変な家のレビュー・感想・評価
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これぞ佐藤二朗の真骨頂
水回りが分散している、2階中央の子供部屋にトイレがあるなど、全体的に動線のつくりが悪い家だとは思いましたけれども。
事前にフライヤーを見ていた段階から。
人間は、ある程度は長く生きてきた人で、悔悟とか、後悔とかの情念を、一つも抱えていない人って、いるんだろうか。
その悔悟、後悔の苦しみから逃(のが)れようとして、怪しげな呪術にのめり込んてしまうことを、理解できないこともないと思います。
評論子は。
(もちろん、それが何らかの犯罪行為に該当するのであれば、そのことは厳しく訴追されなければならないことは、別論。)
別作品『さがす』で、その演技に新境地を開いたと評されている佐藤二朗ですけれども。
むしろ、本作の方が、評価に価するのではないかと思いました。評論子としては。
介添え的な役柄ながら、佐藤二朗が演じた建築設計の専門家=建築士?=という役回りがあって、初めて本作のストーリーが活きていたように思うからです。
あまり顔には表さず、感情を封じ込めたかのような、持ち前のキャラクターが最大限に活かされたような佐藤二朗の演技は、いかにも専門家らしい、落ち着いた、揺るぎのないものだったと思われました。
ほんの数年間ではありますが、モノホンの建築士と一緒に仕事をし、彼らの仕事ぶりを備(つぶさ)に見ていた評論子としては。
以上をひっくるめて、良作としての評価としておきたいと思います。
(追記)
一映画ファンとしていうなら、原作はともかく、映画化に「なまじっかのホラー映画的な要素」の味付けは、評論子的には要らなかったのではないかと思いました。佐藤二朗で、充二分に観せて(魅せて)もらった本作としては。
(追記)
落しが横溝正史がかりで「金田一耕助が、いつ出てきてもおかしくない」という趣旨の、少なからぬレビュアーの意見には、評論子も、まったくを以て同感です。
(別作品『犬神家の一族』で金田一耕助役を怪演した石坂浩二は、別な役回りで出ていたようです)
真相に近づくと間取りの話はどこへやら
オカルトYouTubeの主人公はマネージャーから変な物件を見つけたと相談される。実際に間取り図を見てみると感じる違和感。扉がない部屋がある…?
知り合いのちょっとかわった不動産屋に間取りを見せに行くと考察が始まる。
誰かが閉じ込められている?
誰にも見られず何かを解剖するために駐車場と風呂場にはつながっている?
など、そして実際に乗り込むまでのくだりは怖くてよかった。
真相に近づくと間取りの話はどこへやら、どこかの田舎の宗教的な言い伝えで左手供養の儀式にたどりつき、その村に潜入しチェンソー振り回したおばあさんにおいかれられたりして、後半は全く違うチープ目な映画になりました😳
儀式のために変な家にすんで子どもを監禁してた家族もなんか実は洗脳から逃げたかったとかお面かぶらされてた子ども旦那もまともだったりして、どうせなら狂い切って欲しかったな。
結局ラスボス倒して祟りは終わったけど、まだ洗脳されたままで左手供養を、やり続けてしまう母、のくだりはちょっとゾワッとしてよかった。
変
本当につまらない。タイトル間違い。原作とは全く別物
評価低いけど、ミステリーがホラーに変わってるとのことでホラー好きならある程度は楽しめるだろうと思って観に行ったら全くもって楽しめなかったし、他の方の評価の通り、本当につまらなかった。まさかほんとにここまでつまらないとは.....
ミステリーからのホラーに改変とのことで唯一ホラー要素に期待してたのに、確かに前半は割と怖いシーンもあったけど、後半はそこまで怖くなくて飽きてきた。まさかホラー映画で寝るとは思わなかった。
原作の面白さは、変な間取りの家の謎を探っていくところなのに、間取りの件はただのきっかけに過ぎず、メインであるはずの間取りの謎を探る展開は前半だけ。後半はよくある村の風習の話にすり替わってて、「犬鳴村」などの恐怖の村シリーズみたいな村物サスペンスホラーに変わってしまい、タイトルが「変な家」であることと、原作が雨穴さんであることを忘れてました。それくらい原作と違います。これは雨穴さんも怒るわけだ。
印象に残ったのは不気味な仮面だけ
俳優陣が良かっただけに、色んな意味で勿体無い作品でした。
遅ればせながら(^^ゞ
現作もユーチューブも見ていないから、とやかくは言う資格はないと思っていますが、ミステリーというなかれの劇場版が期待以上の極上ミステリーだったから、あれに近いクオリティを期待したら、ミステリーの要素がショボっで、とんでもホラーだったって言うのが、よくなかったと思います🥶
せっかくの映画化なんだから、原作よりもさらにガッツリミステリーに改変すればいいものを、どこをどう間違えたのか改変の仕方が真逆だったような🤣
自分の沸点は、石坂浩二、根岸季衣、高嶋政伸といった名優に、無名の俳優さんでもいいじゃね?って役柄をやらせた事ですかね(笑)
何とか根岸季衣は分かりましたが、いまだに石坂浩二と高嶋政伸は本人だって言われても、分かりませんもん😂
まさか、ここで笑ってはいけない劇場版を観せられるとも思っていませんでしたし😁
この監督さん、エイプリルフールズやミックスとかメチャクチャ楽しめる作品取れる人なのに、何故、この改変でヒットすると思ったのかが最大のミステリーかもしれません🤣
この映画をクソ映画だという人もいますけど、私は結構頑張った方なんじ...
ゔーん
好きか嫌いか
もったいないお化け
声を大にして「つっまんね〜」映画
原作を読まずに鑑賞
ちらっとレビュー見て、評価が低かったことから面白くないんだろうなと全く期待しずに行った。
レビュー書いてるのは鑑賞から1ヶ月半経過後だけど、全く引き込まれなかったことと、映画が終わったあとの印象は完全に「つっまんね〜」だったことを記憶している。逆に言うと、それ以外心に残らないほどつまらない映画。
完全に駄作で原作に対しても悪いイメージを植え付けかねない。実際、評論子は原作を読んたことがないが、原作もこのレベルでつまらないのかと思ってしまっている節がある(よくないことだが)。でないと、どうやったらこれほどまでに面白くなくなるのか理解ができないのだ。頭の中は、面白くないものからさらに面白くないものが生まれたのではないかと、勝手に脳内変換してしまっている。
配役は間宮祥太朗に佐藤二朗と豪華だ。正直、佐藤二朗が出てるのに面白くない映画は始めて観たかもしれない。
思っていたのと違う
気を引く
原作者が「ゴミ」と評した映画そのもの
原作者の雨穴(うけつ)さんは、ネットで活躍されているオカルト小説家です。特にYouTubeの動画は素晴らしく、その練り込まれた内容には毎度感心させられます。
その雨穴さんの作品の映画化ということで少なからず期待させられたのですが、所謂原作の<極悪劣化版>でした。後で知ったのですが、原作者の雨穴さんも後日映画をみてXで「ゴミ」と評していたとの事。
このような映画を観ると、まだ記憶に新しい「セクシー田中さん」の事件に代表される、漫画や小説の映像化する際に起こる“理不尽さ“は以前何も変わっていないのがよく分かります。原作への敬意や原作ファンへの配慮なく金儲けを考える人間は罰されるべき、と改めて思ってしまいます。
簡潔にいうと、「2時間と2000円を返せ」ということです。
怖いもの見たさで…見に行ったが…
封切りから1カ月半以上たち、GW明け平日昼間の映画館に、100席ほどのところに客は10人ちょっと。案外と入っているといえようか。
最終場面まで来て、ようやくパニック的な脅かしシーンが出てくるが、それまでは間取りがどうたらこうたら、変な家とは…みたいなしまりのない説明が多く、見る者の恐怖心をがっちりつかむような場面はなかった。
タイトルから期待して見ると、がっかり、失敗した、と感じさせる映画である。
ホラー映画の金字塔「悪魔のいけにえ」(1974年)をはじめ、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(1999年)、さらには石坂浩二まで起用しての金田一耕助シリーズのような、過去の恐怖映画のつまみ食いがあり、それがパロディーにもなりきらない中途半端さ。
笑いも、恐怖も及第点に達しない。
「原作」がどういうものか知らないが、それが最初からつまらないのか、企画・脚本段階でどうにもつまらなくなったのか。最初から、怖さもひねった物語性もないものだったんじゃないか、と思ってしまう駄作だ。
ふざけるならふざける、徹底してシリアスに恐怖に落とし込む…といった内容ではないのだ。
いろいろな仕掛けの部分や、設定その他でも突込みどころ満載で、見ていても共感も、恐怖世界への没入もあり得ないレベル。
石坂浩二や高嶋政伸なんかがよく出演したなー、と思う。
ポイントがたまっていたので、ただで見たが、これをシニア料金1300円払って見たとしたら、カネも時間も返してほしい、と思ったと思う。
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