ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌

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ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌

解説

プッチーニ作曲の傑作オペラ「ラ・ボエーム」をミュージカルとして映画化した青春群像劇。舞台を1830年代パリから現代のニューヨークに移し、さまざまな生きづらさを抱えながらも前を向いて懸命に生きる若き芸術家たちの恋と青春を、独創的な映像美で情感豊かに描き出す。

パンデミックで閑散とした真冬のニューヨーク。画家のマルチェッロ、詩人のロドルフォら4人のアーティストが、屋根裏部屋で寒さに耐えながらその日暮らしの生活を送っている。大みそか、1人で部屋に残っていたロドルフォは、火を借りに来た隣人ミミと瞬く間に恋に落ちる。一方、マルチェッロは新年パーティで元恋人ムゼッタと偶然にも再会し、かつての愛を再燃させる。

気鋭のオペラ演出家レイン・レトマーが長編映画初メガホンをとり、キャストにはアジア系を中心とする現役オペラシンガーたちを起用した。

2022年製作/96分/G/香港・アメリカ合作
原題または英題:La boheme: A New York Love Song
配給:フラニー&Co.、シネメディア、リュミエール
劇場公開日:2023年10月6日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5アジア発オペラ映画

2023年10月23日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

知的

ジャコモ・プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』1830年代のパリから、 舞台をCovid-19のパンデミック下のNYへ。 ロドルフォ、ミミは中国人。マルチェッロはメキシコ系アメリカ人。 ムゼッタはプエルトリコ人、ジョナールはアフリカ系アメリカ人、 コッリーネは日本人。 アジア人をメインにした現役オペラ歌手たちによる競演。 ただ、舞台がNYでカジュアルなファッション、イタリア語で歌っているせいで、 本当に歌っているのかどうか? 見ていて混乱してしまう。 オペラだから基本、かん高くて大きな歌声だけ。 正直、プッチーニを予習していないと、ストーリーが頭に入ってこなかった。 オペラ通だったら色々語れることもあるのだろうけど、 芸術を理解するには、自分にはまだ早かったかな…

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kinako-cat

3.5想像以上にオペラ

2023年10月19日
iPhoneアプリから投稿

想像以上にオペラだった! 現代風にアレンジされたオペラ。 口パクなのかと思うほど演技もナチュラルに皆さん歌ってたわ。 別撮りなのかな。 これは映画館で観た方がいいかも。 すごい声量なのでめっちゃ耳がビーンなるけども。笑 オペラは敷居が高い上に言語がわからなくて外国の絵本読んでる感覚になるけど(絵で読む、みたいな)、これはわかりやすかった! イメージ大分知ってるオペラとは違うけどこれはこれでと思えたな。 歌に慣れるまではほんとにずっと歌い続けるんか!とちょっと驚いたけど、慣れたら歌の盛り上がりと共に感情移入しやすかったかも。 多国籍のが舞台アメリカっぽくてよかった。

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icco

4.5オペラが映画に!!!

2023年10月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

音楽の迫力、役者の皆さんの表現力の豊かさに惹きこまれました💕 そして、観ていくうちに、心の深いところに触れるものがあり❤️ 忘れてしまった大切なものを思い出させてもらったような・・・ 大事なことに気付がされたような・・・ 自分の心の反応をちゃんと感じられる❣️ この作品から今の自分に必要なメッセージをもらった気がします💌 鑑賞後は、歌声が耳から離れず🎵余韻に浸りながら静と動の感動が続いていました✨ 「ラ・ボエーム」は実際のオペラで観たことのある作品ですが、この映画を観ることで初めて内容を理解できました👍 オペラでもう一度、「ラ・ボエーム」を観てみたいと思います! オペラに触れる機会がない方、ハードルが高いと思っている方にとって、この映画がオペラに触れるきっかけになるといいなぁ~(^_-)-☆

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Kiara

2.0へんなものを見せられた

2023年10月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

チラシに「新感覚ミュージカルに生まれ変わった」とあるが、誤誘導で、この映画はミュージカルではない。まごうことなき、オペラ映画である。 プッチーニの音楽をそのまま(ピアノ伴奏だが。後述)使い、登場人物の名前も職業も話の展開(4幕構成)も全くオペラのまま。歌詞もイタリア語の原語を使用。 ただ、ロドルフォは中国人、マルチェッロはメキシコ系アメリカ人、コッリーネは日本人、 ショナールは黒人、ミミは中国人、ムゼッタはプエルトリコ人が演ずる。多様化の反映というが、さて。 屋根裏での4人の生活も不思議で、現代のニューヨークだというのに、テレビも電話もない。パソコンもスマホもない。電気さえなく、ろうそく生活。吉幾三の歌じゃあるまいし、 リアリティが全くなく、ニューヨークに移した意図はうかがえない。 そもそも、詩人と哲学者など、19世紀前半のパリなら通用した存在も、現代のニューヨークでは、落ちこぼれの貧乏青年に過ぎない。 既にニューヨークに舞台を移してミュージカル化された「レント」では、登場人物の職業は 元ロックミュージシャン、自称映像作家、大学で哲学の教鞭を取るゲイのハッカー、ストリートドラマーのドラァグクイーン、ヘロイン中毒のゴーゴーダンサー、アングラパフォーマー、などに置き換えられ、少数民族、(性的少数者)、麻薬中毒やHIVなど、ニューヨークへの置き換えに必然性が感じられた。 本作は、わざわざニューヨークに移しかえた意図も意義も全く不明な作品となっている。 最後に、これだけは言わなければならないが、なにより本作の最大の失敗は、伴奏がピアノ演奏だということ。オペラは歌だけではなく、オーケストラの演奏が重要で、歌とオケが相乗効果を生む。歌+オケで成り立っているのだ。このことを本作の製作者は見落としてる。ラストのミミの死は、わずか1分余りのオーケストラが観客の涙腺を決壊させる、まさに音楽の持つ力だが、ピアノでは力不足で、涙には至らなかった。終始、オケとの合わせ以前のピアノ伴奏の歌唱練習を聞かされている感じ。若手オペラ歌手の歌唱は、悪くはないが、感動を呼ばないレベル。 狭い室内の平板な描写、手持ちカメラなど意図不明な演出。最後は、病人を雪の降りかかる場所に放置する無神経さ。そして、エンドクレジットでラストシーンを終わった後の撮影風景を見せるなど、意味不明。 へんなものを見せられたな。 なお、チラシには、本作を絶賛している著名人の評が掲載されているが、これらの人々の今後の映画評は、疑問符とともに読む必要があるだろう。

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浦安のプーさん

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