手に)での鑑賞スタートでした。
観るにあたり、ポスターイメージ(華やかさ)しないほうが、一般の有名所ミュージカル映画イメージしないで、鑑賞したほうが良いと感じました。また、オペラ舞台作品もそのままイメージしてしまわないほうが良いかもしれませんが、出演の歌手の歌唱力(テノール、ソプラノ)は、なかなかのものと感じました。
が、映像はパンデミック時のニューヨークで撮られたということもあるのか(パンデミックをも題材に現在を表現?)、元が舞台(お金の無い芸術家の青春物)とはいえ(オペラ舞台のほうが華やか)映像にポスターの様な華やかさがありません。元々のストーリーと構成は同じ進行で、第何幕との進行していきます。歌曲もオペラ楽曲そのもの(詳細は、分かりません)に+短いフレーズくらい。
出演のキャストも、現代のアメリカのニューヨークらしいのか、メキシコ、アフリカ系、アジア系、プエルトリコなどで構成。主演のミミ、ロドルフォ、コッリーネ(井上秀則)、と、アジア系がしめています。映画の制作には、長谷川留美子(香港拠点とするオペラカンパニー):香港、アメリカ合作とある。
再度書きますが、楽曲は純粋なクラシック・オペラであって、華々しいミュージカル映画の楽曲はありませんし、そのような、歌と踊りシーンもありませんので、期待なさらずに。映像もこじんまりとした舞台設定画面が多いです。
作品として、19世紀のパリを現代にもってきて、新たなアレンジを加え、現代の社会情勢の問題点(格差、差別、貧困、ドラック)、(元オリジナルも貧困、他表現されてる)を組入れながら、(コロナ・バンデミック)で撮影の制約があったのか、意図したものかわかりませんが(マスク姿の人も映る)人種マイノリティを表現、主演もオペラ歌唱の専門家、で、作られた作品に仕上がってます。
※この映画、
「好き」、
「良く分からないので評価しない」、
はっきりと、意見が二分すると思われます。
私的の感想としては、現代版「ラ・ボエーム」は評価しつつも、舞台設定が映画枠(映像も画角内表現)には、部屋内部分が多くこじんまりし過ぎ+撮影カメラ画像が、ほぼ前編ハンディでの撮影でしたので、安定した画角画像も欲しかったし、アングルも、人物アップ(顔のみ、上半身のみ)の撮影画像が多く、映画の、オペラの上映舞台、の大きな情景(スクリーン、上映舞台ステージ)の様な引きの画像などが欲しく、人間ドラマの作品ですが、個人舞台や、昭和のTVドラマ画像のような感じが、残念でした。
ただし、頭をリセット、ポスターや、最初からミュージカル映画と思わず、少ホールのオペラ舞台劇の感じにみると、なかなかのエンターテイメント作品舞台劇に感じます。歌もキャスティングも本格的で素晴らしいし、ストーリーも、プッチーニ「ラ・ボエーム」そのもの。
オペラ音楽がオーケストラでなく、PIANOで前編網羅。これも評価がわかれるところ。
どんな視点で観れるかが、本作品の評価の分かれ目になると思います。
★Digital5.1ch鑑賞
★重低音 ⭐0
★音圧 ⭐1
★分離度 ⭐1
★サイド(左右、後、活躍度)⭐1
★サラウンド ⭐1
ほぼスクリーン側のみの音響。
せりふボーカル(歌唱)中央スピーカーのみ。
極一部に、サラウンド側エコーのような。
この音造りからも、ミュージカル映画の音響とは違うし、オペラ上映舞台作品とも違い、小劇場の作品の様なサウンド表現作品に感じ、舞台が部屋中であっても映画なので、残響成分を左右後方に振るとか、スクリーン側も効果音他動きあるものや、奥域や手前客性側の空間を使った場面音を舞台シーン場面ごとに入れても良かったのではと、思いました。
この作品製作者と、映画構想には、拍手です。
ある意味予想を超えた、でも元作品を継承してる、想定外の造りですが、新たな「ラ・ボエーム」に触れられたこと。
願わくは、この映画の、華(画でもなんでも良いので)が、欲しかった。
🎞個人的好み度(★1~5) ★2
ポスターで選んだ自分の責任…。
公開初日の日比谷シャンテ17時10分の回。 派手で香ばしい中高年のご婦人方が団体でいらしてるスクリーン1。 開場前のロビーから幕間までガヤガヤ賑やかな珍しい光景。 一転本編が始まると地味な画面と魅力に乏しい歌唱シーンで戸惑うばかり。
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